「共働きだけど犬を飼いたい」「でも日中ずっと留守番させるのはかわいそうじゃない?」「本当にちゃんと世話ができるか不安…」。共働き家庭にとって、犬を迎えるかどうかは人生の大きな決断です。ネットで検索すると「共働きで犬を飼うのは無責任」といった厳しい意見も目に入り、余計に悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、共働きでも犬は飼えます。ただし、事前の準備と1日のスケジュール設計が成功と失敗を分ける最大の要因です。何も考えずに犬を迎えると、留守番中のストレスから吠え癖や破壊行動が出てしまったり、飼い主自身が仕事と犬の世話の両立に疲弊してしまうケースも少なくありません。逆に、きちんと準備をして生活リズムを整えれば、犬も飼い主もストレスなく幸せな日々を送ることができます。
本記事では、共働きで犬を飼っている家庭のリアルな1日のスケジュールを公開し、朝・日中・夜のそれぞれの時間帯でやるべきことを具体的に解説します。さらに、留守番を快適にする5つの工夫、共働き家庭に必須のグッズ5選、犬を迎える前のチェックリストまで網羅的にまとめました。筆者自身もマルプー(体重3.7kg)の飼い主として、日中は仕事で留守にすることが多い生活を送っており、その実体験をもとにお伝えします。これから犬を迎えようと検討している共働き家庭の方はもちろん、すでに犬を飼っていて留守番の改善をしたい方にも参考になる内容です。
この記事でわかること
・共働き家庭のリアルな1日のタイムスケジュール(朝6:30〜夜22:00の詳細表付き)
・留守番を快適にする5つの具体的な工夫(クレート・知育トイ・カメラ・室温・スキンシップ)
・共働き家庭に必須の便利グッズ5選(各商品のAmazonリンク付き)
・犬を迎える前に確認すべき12項目のチェックリスト
・共働きで犬を飼う際のよくある質問5つへの回答
共働き家庭の1日のスケジュール
共働きで犬を飼う場合、1日のスケジュールをあらかじめ設計しておくことが成功の鍵です。犬は規則正しい生活リズムを好む動物で、毎日決まった時間にごはん・散歩・遊びがあると精神的に安定します。逆に、日によって散歩の時間やごはんの時間がバラバラだと、犬は「次にいつごはんがもらえるのか」「いつ散歩に行けるのか」が分からず不安を感じやすくなります。以下に、一般的な共働き家庭(9時〜18時勤務)の1日のスケジュール例を紹介します。ご自身の勤務時間に合わせて調整してみてください。
| 時間帯 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 6:30 | 起床・トイレ確認・水の補充 | トイレシートが汚れていたら即交換。新鮮な水を用意 |
| 6:45 | 朝の散歩(20〜30分) | 排泄と軽い運動を兼ねる。雨天時は室内遊びで代用OK |
| 7:15 | 朝ごはん | 1日量の半分を与える。食後15分は安静に(胃捻転予防) |
| 7:45 | 室内遊び(10〜15分) | ボール遊びや知育トイで頭を使わせる。疲れさせるのが目的 |
| 8:00 | 出勤準備・留守番開始 | クレートorサークルに誘導して静かに出発。大げさなお別れはNG |
| 8:00〜18:00 | 留守番(約10時間) | ペットカメラで随時確認。エアコンつけっぱなし必須 |
| 12:00頃 | (可能なら)昼の見守りチェック | ペットカメラで異常がないか確認。双方向通話は慎重に |
| 18:00 | 帰宅・トイレ確認・水の補充 | 帰宅時は落ち着いて対応(過度に興奮させない) |
| 18:15 | 夕方の散歩(30〜40分) | 朝より長めに。日中のエネルギーをたっぷり発散させる |
| 19:00 | 夕ごはん | 1日量の残り半分を与える |
| 19:30 | 室内遊び・スキンシップ(20〜30分) | 引っ張りっこ、トレーニング、マッサージ、ブラッシングなど |
| 20:00〜 | 飼い主の自由時間(犬はリラックスタイム) | 犬は自分のベッドやクレートで休む。無理にかまわなくてOK |
