ダックスフンドのフード選びで「関節ケアに良いフードはどれ?」「胴長体型に合った栄養バランスは?」と迷っている飼い主さんは多いのではないでしょうか。ダックスフンドは胴長短足という独特の体型から、腰や関節に負担がかかりやすく、体重管理が健康維持のカギを握る犬種です。フードの選択が日々の体調に直結するからこそ、犬種特性を理解した上で選ぶことが重要になります。
この記事では、ダックスフンドの体型と健康特性を踏まえたフード選びのポイントと、実際に評価の高いおすすめフード5選を栄養データとともに比較・解説します。成犬はもちろん、シニアのダックスフンドにも対応できる情報をまとめていますので、愛犬に合った最適なフードを見つける参考にしてください。
この記事でわかること
・ダックスフンドの体型に合ったフード選び4つのポイント
・おすすめドッグフード5選の栄養比較と特徴
・体重管理と腰への負担軽減のためのフード選び
・年齢別(成犬・シニア)のフード選びの違い
・フード切り替え時の注意点と与え方のコツ
ダックスフンド向けドッグフードの選び方|4つのポイント

ダックスフンドのフード選びでは、体型特性を理解した上で「体重管理」「タンパク質の質」「消化のしやすさ」「粒サイズ」の4つを重視しましょう。胴長短足という体型は腰椎への負担が大きく、体重が増えるだけでも関節への影響は顕著に出ます。日々の食事管理が、長期的な健康維持に直結する犬種です。
適正カロリーで体重を管理する
チェックポイント
ダックスフンドは食欲が旺盛な犬種で、肥満になりやすい傾向があります。ミニチュアダックスフンド(成犬4~5kg)の場合、100gあたり340~370kcal程度のフードが適しています。体重の増加は腰椎への負担を大きく増やすため、カロリーコントロールは特に重要です。運動量が少ない室内飼いの場合は、やや低カロリーのフードを選ぶのがおすすめです。
良質な動物性タンパク質で筋肉量を保つ
チェックポイント
腰と関節を支える筋肉を維持するためには、タンパク質25%以上で動物性タンパク質が主原料のフードを選びましょう。チキンやサーモンなどが原材料欄の最初に記載されていることが目安です。筋肉量が落ちると関節への負担が増すため、特にシニア期に入ったダックスフンドでは高タンパク質のフードが重要になります。
消化しやすい原材料を選ぶ
チェックポイント
ダックスフンドは胃腸が敏感な個体も多く、消化不良から嘔吐や軟便を起こすケースがあります。消化しやすい動物性タンパク質が中心で、着色料・香料不使用のフードを選ぶとお腹への負担が軽くなります。穀物アレルギーが疑われる場合は、グレインフリーのフードも検討してみてください。
小粒タイプ(8~12mm)で食べやすさを確保
チェックポイント
ダックスフンドはマズルがやや長いものの口自体は小さめです。直径8~12mm程度の小粒タイプが食べやすいサイズです。大きすぎる粒を丸飲みすると消化不良の原因になります。特にミニチュアダックスフンドの場合は、10mm以下の小粒がおすすめです。
ダックスフンドにおすすめのドッグフード比較表

| 商品名 | 主原料 | タンパク質 | カロリー(100g) | 粒サイズ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| モグワン | チキン・サーモン | 27%以上 | 361.5kcal | 約8mm | 動物性原材料56% |
| カナガン チキン | チキン | 29%以上 | 376kcal | 約10mm | グレインフリー |
| ネルソンズ | チキン | 28%以上 | 365.7kcal | 約10mm(三角粒) | チキン50%以上・5kg大容量 |
| このこのごはん | 鶏肉(ささみ・レバー) | 21.3%以上 | 343kcal | 約7mm | 小型犬向け国産 |
| ペロリコ アレカット | ターキー・HDP加水分解サーモン | 25%以上 | 353.5kcal | 約10mm | 食物アレルギー配慮 |
ダックスフンドにおすすめのドッグフード5選

