トイプードルの飼い主さんから「涙やけが気になる」「毛並みがパサつく」「フードを食べ残す」という声をよく聞きます。トイプードルは小型犬の中でも特に被毛のケアが重要な犬種で、食事の内容がそのまま被毛の質に表れやすいのが特徴です。涙やけも食事が原因のひとつとされており、フード選びが愛犬の見た目と健康を大きく左右します。
筆者の愛犬まめはマルプー(マルチーズ×トイプードル)で、トイプードルの血を引く犬種です。実際に10種類以上のフードを試してきた経験から、トイプードルの飼い主さんが知っておくべきフード選びのポイントをお伝えします。この記事では、トイプードルの体質と被毛の特性に合ったフード選びの基準と、おすすめフード5選を栄養データとともに詳しく比較・解説します。
この記事でわかること
・トイプードルに合うフード選び3つのポイント(タンパク質・脂質バランス・粒サイズ)
・涙やけ対策としてのフード選び
・おすすめドッグフード5選の栄養比較と特徴
・年齢別のフード選びの違い
・食べムラへの対処法
トイプードル向けドッグフードの選び方|3つのポイント

トイプードルのフード選びでは「良質なタンパク質」「脂質のバランス」「小粒サイズ」の3つが重要です。カールした美しい被毛を保つには適切な栄養が必須で、食事の質がダイレクトに見た目に反映される犬種です。また涙やけに悩むトイプードルも多く、フードの見直しで改善するケースも少なくありません。
良質な動物性タンパク質を25%以上確保する
チェックポイント
トイプードルの被毛はケラチンというタンパク質から作られているため、タンパク質25%以上で動物性タンパク質が主原料のフードを選びましょう。チキンやサーモンなどの動物性食材が原材料欄の最初に記載されていることが品質の目安です。植物性タンパク質メインのフードではアミノ酸バランスが偏りやすく、被毛の質が落ちる原因になります。
オメガ3・6脂肪酸のバランスが取れたフードを選ぶ
チェックポイント
被毛の健康維持にはオメガ3・6脂肪酸のバランスが重要です。サーモンなどの魚類を含むフードはオメガ3脂肪酸が豊富で、被毛のツヤを保つ栄養補給に適しています。脂質は10~15%程度が適正範囲です。脂質が低すぎると被毛がパサつき、高すぎると肥満や涙やけの原因になる場合があります。
小粒タイプ(7~10mm)で食べやすさを確保する
チェックポイント
トイプードルは口が小さくマズルが細い犬種です。直径7~10mm程度の小粒タイプが食べやすく、しっかり噛んで食べることで消化にも良い影響があります。食べムラが出やすい犬種でもあるため、粒サイズが合わないと食べ残しの原因になります。ドーナツ型や薄型など、形状にも注目してみてください。
トイプードルにおすすめのドッグフード比較表

| 商品名 | 主原料 | タンパク質 | カロリー(100g) | 粒サイズ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| モグワン | チキン・サーモン | 27%以上 | 361.5kcal | 約8mm | 動物性原材料56% |
| このこのごはん | 鶏肉(ささみ・レバー) | 21.3%以上 | 343kcal | 約7mm | 小型犬向け国産 |
| カナガン チキン | チキン | 29%以上 | 376kcal | 約10mm | グレインフリー |
| エッセンシャル | サーモン・トラウト等 | 27%以上 | 約358kcal | 約9mm | 魚メイン・オメガ3豊富 |
| マックアダムズ チキン | チキン | 17%以上 | 約346kcal | 約10mm | 低温調理・嗜好性重視 |
トイプードルにおすすめのドッグフード5選

