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猫のブラッシング・グルーミング2026年完全ガイド|抜け毛対策と毛玉ケアのコツ

2026 6/18
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猫(ねこまめ)
2026/06/18
猫のブラッシング・グルーミング2026年完全ガイド|抜け毛対策と毛玉ケアのコツ

毎日のように床やソファに落ちている抜け毛、洋服にびっしりつく猫の毛、そして換毛期になると掃除が追いつかない――。猫と暮らしていると、被毛のお手入れは避けて通れないテーマです。ブラッシングは単なる掃除対策ではなく、皮膚の状態を観察したり、毛玉を吐く負担を軽くしたり、猫とのコミュニケーションを深めたりと、さまざまな意味を持っています。この記事では、ねこまめ編集部が猫のブラッシング・グルーミングの基本から、毛質別・シーズン別のコツ、道具選び、毛玉ケアまでを2026年版として整理しました。お手入れが苦手な猫との向き合い方も含めて解説します。

目次

猫のブラッシングが必要な4つの理由

「猫は自分でグルーミングするから、ブラッシングはいらないのでは?」と考える方もいます。確かに猫は起きている時間の多くを毛づくろいに費やしますが、それでも飼い主によるブラッシングには大切な役割があります。まずはその理由を整理しておきましょう。

1. 抜け毛を取り除き飲み込む量を減らす

猫は毛づくろいの際、ザラザラした舌で抜け毛を絡め取り、そのまま飲み込みます。飲み込んだ毛は通常便とともに排出されますが、量が多いと胃の中で固まり、毛玉として吐き出すことになります。ブラッシングであらかじめ抜け毛を取り除いておくことで、猫が飲み込む毛の量を減らすことができます。これが毛玉ケアの土台になります。

2. 皮膚や被毛の異常に早く気づける

ブラッシングは全身に触れる絶好の機会です。被毛をかき分けながらブラシをあてることで、フケ・かさぶた・できもの・脱毛・ノミの糞といった変化に気づきやすくなります。猫は体の不調を隠す動物なので、日々のスキンシップが健康観察の入り口になります。

3. 毛のもつれや毛玉(マット)を防ぐ

特に長毛種では、脇の下・内股・お腹・耳の後ろなど摩擦の多い部分の毛がもつれ、放置するとフェルト状の毛玉(マット)になります。マットは皮膚を引っ張って痛みを生んだり、その下で皮膚トラブルが進行したりすることがあります。定期的なブラッシングで毛流れを整えておくことが大切です。

4. 猫との信頼関係づくりにつながる

気持ちよくブラッシングされる猫は、ゴロゴロと喉を鳴らしてリラックスします。短時間でも毎日触れる習慣は、猫との信頼関係を深め、爪切りや通院といった他のケアへの抵抗感を和らげることにもつながります。

編集部の一言

ブラッシングは「毛を取る作業」と考えるより、スキンシップのついでに健康チェックをする時間と捉えると続けやすくなります。1回に長くやろうとせず、短く毎日が理想です。

毛質別ブラッシングの選び方(短毛種・長毛種)

猫の被毛は品種によって大きく異なり、それに合わせて道具も頻度も変わります。代表的な毛質別の特徴を整理します。

短毛種(アメショ・ロシアンブルーなど)のケア

アメリカンショートヘアやロシアンブルー、日本猫(雑種)の多くは短毛種です。毛玉になりにくい一方、密集したアンダーコート(下毛)を持つ品種は換毛期の抜け毛が非常に多くなります。ラバーブラシや獣毛ブラシで毛流れに沿ってなでるようにケアし、換毛期はアンダーコート用のコームを併用すると抜け毛を効率よく取り除けます。

長毛種(ペルシャ・メインクーンなど)のケア

ペルシャ・メインクーン・ノルウェージャンフォレストキャットなどは、毛足が長くもつれやすいため毎日のブラッシングが基本です。スリッカーブラシで毛の根元からほぐし、コームで毛先を整えるという二段構えが定番です。脇・内股・お腹のマットは見落としやすいので意識して確認します。