モグワンドッグフード
モグワンはチキンとサーモンを主原料に、動物性原材料を56%配合した総合栄養食です。ヒューマングレードの食材を使用し(※乾燥原材料はペットフード用)、着色料・香料不使用で製造されています。粒サイズは直径約8mmのドーナツ型で、ダックスフンドの口にフィットするサイズです。
タンパク質は27%以上で筋肉量の維持に適しており、カロリーは361.5kcal/100gとダックスフンドにちょうどいいバランスです。チキンとサーモンの2種類のタンパク源を組み合わせることで、アミノ酸バランスが整っています。91%の獣医師が「良い製品」と回答した調査結果もあり(2023年2月ペッツアイ調べ・獣医師106名)、信頼性の高いフードです。累計販売600万個以上の実績があります(2016年8月~2025年9月)。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主原料 | 放し飼いチキン生肉、生サーモン |
| タンパク質 | 27%以上 |
| 脂質 | 10%以上 |
| カロリー | 361.5kcal/100g |
| 内容量 | 1.8kg |
| 原産国 | イギリス |
メリット
・動物性原材料56%で栄養価が高い
・ドーナツ型小粒(約8mm)でダックスフンドが食べやすい
・ヒューマングレードの食材使用
・着色料・香料不使用
・獣医師の91%が「良い製品」と評価
デメリット
・通販限定で店頭購入ができない
・1.8kg入りのみで消費ペースに注意が必要
・チキン・サーモンにアレルギーがある犬には不向き
カナガンドッグフード チキン
カナガンはグレインフリー(穀物不使用)で、チキンを豊富に使ったプレミアムフードです。タンパク質29%以上と高タンパクで、ダックスフンドの筋肉量維持に適しています。FEDIAF基準をクリアした工場で生産されており、着色料・香料・遺伝子組み換え原材料は不使用です。45ヵ国で展開、累計販売数700万個突破の実績があります(カナガンブランド通算)。
粒サイズは約10mmで、ミニチュアダックスフンドにも対応するサイズです。カロリーは376kcal/100gとやや高めですが、高タンパクで筋肉の健康を保ちたいダックスフンドには、給与量を調整しながら使うことで活用できます。活動量の多い若い成犬に特に適しています。生産者が英国王室エリザベス女王より表彰(The Queen’s Award 2017)を受けた品質です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主原料 | チキン生肉、乾燥チキン |
| タンパク質 | 29%以上 |
| 脂質 | 15%以上 |
| カロリー | 376kcal/100g |
| 内容量 | 2kg |
| 原産国 | イギリス |
メリット
・高タンパク(29%以上)で筋肉量の維持に最適
・グレインフリー・着色料・香料不使用
・遺伝子組み換え原材料不使用
・FEDIAF基準クリア工場で生産
・45ヵ国展開の信頼実績
デメリット
・カロリー(376kcal)がやや高めで太りやすい犬は量の調整が必要
・チキンアレルギーの犬には不向き
・通販限定で店頭購入ができない
ネルソンズドッグフード
ネルソンズはイギリスのトップブリーダーが開発した、チキン50%以上配合のプレミアムドッグフードです。5kg入りの大容量パッケージがあるため、ダックスフンドを多頭飼いしている家庭にもコストパフォーマンスが良い選択肢です。グレインフリーで着色料・香料・遺伝子組み換え原材料は不使用です。
粒は大きめ三角粒(約10mm)で、噛み応えがあるためダックスフンドの丸飲み防止に役立ちます。タンパク質28%以上、カロリー365.7kcal/100gとダックスフンドに適したバランスです。FEDIAF基準クリア工場で生産されており、品質管理体制も信頼できます。中型犬向けのサイズ感ですが、ダックスフンドのサイズなら問題なく食べられます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主原料 | チキン(50%以上) |
| タンパク質 | 28%以上 |
| 脂質 | 11%以上 |
| カロリー | 365.7kcal/100g |
| 内容量 | 5kg |
| 原産国 | イギリス |
メリット
・チキン50%以上の高品質タンパク源
・5kgの大容量パッケージでコストパフォーマンスが良い
・三角粒の噛み応えで丸飲み防止
・グレインフリー・着色料・香料不使用
・FEDIAF基準クリア工場で生産
デメリット
・5kg入りのみで少量お試しができない
・粒がやや大きめで超小型のダックスフンドには不向きな場合も
・チキンアレルギーの犬には不向き
このこのごはん
このこのごはんは小型犬のために開発された国産ドッグフードです。鶏肉(ささみ・レバー)を主原料に、鹿肉やまぐろなど複数のタンパク源をバランスよく配合。直径約7mmの超小粒設計で、ミニチュアダックスフンドの口にも合うサイズです。
カロリーは343kcal/100gと控えめで、体重管理が重要なダックスフンドにとって太りにくい設計です。脂質も7.6%と低く、肥満が気になるダックスフンドの日々のフードに適しています。乳酸菌配合でお腹の健康維持もサポートします。着色料・香料不使用で、国産原材料中心の安心感も魅力です。定期コースは1回で停止・休止が可能です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主原料 | 鶏肉(ささみ・レバー)、鹿肉、まぐろ |
| タンパク質 | 21.3%以上 |
| 脂質 | 7.6%以上 |
| カロリー | 343kcal/100g |
| 内容量 | 1kg |
| 原産国 | 日本 |
メリット
・超小粒(約7mm)でミニチュアダックスフンドに最適
・低カロリー・低脂質で体重管理がしやすい
・国産原材料中心で安心感がある
・乳酸菌配合でお腹の健康をサポート
・定期コースは1回で停止・休止可能
デメリット
・タンパク質がやや控えめ(21.3%)
・1kg入りのみで割高感がある
・通販限定で店頭購入ができない
ペロリコドッグフード アレカット
ペロリコ アレカットは食物アレルギーに配慮して設計されたドッグフードです。ターキーとHDP加水分解サーモンを主原料に使用しており、チキンや穀物にアレルギーがある犬にも対応できます。加水分解タンパク質はアレルギー反応を起こしにくいとされており、お腹がデリケートなダックスフンドに適しています。
タンパク質25%以上、カロリー353.5kcal/100gとダックスフンドにバランスの良い数値です。グレインフリー設計で着色料・香料は不使用。FEDIAF基準クリア工場で生産されています。粒サイズは約10mmで、ダックスフンドが食べやすいサイズです。皮膚のかゆみや消化不良に悩むダックスフンドの飼い主さんに検討してほしいフードです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 主原料 | ターキー、HDP加水分解サーモン |
| タンパク質 | 25%以上 |
| 脂質 | 11%以上 |
| カロリー | 353.5kcal/100g |
| 内容量 | 1.8kg |
| 原産国 | イギリス |
メリット
・食物アレルギーに配慮した原材料設計
・加水分解タンパク質でアレルギー反応を起こしにくい
・グレインフリー・着色料・香料不使用
・適正カロリーで体重管理がしやすい
デメリット
・通販限定で店頭購入ができない
・ターキーやサーモンにアレルギーがある犬には不向き
・価格がやや高め
迷ったらコレ!タイプ別おすすめ