モグワンドッグフード
モグワンはチキンとサーモンを主原料に、動物性原材料を56%配合した総合栄養食です。チキンで良質な動物性タンパク質を確保しつつ、サーモンからオメガ3脂肪酸を摂取できるバランスの良い設計がトイプードルに適しています。ヒューマングレードの食材を使用し(※乾燥原材料はペットフード用)、着色料・香料不使用です。
粒サイズは直径約8mmのドーナツ型で、トイプードルの小さな口にフィットします。89%のユーザーが「食いつきが良い」と回答しており(822名対象・2021年8~9月調査)、食べムラが出やすいトイプードルにとって心強い実績です。タンパク質27%以上・カロリー361.5kcal/100gで、被毛の健康維持と体重管理を両立できます。レティシアンドッグフード売上No.1(2025年12月現在)、累計販売600万個以上の実績です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主原料 | 放し飼いチキン生肉、生サーモン |
| タンパク質 | 27%以上 |
| 脂質 | 10%以上 |
| カロリー | 361.5kcal/100g |
| 内容量 | 1.8kg |
| 原産国 | イギリス |
メリット
・チキン+サーモンでタンパク質とオメガ3を同時に摂取
・ドーナツ型小粒(約8mm)でトイプードルが食べやすい
・ヒューマングレードの食材使用
・着色料・香料不使用
・獣医師の91%が「良い製品」と評価
デメリット
・通販限定で店頭購入ができない
・1.8kg入りのみで消費ペースに注意
・チキン・サーモンアレルギーの犬には不向き
このこのごはん
このこのごはんは小型犬のために開発された国産ドッグフードです。鶏肉(ささみ・レバー)を主原料に、鹿肉やまぐろなど複数のタンパク源をバランスよく配合しています。直径約7mmの超小粒で、トイプードルの中でも特に小さいタイニープードルやティーカッププードルにも食べやすいサイズです。
低脂質(7.6%)で太りにくく、涙やけが気になるトイプードルにも試してみる価値があります。乳酸菌配合でお腹の健康維持もサポートし、消化がスムーズになることで間接的に涙やけの軽減が期待できます。カロリーは343kcal/100gと控えめで、室内飼いのトイプードルの体重管理にも適しています。定期コースは1回で停止・休止可能です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主原料 | 鶏肉(ささみ・レバー)、鹿肉、まぐろ |
| タンパク質 | 21.3%以上 |
| 脂質 | 7.6%以上 |
| カロリー | 343kcal/100g |
| 内容量 | 1kg |
| 原産国 | 日本 |
メリット
・超小粒(約7mm)で超小型のトイプードルにも最適
・低脂質(7.6%)で太りにくく涙やけ対策にも
・国産原材料中心の安心感
・乳酸菌配合でお腹の健康をサポート
・定期コースは1回で停止・休止可能
デメリット
・タンパク質がやや控えめ(21.3%)
・1kg入りのみで多頭飼いにはコスト高
・通販限定で店頭購入ができない
カナガンドッグフード チキン
カナガンはグレインフリー(穀物不使用)で高タンパクなプレミアムフードです。タンパク質29%以上と今回紹介するフードの中で最も高く、トイプードルの被毛の健康維持と筋肉量維持に適しています。45ヵ国で展開、累計販売数700万個突破の実績があり(カナガンブランド通算)、FEDIAF基準クリア工場で生産されています。
粒サイズは約10mmとやや大きめですが、薄型で割れやすい形状のため、トイプードルでも食べられます。着色料・香料・遺伝子組み換え原材料不使用で安全面にも配慮されています。活動量の多いトイプードルや、成長期の子犬にも適した栄養バランスです。カロリーは376kcal/100gとやや高めのため、室内飼いの成犬は給与量の調整が必要です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主原料 | チキン生肉、乾燥チキン |
| タンパク質 | 29%以上 |
| 脂質 | 15%以上 |
| カロリー | 376kcal/100g |
| 内容量 | 2kg |
| 原産国 | イギリス |
メリット
・高タンパク(29%以上)で被毛と筋肉の健康維持に
・グレインフリー・着色料・香料不使用
・遺伝子組み換え原材料不使用
・FEDIAF基準クリア工場で生産
・45ヵ国展開、累計700万個の実績
デメリット
・粒サイズ(約10mm)が小さなトイプードルにはやや大きめ
・カロリーがやや高め(376kcal)で量の調整が必要
・チキンアレルギーの犬には不向き
エッセンシャルドッグフード
エッセンシャルはお肉を一切使わず魚類だけで作ったドッグフードです。サーモン、トラウト、ニシン、白身魚を原料としており、トイプードルの被毛の健康維持に欠かせないオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。チキンや牛肉にアレルギーがある犬にも適した選択肢です。
魚由来のタンパク質は消化しやすく、涙やけの原因のひとつとされる消化不良の軽減にも期待できます。粒サイズは約9mmでトイプードルの口に合うサイズ。グレインフリー・着色料・香料不使用です。カロリーは約358kcal/100gで体重管理もしやすいバランスです。被毛のパサつきやツヤ不足が気になるトイプードルの飼い主さんに検討してほしいフードです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主原料 | サーモン、トラウト、ニシン、白身魚 |
| タンパク質 | 27%以上 |
| 脂質 | 14%以上 |
| カロリー | 約358kcal/100g |
| 内容量 | 1.8kg |
| 原産国 | イギリス |
メリット
・魚メインでオメガ3脂肪酸が豊富、被毛の健康維持に
・お肉アレルギーの犬に対応できる
・グレインフリー・着色料・香料不使用
・消化しやすい魚タンパク質で涙やけ対策にも
デメリット
・魚の香りが強く好みが分かれる場合がある
・魚アレルギーの犬には使用できない
・通販限定で店頭購入ができない
マックアダムズドッグフード チキン
マックアダムズは低温調理(スローベイク製法)で素材の風味を最大限に引き出した嗜好性重視のフードです。食べムラが出やすいトイプードルにとって、食いつきの良さは重要なポイント。放し飼いチキンを主原料に使用し、丁寧な低温調理で香りと味わいを維持しています。
カロリーは約346kcal/100gと控えめで、トイプードルの体重管理にも適しています。粒サイズは約10mmで標準的な小粒サイズです。着色料・香料不使用で、FEDIAF基準クリア工場で生産されています。「とにかく愛犬がフードを食べてくれない」というお悩みを持つトイプードルの飼い主さんに試してほしいフードです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主原料 | 放し飼いチキン |
| タンパク質 | 17%以上 |
| 脂質 | 11%以上 |
| カロリー | 約346kcal/100g |
| 内容量 | 2kg |
| 原産国 | イギリス |
メリット
・低温調理で素材の風味を活かした高い嗜好性
・食べムラの多いトイプードルに向いている
・低カロリー(約346kcal)で体重管理しやすい
・着色料・香料不使用
デメリット
・タンパク質が17%とやや低め
・チキンアレルギーの犬には不向き
・通販限定で店頭購入ができない
迷ったらコレ!タイプ別おすすめ