毛が少ない・特殊な被毛の猫

スフィンクスのような無毛種は、ブラッシングよりも皮脂のケアが中心になります。柔らかい布で拭く程度にとどめ、皮膚を傷つけないよう注意します。デボンレックスのような縮れ毛は抜けにくい一方、皮脂が溜まりやすいので清潔を保つ意識が必要です。

毛質タイプ 代表的な品種 推奨頻度 主な道具
短毛(シングル) シャム・ベンガル 週2〜3回 ラバーブラシ
短毛(ダブル) アメショ・日本猫 週3回〜毎日 ラバー+コーム
長毛 ペルシャ・メインクーン 毎日 スリッカー+コーム
無毛・縮れ毛 スフィンクス・デボン 週1〜2回拭き取り 柔らかい布

ブラッシング道具の種類と特徴5選

ペットショップに行くとさまざまなブラシが並び、どれを選べばよいか迷う方も多いはずです。代表的な道具の特徴を押さえておきましょう。

1. ラバーブラシ(シリコンブラシ)

ゴムやシリコン製の柔らかいブラシで、皮膚への刺激が少なく抜け毛をしっかりキャッチします。短毛種の日常ケアやブラッシング初心者の猫におすすめです。水洗いできて手入れも簡単です。

2. スリッカーブラシ

細い金属ピンが並んだブラシで、長毛種のもつれをほぐすのに向いています。ただし力を入れすぎると皮膚を傷つけやすいため、手首の力を抜き、毛の表面をなでるように使うのがコツです。

3. コーム(くし)

仕上げや細かい部分の毛流れを整えるのに使います。目の粗い側ともつれをほぐし、目の細かい側で毛先を整えるなど、用途で使い分けられます。ノミ取り用の細かいコームもあります。

4. アンダーコート用ブラシ

換毛期に大量に抜けるアンダーコートを集中的に取り除くための道具です。短時間で多くの抜け毛が取れますが、使いすぎると必要な毛まで抜いてしまうため、換毛期に週1〜2回程度にとどめます。

5. 獣毛ブラシ

豚毛や猪毛などの天然毛を使ったブラシで、皮脂を毛全体に行き渡らせ、ツヤを出す仕上げ用です。刺激が少ないので、ブラッシングが苦手な猫の導入にも向いています。

道具 得意なこと 刺激の強さ 向いている猫
ラバーブラシ 抜け毛除去・マッサージ 弱 短毛・初心者
スリッカー もつれほぐし 中〜強 長毛
コーム 仕上げ・細部 弱〜中 全般
アンダーコート用 下毛の集中除去 中 ダブルコート
獣毛ブラシ ツヤ出し 弱 苦手な猫

補足・参考

最初から高価な道具をそろえる必要はありません。短毛種ならラバーブラシ1本、長毛種ならスリッカーとコームの2本から始め、猫の反応を見ながら買い足すのがおすすめです。

正しいブラッシングの手順3ステップ

道具がそろったら、実際の進め方を確認しましょう。嫌がる猫を無理に押さえつけると、ブラッシング自体が嫌いになってしまいます。リラックスした状態で行うのが何より大切です。

1. 機嫌のよいタイミングで背中から始める

食後にくつろいでいるときや、なでられて喜んでいるときが狙い目です。まずは猫が触られて嫌がらない背中や首まわりから、毛流れに沿ってやさしくブラシをあてます。いきなりお腹や尻尾を触ると警戒されやすいので避けます。

2. 毛流れに沿って全身へ広げる

背中で猫がリラックスしてきたら、首・肩・体の側面へと範囲を広げます。長毛種は毛を少しずつ持ち上げて根元からほぐすようにします。お腹や内股、脇は猫が嫌がりやすい部分なので、機嫌を見ながら短時間で済ませます。

