トイプードルとマルチーズのミックス犬として人気の高いマルプー。愛らしい見た目とフレンドリーな性格で、多くの家庭で愛されています。しかし、小型犬特有の涙やけや体重管理の悩みを抱える飼い主さんも多いのではないでしょうか。マルプーの健康維持には、その子の体質や特徴に合ったドッグフード選びが重要です。
マルプーは比較的新しいミックス犬種のため、トイプードルとマルチーズ両方の特性を受け継ぐ可能性があります。そのため、涙やけしやすい体質や食物アレルギーを起こしやすい傾向があることも。また、小型犬は代謝が活発で太りやすいため、適切なカロリー管理も欠かせません。筆者もマルプーを3年以上飼育していますが、フード選びは健康に直結する最重要テーマだと実感しています。
この記事では、マルプーの特性を考慮した上で、涙やけ対策や体重管理に配慮したドッグフードを厳選してご紹介します。選び方のポイントから具体的な商品まで、愛犬の健康をサポートするための情報をまとめました。
この記事でわかること
・マルプーに適したドッグフードの選び方4つのポイント
・涙やけ・体重管理に配慮した成分の見極め方
・マルプーにおすすめのドッグフード5選と比較表
・フード選びでよくある疑問と解決法
・愛犬に合ったフードの見極め方
マルプー用ドッグフードの選び方ガイド

マルプーのドッグフード選びでは、小型犬特有のニーズと親犬種の特性を両方考慮する必要があります。体重2〜5kg程度の小さな体に適した栄養バランスと、涙やけやアレルギーを起こしにくい原材料を選ぶことがポイントです。特に1歳未満の子犬期と7歳以上のシニア期では、必要な栄養素が大きく変わるため、ライフステージに応じた選択が重要になります。
ポイント1:小型犬専用フォーミュラを選ぶ
マルプーのような小型犬は、大型犬と比べて代謝が約25%高く、体重1kgあたりに必要なカロリーも多くなります。そのため、高たんぱく・高脂質で栄養密度の高いフードが適しています。また、小さな口に合わせた粒サイズ(直径8〜10mm程度)を選ぶことで、食べやすさも向上します。大型犬用のフードを少量与えるのではなく、小型犬の代謝に合わせて設計されたフードを選ぶことが大切です。
ポイント2:涙やけ対策に配慮した原材料をチェック
マルプーは親犬種の特性上、涙やけを起こしやすい傾向があります。涙やけの主な原因のひとつは、添加物や低品質なたんぱく質による老廃物の蓄積です。そのため、着色料・香料不使用で、消化しやすい良質なたんぱく質(鶏肉、サーモン、ラム肉など)を主原料とするフードを選びましょう。グレインフリー(穀物不使用)のフードも選択肢のひとつです。
ポイント3:アレルギーリスクの低い原材料を重視
トイプードルは食物アレルギーを起こしやすい犬種として知られており、マルプーもその傾向を受け継ぐ可能性があります。小麦、とうもろこし、大豆などの穀物や、牛肉、乳製品などのアレルゲンになりやすい食材は避けることをおすすめします。代わりに、サツマイモや玄米などの消化しやすい炭水化物源を選びましょう。原材料表示は必ず確認し、アレルギーの原因となりやすい食材が上位に記載されていないかチェックしてください。
ポイント4:体重管理に適したカロリー設定
マルプーの理想的な成犬時体重は3〜4kg程度ですが、食欲旺盛な子が多く、肥満になりやすい傾向があります。1日の必要カロリーは体重3kgで約200kcal、4kgで約250kcal程度が目安です。高たんぱく・中脂質(12〜16%程度)で満腹感を得やすく、かつカロリーコントロールしやすいフードを選ぶことが大切です。おやつの量も含めた1日の総カロリーで管理する視点を持ちましょう。
マルプーにおすすめのドッグフード比較一覧

| 商品名 | 主原料 | たんぱく質 | 脂質 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| モグワン | チキン・サーモン | 27%以上 | 10%以上 | 動物性原材料56%・ヒューマングレード |
| カナガン チキン | 放し飼いチキン | 29%以上 | 15%以上 | グレインフリー・着色料香料不使用 |
| このこのごはん | 鶏肉(ささみ・レバー) | 21.3%以上 | 8.2%以上 | 小型犬特化・国産・低脂質 |
| アカナ スモールブリード | 放し飼い鶏肉 | 31% | 17% | 高たんぱく・グレインフリー |
| ニュートロ シュプレモ 小型犬 | チキン | 26% | 16% | 自然素材・バランス重視 |
マルプーにおすすめのドッグフード6選

1. モグワンドッグフード