5つのフードを紹介しましたが、どれを選べばいいか迷う方へ、愛犬のお悩み別に最適なフードをまとめました。
被毛のツヤと栄養バランスを重視するなら → モグワン
チキンとサーモンの組み合わせで、タンパク質とオメガ3を同時に摂取できます。被毛の健康維持に必要な栄養をバランスよく含む万能型です。
涙やけが気になるなら → エッセンシャル or このこのごはん
エッセンシャルは魚メインでオメガ3が豊富。このこのごはんは低脂質で消化に優しい設計。どちらも涙やけの原因のひとつとされる消化面からのアプローチができます。
食べムラがひどく食いつき重視なら → マックアダムズ
低温調理で素材の風味を最大限に引き出しており、嗜好性の高さが特徴です。「何を出しても食べない」というお悩みの突破口になる可能性があります。
よくある質問

Q. トイプードルの涙やけはフードで改善できる?
涙やけの原因は複数ありますが、フードの見直しで改善するケースは少なくありません。特に消化しやすいフードへの切り替え、着色料・香料不使用のフードへの変更で涙やけが軽減したという報告があります。ただし涙やけの原因が鼻涙管の構造的な問題である場合は、フードだけでは改善しないため獣医師への相談が必要です。改善には1~2ヶ月程度の継続が必要です。
Q. トイプードルの食べムラを直す方法は?
15分で食べ切れなかったフードは片付けるのが基本です。出しっぱなしにすると「いつでも食べられる」と学習してしまいます。フードをぬるま湯でふやかして香りを立たせる方法も効果的です。おやつの量を減らし、お腹が空いた状態で食事時間を迎えることも大切です。
Q. 子犬のトイプードルにはどのフードがいい?
成長期の子犬にはタンパク質25%以上でカロリーがやや高めのフードが適しています。この記事で紹介した中ではカナガン(29%以上・376kcal)やモグワン(27%以上・361.5kcal)が子犬にも対応しています。1日3~4回に分けて与え、低血糖を防ぐことが大切です。
Q. トイプードルの1日の適正フード量は?
体重3~4kgの成犬で1日50~70g程度が一般的な目安です。各フードのパッケージに記載された給与量ガイドを参考に、愛犬の体型を見ながら調整してください。肋骨が軽く触れる程度が理想体型です。1日2回に分けて与えるのが基本です。
Q. フードの切り替えはどう進めればいい?
7~10日かけて新フードの割合を徐々に増やすのが基本です。急な切り替えは下痢や嘔吐の原因になります。トイプードルは胃腸がデリケートな子も多いため、便の状態を観察しながら慎重に進めてください。
まとめ
この記事のまとめ
・トイプードルのフード選びは「良質なタンパク質25%以上」「オメガ3・6脂肪酸バランス」「小粒(7~10mm)」の3点が基本
・被毛のツヤと栄養バランス重視ならモグワン、涙やけ対策ならエッセンシャルかこのこのごはん
・食べムラがひどい場合はマックアダムズの嗜好性の高さを試す価値あり
・フードの切り替えは7~10日かけて徐々に進める
・涙やけの改善にはフードの見直しに加え、1~2ヶ月の継続が必要
トイプードルは被毛のケアが特に重要な犬種で、フード選びがそのまま見た目と健康に反映されます。今回紹介した5つのフードはそれぞれ異なる強みを持っていますので、愛犬の体質やお悩みに合わせて最適な1つを選んでください。まずは少量から試して、食いつきと体調の変化を観察することが大切です。
