愛犬のドッグフードを新しく切り替えたら、急に下痢をしてしまった…そんな経験はありませんか?フードの切り替えで起こる下痢は、多くの飼い主さんが直面する悩みの一つです。実は、犬の消化器官は私たち人間よりもデリケートで、急激な食事の変化に敏感に反応してしまいます。ドッグフードの切り替えによる下痢は、適切な方法で切り替えることで予防できるケースがほとんどです。しかし間違った切り替え方をすると、愛犬に不要な負担をかけてしまう可能性があります。
この記事でわかること
・ドッグフードの切り替えで下痢が起こる原因
・愛犬に負担をかけない正しいフードの切り替え方法
・下痢をしてしまった場合の適切な対処法
・フード切り替え時におすすめの消化に優しいドッグフード
・切り替え中に注意すべきポイントと緊急時の判断基準
フード切り替えで下痢が起こる5つの原因

急激な食事内容の変化
急激な食事変化による消化不良
犬の消化器官は、普段食べているフードの成分に適応しています。いきなり全く違う成分のフードに変えると、消化酵素の分泌バランスが崩れ、消化不良による下痢を引き起こします。特にタンパク質の種類や脂肪含有量が大きく異なるフードへの切り替えでは、この症状が出やすくなります。
新しい食材へのアレルギー反応
食物アレルギーの可能性
新しいフードに含まれる食材に対して食物アレルギー反応を起こす場合があります。小麦、大豆、卵、乳製品などはアレルギーを引き起こしやすい食材です。下痢以外に皮膚のかゆみや嘔吐が同時に現れた場合は、アレルギーの可能性を疑いましょう。
腸内細菌バランスの変化
腸内フローラの乱れ
フードが変わると腸内細菌のバランスが一時的に崩れ、下痢を引き起こすことがあります。腸内細菌バランスの変化による下痢は通常1〜2週間で自然に回復しますが、適切な切り替え方法を行うことでこの期間を短縮できます。
食物繊維含有量の違い
食物繊維量の差異
フードによって食物繊維の含有量が大きく異なります。繊維量が急に増えると腸が過剰に刺激されて軟便や下痢になり、逆に繊維が減ると便がゆるくなることもあります。
フードの品質や鮮度の問題
品質・鮮度の問題
開封してから長期間経過したフードや、保存状態が悪いフードは油脂が酸化して消化器トラブルを引き起こすことがあります。特にドライフードは開封後1ヶ月以内、ウェットフードは開封後2日以内に使い切ることが推奨されています。
正しいフードの切り替え方法

フードの切り替えは7〜10日間かけて段階的に行うのが基本です。以下のスケジュールを目安にしてください。
| 日数 | 新フードの割合 | 旧フードの割合 |
|---|---|---|
| 1〜2日目 | 25% | 75% |
| 3〜4日目 | 50% | 50% |
| 5〜6日目 | 75% | 25% |
| 7日目以降 | 100% | 0% |
お腹が敏感な犬や、タンパク質源が大きく異なるフードへの切り替えの場合は、10〜14日間に延ばすのがおすすめです。各段階で便の状態をチェックし、軟便になったら前の段階に戻して数日様子を見てから再度進めましょう。
下痢をしてしまった場合の対処法

すぐ病院へ(緊急性:高)
・血便が出ている
・激しい嘔吐を伴う
・ぐったりして元気がない
・子犬(6ヶ月未満)の水様性下痢
・3日以上下痢が続いている
自宅で対処可能
・食欲があり元気
・軽い軟便が1〜2回程度
・嘔吐や血便がない
ステップ1:新フードの割合を減らす
下痢が起きたら、新フードの割合を前の段階に戻すか、旧フードに一旦戻します。消化器が落ち着くまで2〜3日は旧フードで様子を見ましょう。
ステップ2:消化に良い食事でリカバリー
下痢がひどい場合は12〜24時間の絶食後、茹でた鶏むね肉と白米の消化食から再開します。便が落ち着いたら、より慎重なペース(14日間かけて)で再度切り替えを試みましょう。
ステップ3:切り替え後も経過観察
新フードに完全に切り替えた後も、2週間程度は便の状態を注意深く観察してください。安定して良い便が出ていれば切り替え成功です。軟便が続く場合は、そのフードが愛犬の体質に合っていない可能性があります。
切り替えにおすすめの消化に優しいフード

モグワンドッグフード
モグワンドッグフード
動物性タンパク源50%以上配合のグレインフリー総合栄養食です。消化に良いチキンとサーモンを主原料に、着色料・香料不使用で消化器への余計な負担を抑えた設計。ヒューマングレードの食材使用(※食品工場から仕入れた肉・魚。乾燥原材料はペットフード用)。フード切り替え時のベースフードとしても適しています。
このこのごはん
このこのごはん
国産素材中心で乳酸菌・オリゴ糖配合の小型犬向けフードです。腸内環境に配慮した設計で、フード切り替え時の消化器トラブルを軽減するサポートが期待できます。小麦不使用(大麦・玄米使用)。定期初回3,278円(税込)15%OFF・送料無料、定期は1回で停止・休止可能です。
よくある質問
Q. フードを切り替えるたびに下痢になるのですが、体質的なものですか?
A. 消化器が敏感な体質の犬はいますが、切り替え期間を14日以上に延ばすことで改善するケースが多いです。それでも下痢が起きる場合は、タンパク質源の種類が合っていない可能性があるため獣医師に相談してください。
Q. 切り替え中にプロバイオティクスを併用しても大丈夫ですか?
A. プロバイオティクスサプリメントの併用はおすすめです。腸内細菌バランスの変化をサポートし、切り替え時の消化器トラブルを軽減する効果が期待できます。
Q. 新しいフードに切り替えたら便の色が変わりましたが大丈夫ですか?
A. フードの原材料によって便の色が変わることは正常です。魚ベースのフードでは薄い茶色、チキンベースでは濃い茶色になることがあります。ただし、黒いタール状や赤い血が混じる場合は異常のサインなので獣医師に相談してください。
Q. 旧フードが残っていない場合、急に切り替えるしかありませんか?
A. 旧フードがなくなった場合は、最初の2〜3日は新フードの量を半分に減らして与えます。消化食(茹でた鶏むね肉と白米)を混ぜることで消化器への負担を和らげることもできます。できるだけ早く段階的な切り替えに近い状態を作りましょう。
まとめ
この記事のまとめ
・フード切り替えによる下痢は急激な変化が主な原因で、予防可能
・切り替えは7〜10日間かけて25%→50%→75%→100%と段階的に
・下痢が起きたら前の段階に戻し、消化器が落ち着くのを待つ
・お腹が敏感な犬は14日以上かけて慎重に切り替える
・血便・嘔吐・元気消失がある場合はすぐ獣医師に相談
ドッグフードの切り替えは正しい方法で行えば、愛犬に余計な負担をかけずに済みます。焦らず段階的に進め、便の状態を観察しながら愛犬のペースに合わせて切り替えていきましょう。
参考文献
1. Nelson, R. W. & Couto, C. G.「Small Animal Internal Medicine」6th Edition(2020)
2. Case, L. P. et al.「犬と猫の臨床栄養学」(2022年日本語版)
3. 日本獣医師会「犬の消化器疾患に関する臨床ガイドライン」(2023年版)