レティシアンドッグフード売上No.1を誇るモグワンは、動物性原材料を56%使用し、チキンとサーモンをバランスよく配合したフードです。ヒューマングレードの食材を使用しており(食品工場から仕入れた肉・魚を使用。乾燥原材料等はペットフード用に生産されたものを使用)、マルプーの小さな体にも安心して与えられる品質です。累計販売個数600万個を突破しており、多くの飼い主さんに選ばれ続けています。
91%の獣医師が「良い製品」と回答(2023年2月ペッツアイ調べ、獣医師106名)したフードで、ユーザーアンケートでも89%が「食いつきが良い」と回答しています(822名、2021年8〜9月)。脂質10%以上と控えめな設計のため、太りやすいマルプーの体重管理にも配慮されています。グレインフリー処方で穀物アレルギーが気になるマルプーにも適しており、着色料・香料不使用なので涙やけが気になる子にも試しやすいフードです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 内容量 | 1.8kg |
| 主原料 | チキン&サーモン56%(放し飼いチキン生肉21%ほか) |
| たんぱく質 | 27%以上 |
| 脂質 | 10%以上 |
| カロリー | 361.5kcal/100g |
| 原産国 | イギリス |
| 総合栄養食 | 対応 |
メリット
・動物性たんぱく源50%以上でマルプーの高代謝をサポート
・脂質10%以上と控えめで体重管理に配慮
・グレインフリーで穀物アレルギーのリスクを軽減
・着色料・香料不使用で涙やけが気になる子にも安心
・FEDIAF基準クリア工場で生産
デメリット
・市販フードと比べると価格がやや高め
・チキンアレルギーの犬には不向き
・1.8kgサイズのみで大容量パックがない
2. カナガンドッグフード チキン
世界45ヵ国で展開され、累計販売数700万個を突破(2016年1月〜2025年9月、カナガンブランド通算)したカナガンドッグフード チキンは、放し飼いチキンを主原料に使用したグレインフリーフードです。生産者が英国王室エリザベス女王より表彰(The Queen’s Award 2017)を受けた実績を持つ信頼のブランドで、マルプーの食いつきの良さでも定評があります。
着色料・香料不使用、遺伝子組み換え原材料不使用で、マルプーが起こしやすい涙やけやアレルギーへの配慮がしっかりされています。たんぱく質29%以上と活発なマルプーの筋肉維持に十分な栄養密度を備えながら、FEDIAF基準をクリアした工場で生産されているため品質面も安心です。小粒設計でマルプーの小さな口にも食べやすく、シニア期まで長く与えられるフードです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 内容量 | 2kg |
| 主原料 | 放し飼いチキン生肉26%、乾燥チキン25% |
| たんぱく質 | 29%以上 |
| 脂質 | 15%以上 |
| カロリー | 376kcal/100g |
| 原産国 | イギリス |
メリット
・グレインフリーで涙やけが気になるマルプーにも安心
・高たんぱくでマルプーの活発な代謝をサポート
・着色料・香料・遺伝子組み換え原材料不使用
・FEDIAF基準クリア工場で生産された高い品質管理
・世界45ヵ国で展開される実績と信頼
デメリット
・市販品と比較すると価格帯がやや高め
・脂質15%以上のため肥満気味の犬は給餌量に注意
・チキンアレルギーの犬には適さない
3. このこのごはん
小型犬のために開発された国産ドッグフード「このこのごはん」は、鶏肉(ささみ・レバー)を主原料に使用した低脂質フードです。マルプーのような2〜5kgの小型犬の体に合わせた栄養設計で、涙やけや毛並みの悩みを持つ飼い主さんから支持を集めています。国内の工場で製造されている点も安心材料です。
脂質8.2%以上と低脂質設計のため、体重管理が課題のマルプーには特におすすめです。まぐろやさつまいもなど自然素材を活用した配合で、人工添加物を使用していません。粒サイズも小型犬に合わせた7〜8mm程度で、マルプーの小さな口でも食べやすく設計されています。定期コースは1回で停止・休止が可能なため、まずはお試し感覚で始められる点も魅力です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 内容量 | 1kg |
| 主原料 | 鶏肉(ささみ・レバー)、大麦、玄米 |
| たんぱく質 | 21.3%以上 |
| 脂質 | 8.2%以上 |
| カロリー | 343kcal/100g |
| 原産国 | 日本 |
メリット
・小型犬特化の設計で粒サイズも食べやすい
・脂質8.2%以上の低脂質で体重管理しやすい
・国産製造で品質管理が行き届いている
・定期コース1回で停止・休止可能なので試しやすい
・人工添加物不使用で涙やけが気になる子にも安心
デメリット
・たんぱく質がやや控えめで活発な成犬には物足りない場合も