3. 仕上げとごほうびで終える

コームや獣毛ブラシで毛流れを整えたら終了です。最後におやつや遊びでポジティブな印象を残すと、「ブラッシング=いいことがある」と猫が学習し、次回がスムーズになります。

注意

猫が嫌がって暴れたり、噛みつこうとしたりするときは無理に続けないでください。皮膚に赤み・かさぶた・痛がる様子があるときも中止し、状態が続く場合は動物病院に相談しましょう。マット(毛玉)を無理に引っ張ると皮膚を傷つける恐れがあります。

換毛期の抜け毛対策3つのポイント

春と秋の年2回、猫は被毛を生え変わらせる換毛期を迎えます。この時期は普段の何倍もの抜け毛が出るため、対策を強化したいタイミングです。

1. ブラッシング頻度を一時的に増やす

普段週2〜3回の短毛種でも、換毛期は毎日のブラッシングを意識します。アンダーコート用ブラシを併用すると、飲み込む毛の量を減らしやすくなります。ただし同じ場所を何度もこすると皮膚を痛めるので、全身を満遍なく短時間で行います。

2. 室内の湿度と掃除をこまめに

乾燥した環境は抜け毛が舞いやすく、静電気でフケも出やすくなります。適度な湿度を保ち、コロコロや掃除機でこまめに抜け毛を回収しましょう。空気清浄機の併用も室内環境を整えるのに役立ちます。

3. 食事と水分で毛づやと排出をサポート

良質なタンパク質やオメガ3・6脂肪酸を含むフードは、毛づやや皮膚のコンディションを整えるサポートになります。換毛期は飲み込む毛が増えるため、水分摂取を促し、便とともに毛がスムーズに排出されるよう意識することも大切です。

時期 主な状態 ケアの重点
春(3〜5月) 冬毛が抜ける 毎日ブラッシング・下毛除去
夏(6〜8月) 抜け毛は落ち着く 皮膚の蒸れ・清潔ケア
秋(9〜11月) 夏毛が抜ける 毎日ブラッシング・乾燥対策
冬(12〜2月) 厚い冬毛 静電気・乾燥対策

編集部の一言

室内飼いの猫はエアコンの影響で換毛期がはっきりしないこともあります。「最近抜け毛が増えたな」と感じたら、それが我が家の換毛期。猫の体調と抜け毛量を観察して柔軟に頻度を調整しましょう。

毛玉(ヘアボール)ケアの考え方

猫が「ケホッケホッ」とえずいて毛玉を吐き出す姿は珍しくありません。少量を時々吐く程度なら生理的な範囲ですが、頻繁だったり、吐けずに食欲が落ちたりする場合は注意が必要です。

毛玉ができる仕組み

飲み込んだ毛のうち、便で排出しきれなかった分が胃の中で絡み合い、毛玉になります。長毛種や換毛期、毛づくろいの多い神経質な猫で起こりやすい傾向があります。ブラッシングで飲み込む毛そのものを減らすことが、毛玉ケアの基本です。

毛玉ケアフードや食物繊維の活用

毛玉ケアをうたうフードには、飲み込んだ毛の排出をサポートする食物繊維が配合されています。便とともに毛をスムーズに送り出す手助けになりますが、フードだけに頼らず、ブラッシングとの併用が前提です。

注意

毛玉を吐こうとしても吐けず、何度もえずく・食欲がない・元気がない・便が出ないといった様子があるときは、毛球症や腸閉塞の可能性もあります。様子見せず早めに動物病院を受診してください。

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シーンや猫の状態別のグルーミング方法

猫の年齢や状況によって、お手入れで気をつけたいポイントは変わります。代表的なケースを整理します。

子猫のグルーミング

子猫の時期からブラッシングに慣らしておくと、成猫になってからのお手入れがぐっと楽になります。最初はブラシを見せる・においを嗅がせる程度から始め、短い時間でやさしく触れることを繰り返します。慣れる過程を急がないことが大切です。