| 22:00 | 就寝前トイレ・水チェック | 翌朝まで8時間以上の間隔を空けないようにする |
朝の時間帯(6:30〜8:00)のポイント
共働き家庭では、朝の散歩時間を確保するために通常より30分〜1時間早い起床が必須です。「犬を飼ったら早起きになった」というのは、多くの飼い主が口を揃えて言う共通体験です。犬は夜間にトイレを我慢していることが多いため、起きたらまず最初にトイレに連れて行きましょう(室内トイレの場合はトイレシートの確認)。朝の散歩は20〜30分程度で十分ですが、排泄と軽い運動を兼ねることが重要です。散歩でしっかり動いた犬は、留守番中にぐっすり寝てくれることが多くなります。
朝ごはんの後は食後の安静時間(15分程度)を設けましょう。特に大型犬は食後すぐに激しく動くと胃捻転のリスクがあります。安静時間の後に短い室内遊び(10〜15分)で頭を使わせると、さらに留守番中の安定につながります。コングに詰めたおやつや簡単なノーズワーク(フードを隠して探させるゲーム)がおすすめです。出発時に大げさなお別れ(「行ってくるね、寂しくない?大丈夫?」など)をすると犬が不安を感じやすくなるため、さりげなく静かに出かけるのがコツです。出発前にコングを渡すルーティンを作ると、犬は「飼い主が出かける=楽しいおやつがもらえる」と学習し、留守番の開始をポジティブに捉えるようになります。
日中の留守番時間(8:00〜18:00)のポイント
一般的な共働き家庭の場合、日中の留守番時間は通勤時間を含めると約10時間になります。「10時間も留守番させて大丈夫なの?」と心配になる方も多いですが、健康な成犬であれば8〜10時間程度の留守番は十分に可能です。実際に多くの共働き家庭でこの程度の留守番が日常的に行われています。ただし、これは「適切な環境が整っている」ことが前提です。適切な環境とは、十分な水の確保、清潔なトイレ、快適な室温、安全なスペース(サークルやクレート)、暇つぶしの知育トイ、そしてペットカメラによる見守りです。
一方、子犬(生後6ヶ月未満)の場合は連続6時間以上の留守番は避けるのが望ましいです。子犬はトイレの間隔が短く(月齢+1時間が目安)、精神的にもまだ留守番に慣れていないためです。生後3ヶ月の子犬なら4時間、生後5ヶ月なら6時間が留守番の上限目安です。子犬の留守番が避けられない場合は、ペットシッターを昼に1回訪問してもらうか、犬の保育園(デイケア)に預けることを検討しましょう。初期費用はかかりますが、子犬の社会化にとっても良い経験になります。
留守番中はエアコンで室温を適切に管理することが非常に重要です。犬は人間より暑さに弱く、パンティング(口を開けてハアハアする呼吸)でしか体温調節ができません。夏場は25〜28度、冬場は20〜23度を目安にエアコンを設定してください。「節約のためにエアコンを切る」は犬の命に関わるため絶対にNGです。ペットカメラで随時確認する習慣をつけると、異変の早期発見にもつながります。
夜の時間帯(18:00〜22:00)のポイント
帰宅後は犬にとって1日のハイライトの時間です。夕方の散歩は朝より長めの30〜40分を確保し、たっぷり運動させましょう。日中の留守番でたまったエネルギーを発散させることで、夜間の問題行動(吠え、いたずら、落ち着きのなさ等)を防ぐ効果があります。散歩のコースは毎日同じでも構いませんが、週に1〜2回は新しいコースを取り入れると犬の好奇心を満たすことができ、脳への刺激にもなります。
散歩の後は夕ごはんを与え、食後に室内遊びやスキンシップの時間を設けましょう。引っ張りっこ遊びやボール遊びに加えて、トレーニング(おすわり、まて、おて、ふせなど)を取り入れると、遊びと脳トレを兼ねることができます。犬にとって「飼い主と一緒に考えて行動する」時間は、走り回る以上に満足度が高いとされています。マッサージやブラッシングの時間を設けるのも、身体のケアとスキンシップを兼ねられるためおすすめです。ブラッシングしながら体を触ることで、しこりや傷、皮膚の異常に早く気づくことができます。