・グレインフリーではないため穀物アレルギーの犬は注意
・1kgサイズで消費が早い家庭はコスト面が気になる
4. うまか(UMAKA)
水炊き料亭「博多華味鳥」が開発した国産ドッグフードです。脂質9.5%と低脂質設計で、マルプーの体重管理に適しています。かつお節の香りで食いつきが良く、ビフィズス菌・フラクトオリゴ糖で腸内環境をサポート。涙やけの原因の一つである消化不良へのアプローチが期待できます。
グルコサミン・コンドロイチン配合で関節ケアにも配慮されており、活発なマルプーの足腰をサポートします。小麦グルテンフリー処方で、穀物は消化に優しい玄米と大麦を使用。粒サイズは横10×縦6mmの平たい楕円形で、マルプーの小さな口でも食べやすい形状です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 内容量 | 1.5kg |
| 主原料 | 鶏肉(華味鳥100%)・かつお節 |
| たんぱく質 | 21.4%以上 |
| 脂質 | 9.5%以上 |
| カロリー | 350kcal/100g |
| 原産国 | 日本 |
メリット
・脂質9.5%で体重管理がしやすい
・かつお節の香りで食いつき抜群
・ビフィズス菌+オリゴ糖で腸内環境サポート(涙やけ対策にも)
・グルコサミン・コンドロイチンで関節ケア
・国産原材料メインで安心感が高い
デメリット
・グレインフリーではないため穀物アレルギーの犬には不向き
・タンパク質21.4%はこのこのごはんと同水準でやや控えめ
・1.5kgで通常5,478円とコスパは高め
5. アランズナチュラルドッグフード
アランズナチュラルは放し飼いのラム肉を主原料にしたシンプルなレシピのフードで、9種類の自然素材だけで作られています。低脂質設計のため、マルプーの体重が気になる飼い主さんから選ばれています。
穀物・着色料・香料・遺伝子組み換え原材料は不使用で、原材料リストが短く読みやすい点が特徴です。チキンが合わない犬に対する代替フードとしても選択肢に入ります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主原料 | ラム肉、玄米、オートミール |
| タンパク質 | 20% |
| 脂質 | 11% |
| カロリー | 342kcal/100g |
| 内容量 | 2kg |
メリット
・ラム肉主原料でチキン以外の選択肢
・低脂質11%でカロリー調整しやすい
・9種類の自然素材のみのシンプルレシピ
・着色料・香料不使用
デメリット
・ラムアレルギーの犬には不適
・嗜好性はチキン系より個体差あり
・店頭販売なしでオンライン購入のみ
6. ペロリコドッグフード ライト
ペロリコ ライトは体重管理を意識したマルプー向けの低カロリー設計フードです。100gあたり326kcalと一般的な総合栄養食より控えめに設計されており、給餌量を大きく減らさずに摂取カロリーを抑えやすい構成になっています。
チキン・白身魚を動物性原材料の主軸にしたグレインフリーレシピで、L-カルニチンも配合。粒サイズは約1cmで小型犬〜中型犬が食べやすいサイズです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主原料 | チキン、白身魚、サツマイモ |
| タンパク質 | 21%以上 |
| 脂質 | 8%以上 |
| カロリー | 326kcal/100g |
| 内容量 | 1.8kg |
メリット
・低カロリー326kcal/100gで体重管理に向く
・L-カルニチン配合
・グレインフリーで着色料・香料不使用
・粒サイズ約1cmで小型犬〜中型犬向け
デメリット
・1袋1.8kgのため大型犬には不向き
・定期購入でないと割高
・店頭販売なしでオンライン購入のみ
迷ったらコレ!マルプーに最もおすすめのフード

5つのドッグフードをご紹介しましたが、どれを選ぶか迷っている飼い主さんには「モグワンドッグフード」を最もおすすめします。マルプーの特性である涙やけ対策、アレルギー対策、体重管理のすべてをバランス良く満たしているからです。
グレインフリー処方で着色料・香料不使用のため、涙やけの原因となりやすい添加物を避けられます。動物性原材料56%の高たんぱく設計でありながら脂質10%以上と控えめなため、太りやすいマルプーの健康的な体型維持にも配慮されています。総合栄養食として認定されているため、これ1つで必要な栄養素をカバーできます。
初めてプレミアムフードを試す場合は、現在のフードに少しずつ混ぜながら7〜10日かけて段階的に切り替えましょう。マルプーの胃腸に負担をかけないよう、最初の数日は10〜20%程度から始めて、愛犬の食いつきや便の状態を確認しながら割合を増やしていくのがコツです。
よくある質問