5つのフードを紹介しましたが、どれを選べばいいか迷ってしまう方へ、タイプ別に最適なフードをまとめました。愛犬の体重管理状況・アレルギーの有無・年齢を最優先に考えて選ぶことが大切です。
栄養バランス重視・初めてのプレミアムフードなら → モグワン
チキンとサーモンの2種のタンパク源で栄養バランスが良く、小粒ドーナツ型でダックスフンドに食べやすい設計です。筋肉量維持と体重管理を両立したい方に。
コスパ重視・多頭飼いなら → ネルソンズ
5kgの大容量パッケージで1gあたりのコストが抑えられます。チキン50%以上の高品質で、ダックスフンドを複数頭飼っている家庭にも経済的です。
食物アレルギーが心配なら → ペロリコ アレカット
加水分解タンパク質を使用し、チキンフリー・グレインフリー。お腹や皮膚にトラブルを抱えるダックスフンドにおすすめです。
よくある質問

Q. ミニチュアダックスフンドの1日あたりのフード量は?
体重4~5kgの成犬で1日70~90g程度が一般的な目安です。各フードのパッケージに記載された給与量ガイドを参考に、愛犬の体型(BCS)を見ながら調整してください。肋骨が軽く触れる程度が理想体型の目安です。1日2回に分けて与えるのが基本ですが、空腹嘔吐がある場合は3回に分けることも検討してください。
Q. ダックスフンドにグレインフリーフードは必要?
穀物アレルギーが確認されていない限り、必ずしも必要ではありません。健康なダックスフンドであれば穀物入りフードでも問題なく消化できます。ただし、皮膚のかゆみや下痢が続く場合は穀物アレルギーの可能性もあるため、獣医師に相談の上でグレインフリーフードを試してみてください。
Q. シニアのダックスフンドにはどんなフードがいい?
7歳以上のシニアダックスフンドには、高タンパクで低カロリーのフードがおすすめです。筋肉量の維持が関節への負担軽減に直結するため、タンパク質は落とさず、カロリーだけ控えめにするのがポイントです。この記事で紹介したフードの中では、このこのごはん(343kcal・低脂質)が体重管理しやすい設計です。
Q. フードの切り替え方法は?
7~10日かけて徐々に新しいフードの割合を増やしていくのが基本です。初日は新フード25%、3~4日目で50%、5~6日目で75%、7日目以降に100%が目安。急な切り替えは下痢や嘔吐の原因になります。ダックスフンドは胃腸が敏感な個体もいるため、便の状態をよく観察しながら進めてください。
Q. ダックスフンドの肥満を防ぐ食事管理のコツは?
おやつを含めた1日の総カロリーで管理することが大切です。おやつは1日の総カロリーの10%以内に抑え、おやつを与えた分だけフードの量を減らしてください。「欲しがるから」と追加してしまうと肥満の原因になります。週1回の体重測定で変化を把握し、100g単位の増減にも注意を払いましょう。
あわせて読みたい
・犬の椎間板ヘルニア対応ベッド|ダックスフンドの腰をいたわるおすすめ5選
・犬の関節サプリおすすめランキング|グルコサミン・コンドロイチン配合
まとめ
この記事のまとめ
・ダックスフンドのフード選びは「体重管理」「高タンパク」「消化の良さ」「小粒サイズ」の4点が基本
・栄養バランス重視ならモグワン、コスパ重視ならネルソンズ、アレルギー配慮ならペロリコ アレカットがおすすめ
・体重管理が最重要――肥満は腰椎への負担を大きく増やす
・フードの切り替えは7~10日かけて徐々に進める
・おやつは1日の総カロリーの10%以内に抑える
ダックスフンドは胴長短足の体型ゆえに、体重と筋肉量のバランスが健康維持のカギを握る犬種です。フード選びは日々の積み重ねですが、愛犬の体質に合ったフードを見つけることで、健康で快適な毎日をサポートできます。気になるフードがあれば、まずは少量から試して愛犬の食いつきと体調の変化を観察してみてください。