帰宅時の注意点として、犬が興奮して飛びついてくるからといって、テンション高く「ただいまー!会いたかったよー!」と対応するのは避けましょう。この対応を続けると、犬は帰宅のたびに興奮する習慣がつき、飛びつき癖の原因にもなります。落ち着いた声で「ただいま」と言い、犬が4本足で立った状態(飛びついていない状態)になってから撫でるようにすると、帰宅時の興奮を抑えられます。
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留守番を快適にする5つの工夫
共働き家庭で犬を飼ううえで、留守番の質を高めることは最重要課題のひとつです。犬のストレスは問題行動(吠え・破壊・粗相)として現れるため、留守番環境の改善は犬の幸福度だけでなく、飼い主の生活の質にも直結します。以下の5つの工夫を実践するだけで、愛犬の留守番ストレスを大幅に軽減できます。
1. クレートトレーニングで「安心できる場所」をつくる
クレート(ハードケージ)は犬にとって巣穴のような安心できるプライベートスペースです。犬はもともと狭くて暗い場所を好む習性があり、適切なクレートトレーニングを行えば、留守番中に自分からクレートに入ってリラックスして過ごすようになります。クレートトレーニングは犬を「閉じ込める」ためのものではなく、犬が「ここにいれば安全だ」と感じる居場所をつくるためのものです。最初はクレートの扉を開けたまま中におやつを置いて、犬が自分から入るように誘導しましょう。慣れてきたら扉を閉める時間を5分、10分、30分と少しずつ延ばしていきます。無理に押し込んだり、クレートを罰として使ったりすると逆効果になるので注意してください。クレートのサイズは犬が中で立ち上がって向きを変えられる程度の広さが適切です。
2. 知育トイで暇つぶしと脳トレを兼ねる
留守番中の退屈は、吠えやいたずら(クッションの破壊、ゴミ箱あさりなど)の原因になります。知育トイ(コング、ノーズワークマットなど)を活用すれば、犬が自分で遊びながら脳を使い、良い意味で疲れてくれます。特にコングにペースト状のおやつ(ピーナッツバター、すり潰したバナナ、犬用ペーストなど)を詰めて冷凍したものは、犬が解凍しながら舐め取るのに30分〜1時間かかるため、留守番の序盤を楽しく過ごさせるのに最適です。出勤前にコングを渡すルーティンを作ると、犬は「飼い主が出かける=コングがもらえる」と学習し、留守番へのネガティブな感情が薄れていきます。ノーズワークマット(フードを隠して嗅覚で探すマット)も人気のアイテムで、犬の本能的な「嗅ぐ」行動を満たすことでリラックス効果が期待できます。知育トイは複数用意してローテーションすると飽きにくくなります。
3. ペットカメラで随時見守る
ペットカメラは共働き家庭にとってもはや必須アイテムです。外出先からスマホで愛犬の様子をリアルタイムに確認できるだけでなく、双方向通話で声をかけたり、動体検知で異常を通知してもらったりできます。特に犬を飼い始めた最初の1〜2ヶ月は、留守番中の行動パターンを把握するためにこまめにチェックするのがおすすめです。「飼い主が出かけて何分後に落ち着くか」「どの時間帯に活発になるか」「何がきっかけで吠えるか」が分かると、留守番環境の改善に的確に取り組めます。3,000円台のTP-Link Tapo C210でも十分な見守り機能がありますので、まだ導入していない方は今すぐ検討してみてください。
4. 室温管理を徹底する(エアコン必須)
犬は人間よりも暑さに弱い動物です。汗腺がほとんどなく、パンティング(口を開けてハアハアする呼吸)と肉球からのわずかな発汗でしか体温を下げられません。留守番中のエアコン管理は犬の命に関わる最重要事項です。夏場はエアコンを25〜28度に設定し、必ずつけっぱなしで外出してください。「節約のためにエアコンを切って扇風機だけ」は絶対にNGです。扇風機は空気を循環させるだけで、犬の体温を下げる効果はほとんどありません。室温が30度を超えると犬の熱中症リスクが急激に高まり、最悪の場合は命に関わります。冬場も室温が15度を下回ると小型犬や短毛犬種は寒さでストレスを感じるため、暖房を20〜23度に設定しておくのが理想です。ペットカメラに温度センサーが付いているモデル(パナソニック HDペットカメラなど)なら、室温が異常値になったときにスマホに通知が届くため安心です。