Q. マルプーの涙やけが治らない場合、フード以外に何を見直すべき?
A. フード以外では水質と器の材質をチェックしてください。水道水の塩素が涙やけの一因になることがあるため、浄水器を通した水やペット用の水を試してみましょう。また、プラスチック製の食器は雑菌が繁殖しやすいため、ステンレス製や陶器製に変更することをおすすめします。涙やけの部分をこまめに拭き取るケアも大切です。それでも改善しない場合は、鼻涙管の詰まりなど構造的な問題の可能性があるため、獣医師に相談してください。
Q. マルプーが太りやすいのですが、ダイエット用フードに変えるべき?
A. まずは現在のフードの給餌量を見直すことから始めましょう。マルプーの理想体重は3〜4kg程度で、肋骨が軽く触れる程度が適正です。ダイエット用フードは栄養密度が低いため、成長期や活発な成犬には不向きな場合があります。おやつの量を含めた1日の総カロリーを見直し、運動量を増やしても改善しない場合のみ、獣医師と相談してダイエット用フードを検討してください。
Q. フードを変えてからマルプーの便が緩くなりました。どう対処すれば?
A. フードの切り替えが急すぎた可能性があります。新しいフードは現在のフードに10%ずつ混ぜながら、7〜10日かけて徐々に切り替えてください。それでも改善しない場合は、新しいフードの脂質含有量が高すぎる、または特定の原材料が体に合わない可能性があります。一度元のフードに戻し、より消化しやすい原材料(鶏肉、サーモンなど)を主原料とするフードを試してみましょう。
Q. 子犬用から成犬用フードに切り替えるタイミングはいつ?
A. マルプーは小型犬のため、生後10〜12ヶ月頃に成犬用フードへの切り替えを検討してください。ただし、体重や発達状況には個体差があるため、体重が成犬時予想体重の80〜90%に達した時点が切り替えの目安です。切り替え時期が近づいたら、かかりつけの獣医師に相談して最適なタイミングを決めることをおすすめします。急激な変更は避け、1週間程度かけて段階的に切り替えましょう。
Q. グレインフリーフードは本当にマルプーに必要ですか?
A. 必ずしも必要ではありませんが、穀物アレルギーが疑われる場合や涙やけ対策として選択肢になります。マルプーは親犬種のトイプードルが食物アレルギーを起こしやすい傾向があるため、グレインフリーフードを選ぶことでリスクを軽減できます。ただし、グレインフリーフードは一般的に高価で、豆類を多用している場合は消化に負担がかかることもあります。現在穀物入りのフードで問題がない場合は、無理に変える必要はありません。
まとめ
この記事のまとめ
・マルプーには高たんぱく・小粒サイズの小型犬専用フードが適している
・涙やけ対策にはグレインフリーで着色料・香料不使用のフードを選ぶ
・体重管理には中脂質(10〜16%)で栄養密度の高いフードが効果的
・総合的にバランスが良いモグワンが最もおすすめ
・フード切り替えは7〜10日かけて段階的に行うことが重要
マルプーの健康維持には、その子の個体差や体質を考慮したフード選びが不可欠です。今回ご紹介した5つのフードは、どれもマルプーの特性を考慮した優良な製品ですが、愛犬の食いつきや体調変化をよく観察して、最適なフードを見つけてください。
また、フードだけでなく適切な運動と定期的な健康チェックも健康維持には欠かせません。気になる症状がある場合は、早めにかかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。愛犬の健康で幸せな生活のために、最適なフード選びの参考にしていただければ幸いです。