5. 帰宅後のスキンシップを充実させる
日中の留守番で犬が我慢しているのは事実です。だからこそ、帰宅後の時間は「量より質」で充実させることが何よりも重要です。だらだらとテレビを見ながら犬のそばにいるだけよりも、集中して30分間遊んだりトレーニングしたりする方が犬の満足度は格段に高くなります。散歩・ごはん・室内遊び・スキンシップの時間をルーティン化すると、犬は「帰宅後にこれだけ楽しい時間が待っている」と学習し、留守番中のストレスが軽減されます。マッサージやブラッシングの時間を設けるのも、身体のケアとスキンシップを兼ねられるため一石二鳥です。週末は少し長めの散歩やドッグランへの外出で、平日の留守番の埋め合わせをしてあげましょう。
共働き家庭に必須のグッズ5選
共働きで犬を飼ううえで、便利グッズの導入は生活の質を大きく左右します。「あったら便利」ではなく「ないと困る」レベルのグッズを5つ厳選しました。犬を迎える前にすべて揃えておくことをおすすめします。
1. ペットカメラ
外出先から愛犬の様子を確認できるペットカメラは、共働き家庭の必需品です。コスパ重視ならTP-Link Tapo C210(約3,500円)、おやつ機能付きならFurbo(約25,000円)がおすすめです。まだ導入していない方は、まずは3,000円台の入門機から試してみてください。一度使い始めると「カメラなしの留守番は考えられない」と感じるほど、精神的な安心感が大きく向上します。仕事の休憩時間にスマホでサッと確認するだけで、気持ちが軽くなります。
2. 自動給餌器
自動給餌器があれば、留守番中でも決まった時間に決まった量のごはんを自動で与えられます。特に残業が多い方や帰宅時間が不規則な方には強い味方です。タイマー式で1日4〜6回の給餌設定ができるモデルを選べば、朝と夕方の2回だけでなく、留守番中に少量の昼食を追加することも可能です。犬にとって「空腹の時間が長い」ことはストレスの原因になるため、自動給餌器で留守番中にも食事を挟むことで精神的な安定につながります。カメラ付きの自動給餌器なら、ペットカメラと給餌器を1台で兼用でき、コストとスペースの両方を節約できます。フードのストック容量は最低3日分以上入るものを選ぶと、週末に1回補充するだけで済むため楽です。
3. クレート・サークル
留守番中の安全確保にはクレートまたはサークルが欠かせません。クレートは犬にとって「安心できる自分だけの空間」であり、適切にトレーニングすれば留守番中のストレス軽減に大きく貢献します。サークルはクレートより広いスペースを確保でき、中にトイレトレーとベッドを分けて配置できるメリットがあります。小型犬なら90cm×60cm程度、中型犬なら120cm×90cm程度のサイズが目安です。子犬の場合は成犬時のサイズを見越して大きめのサークルを選び、仕切り板で成長に合わせてスペースを広げていくのがおすすめです。クレートとサークルを組み合わせて、サークル内にクレートを設置する方法も人気で、犬は休みたいときにクレートに入り、動きたいときにサークル内を歩き回ることができます。
4. 知育トイ(コング・ノーズワークマット)
留守番中の退屈対策には知育トイが最も効果的で即効性があります。コングにペーストを詰めて冷凍したものは、犬が30分〜1時間かけて遊ぶ定番アイテムです。コングの中にドッグフードとペースト状のおやつを交互に詰め、最後にペーストでフタをして冷凍庫で一晩凍らせるだけ。出勤前に渡すルーティンを作ると、犬は留守番の開始をポジティブに捉えるようになります。ノーズワークマット(フリース素材のマットにフードを隠して嗅覚で探させるアイテム)も人気で、犬の本能的な「嗅ぐ」行動を満たすことで深いリラックス効果が期待できます。知育トイは2〜3種類を用意してローテーションすることで飽きを防ぎ、長期間にわたって効果を維持できます。
5. トイレトレー・トイレシート(大量ストック)
留守番中はトイレの回数が増えることもあるため、吸収力の高いトイレシートを多めに敷いておくのが安心です。犬は清潔好きな動物で、汚れたシートの上では排泄したがらないことがあります。10時間の留守番で1〜3回の排泄を想定し、シートは余裕を持って2〜3枚重ねて敷いておきましょう。特に子犬やシニア犬は排泄回数が多いため、ワイドサイズのトイレトレーに十分な枚数のシートを用意してください。トイレシートは消耗品で月にかなりの量を使うため、Amazonの定期便やまとめ買いでストックしておくとコストを抑えられます。サークル内にトイレスペースと寝るスペースを明確に分けて配置し、犬がトイレの場所を認識しやすいようにするのがポイントです。
犬を迎える前のチェックリスト
共働きで犬を迎える前に、以下の項目をすべてクリアしているか確認しましょう。準備不足のまま犬を迎えると、犬にも飼い主にも大きなストレスがかかります。特に「必須」の項目が1つでもクリアできていない場合は、犬を迎えるタイミングを見直すことをおすすめします。
| カテゴリ | チェック項目 | 重要度 |
|---|---|---|
| 住環境 | ペット可の住居に住んでいる(賃貸の場合は契約書を確認) | 必須 |
| 住環境 | エアコンが設置されている(留守番中の室温管理に不可欠) | 必須 |
| 住環境 | 犬のスペース(サークル・クレート置き場)を確保できる | 必須 |
| 住環境 | 近隣に犬の散歩に適した場所がある | 推奨 |
| 時間 | 毎朝30分〜1時間早く起きて散歩・ごはん・遊びの時間を確保できる | 必須 |
| 時間 | 帰宅後に1時間以上の散歩・ケア・スキンシップ時間を確保できる | 必須 |
| 費用 | 月2〜5万円の飼育費を継続的に負担できる | 必須 |
| 費用 | 突発的な医療費(数万〜数十万円)に対応できる経済力がある | 必須 |
| 知識 | 犬の基本的な飼育知識(しつけ・食事・健康管理)を学んでいる | 推奨 |
| サポート | かかりつけの動物病院を決めている(自宅から車で30分以内が理想) | 推奨 |
| サポート | 緊急時に犬を預けられる人(家族・友人・ペットシッター)がいる | 推奨 |
| グッズ | 最低限のグッズ(クレート・トイレ・フード・食器・リード・カメラ)を準備済み | 必須 |
費用面は特に見落としがちなポイントです。犬の飼育費は年間で30〜50万円程度かかるのが一般的です。主な費目としては、フード代(月5,000〜15,000円)、ワクチン・健康診断などの医療費(年30,000〜50,000円)、トリミング代(長毛種の場合は月5,000〜10,000円)、ペット保険料(月2,000〜5,000円)、消耗品(トイレシート・おやつ等で月3,000〜5,000円)があります。さらに、急な怪我や病気で高額な医療費が発生することもあるため、ペット保険への加入をおすすめします。犬種やサイズによって金額は変動しますが、「月2万円は最低限かかる」と認識しておくのが安全です。
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よくある質問
Q. 共働きで犬を飼うのに向いている犬種は?
留守番が比較的得意とされる犬種は、シーズー、フレンチブルドッグ、バセットハウンド、チワワ、マルチーズ、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなどです。これらの犬種は比較的おとなしく、飼い主がいない時間も自分のペースで過ごせる傾向があります。逆に、ボーダーコリーやジャックラッセルテリアなど運動量が非常に多い犬種は、留守番時間が長い共働き家庭ではストレスがたまりやすく、破壊行動や吠えにつながるリスクがあります。ただし、犬種の傾向だけでなく個体の性格にも大きく左右されます。ブリーダーやシェルター(保護施設)に「共働きで日中は約10時間留守にする」ことを伝え、留守番に向いた穏やかな性格の犬を紹介してもらうのが最善です。
Q. 犬は何時間まで留守番できますか?
健康な成犬であれば8〜10時間程度の留守番は一般的に問題ありません。ただし、子犬は月齢+1時間が留守番の目安(生後3ヶ月なら4時間、生後5ヶ月なら6時間)で、シニア犬もトイレの頻度が増えるため長時間の留守番には向きません。留守番時間が10時間を超える場合は、ペットシッターの昼訪問や犬の保育園(デイケア)への預け入れを検討しましょう。大切なのは「何時間留守番させるか」だけでなく「留守番の質(環境・知育トイ・室温管理)」を高めることです。
Q. 共働きで子犬を飼うのは難しいですか?
正直に言うと、成犬を迎えるより難易度はかなり高いです。子犬はトイレトレーニングの途中であり、留守番中に粗相をすることが日常的にあります。また、生後3〜14週の社会化期に一人で過ごす時間が長いと、社会性の発達に影響が出る可能性もあります。共働きで子犬を迎える場合は、最初の1〜2週間はどちらかが有給休暇を取得して在宅する、またはペットシッターを毎日お願いするなどの対策が必要です。リモートワークが可能な方は、子犬の迎え入れ直後に2〜4週間のリモートワーク期間を設けるのが理想的です。子犬の世話は想像以上に手間がかかるため、「覚悟がある」だけでなく「具体的な対策が準備できている」ことが前提です。
Q. 留守番中に吠えてしまう場合はどうすればいいですか?
留守番中の吠えは「分離不安」「退屈」「外部刺激(チャイム音、外の犬の声など)」の3つが主な原因です。まずはペットカメラの録画機能で吠えるタイミングと状況を特定しましょう。飼い主の出発直後から数十分間吠え続ける場合は分離不安の可能性が高く、日中にランダムに吠える場合は退屈か外部刺激が原因のことが多いです。退屈による吠えには知育トイの活用やテレビ・ラジオを小音量でつけておく方法が効果的です。外部刺激による吠えにはカーテンを閉めて視覚的な刺激を減らす、遮音シートで音を軽減するなどの対策があります。分離不安の場合は、短時間の留守番から段階的に時間を延ばすトレーニングが基本です。症状がひどい場合は獣医師やドッグトレーナーに相談することをおすすめします。
Q. 犬の保育園(デイケア)の費用はどれくらいですか?
犬のデイケア費用は、都市部で1回3,000〜5,000円程度が相場です。月額パックで利用すると1回あたりの単価が下がることが多く、週2〜3回のパックで月額30,000〜50,000円程度になります。費用は決して安くありませんが、犬の社会化(他の犬や人間との触れ合い)や運動不足解消に効果があるため、予算に余裕がある場合は週1〜2回の利用を検討する価値があります。特に子犬の社会化期(生後3〜14週)にデイケアを利用すると、他の犬との接し方や人間への慣れが大きく進みます。ペットシッターの場合は1回2,000〜4,000円程度(30分〜1時間の訪問)で、自宅に来てもらえるため犬の環境変化によるストレスが少ないというメリットがあります。
まとめ
この記事のポイント
・共働きでも犬は飼える。成功の鍵は1日のスケジュール設計と事前準備
・朝の散歩(20〜30分)と夕方の散歩(30〜40分)は毎日欠かさず確保する
・留守番を快適にする5つの工夫:クレートトレーニング・知育トイ・ペットカメラ・室温管理・帰宅後のスキンシップ
・共働き家庭の必須グッズ5選:ペットカメラ・自動給餌器・クレート・知育トイ・トイレシート
・犬を迎える前に住環境・時間・費用・サポート体制の12項目チェックリストを確認する
・飼育費は月2〜5万円(年間30〜50万円)が目安。突発的な医療費への備えも必要
共働きで犬を飼うことは、決して簡単ではありませんが、決して不可能でもありません。大切なのは、犬の生活リズムに合わせたスケジュールを事前に設計し、留守番環境をしっかり整え、帰宅後の限られた時間を質の高いスキンシップに充てること。事前の準備をきちんと行い、便利グッズを活用すれば、共働き家庭でも犬と幸せで充実した暮らしを送ることは十分に可能です。この記事で紹介したスケジュールや工夫、グッズを参考に、愛犬との生活をより快適なものにしてください。