シニア猫のグルーミング

高齢になると、関節の動きが鈍くなり自分での毛づくろいが減って、毛がもつれやすくなります。皮膚も薄くデリケートになるため、ラバーブラシや獣毛ブラシなど刺激の少ない道具を選び、こまめにケアします。体を触ることでしこりや痩せの変化にも気づきやすくなります。

多頭飼いのグルーミング

多頭飼いでは猫同士が舐め合うこともあり、抜け毛が混ざりやすくなります。一頭ずつ別の時間にブラッシングし、ブラシは清潔に保ちましょう。皮膚トラブルがある猫がいる場合は、ブラシを共有せず分けると安心です。

ブラッシングが苦手な猫への向き合い方

どうしても嫌がる猫には、なでる延長でブラシを軽くあてるところから始めます。ラバーブラシや手袋型のグローブブラシは「なでられている」感覚に近く、抵抗が少ない傾向があります。1回数秒でもよいので、嫌な記憶を残さず少しずつ慣らしていきます。

状態 気をつけたい点 おすすめ道具
子猫 慣らしを優先・短時間 ラバー・グローブ
成猫 毛質に合わせ定期的に 毛質別に選択
シニア 皮膚刺激を抑える 獣毛・ラバー
苦手な猫 なでる延長から グローブブラシ

ブラッシングと一緒に整えたい全身ケア

グルーミングは被毛だけでなく、全身のお手入れにつながります。ブラッシングの習慣ができたら、他のケアにも少しずつ取り組んでみましょう。

シャンプーの考え方

猫は基本的にシャンプーを頻繁に必要としません。皮脂で被毛がベタついたり、汚れが目立ったりするときに、猫用シャンプーで数か月に一度程度行うのが目安です。長毛種や換毛期は獣医師やトリマーに相談するのも一つの方法です。

爪切り・耳・歯のチェック

ブラッシングで体に触れる流れのなかで、伸びた爪や耳の汚れ、口まわりの状態も確認できると理想的です。すべてを一度にやろうとせず、日替わりで少しずつ取り入れると猫の負担が減ります。

皮膚や被毛のコンディションを食事から整える

ツヤのある被毛や健やかな皮膚は、内側からのケアも欠かせません。良質なタンパク質や脂肪酸をバランスよく含む総合栄養食は、毛づやや皮膚のコンディションを整えるサポートになります。お手入れと食事の両面から見直すとよいでしょう。

よくある質問

猫のブラッシングは毎日した方がいいですか?
毛質によって異なります。長毛種はもつれ防止のため毎日が理想で、短毛種は週2〜3回が目安です。換毛期はどの猫も頻度を増やすとよいでしょう。ただし1回を長くするより、短時間を継続する方が猫にも負担が少なく続けやすくなります。
ブラッシングを嫌がる猫はどうすればいいですか?
いきなり全身を整えようとせず、なでる延長で背中に軽くブラシをあてるところから始めます。グローブブラシやラバーブラシは刺激が少なく抵抗されにくい傾向があります。終わった後におやつを与え、ポジティブな記憶を残すと少しずつ慣れていきます。
毛玉を頻繁に吐くのは病気ですか?
少量を時々吐く程度なら生理的な範囲のことが多いですが、何度もえずいて吐けない、食欲が落ちる、便が出ないといった様子があるときは毛球症などの可能性もあります。様子見せず早めに動物病院を受診してください。判断に迷うときは獣医師に相談しましょう。
短毛種でもブラッシングは必要ですか?
必要です。短毛種でもダブルコートの品種は換毛期に大量の抜け毛が出ます。ブラッシングで飲み込む毛を減らし、皮膚の状態を観察する意味でも、週数回のお手入れをおすすめします。
スリッカーブラシで皮膚を傷つけないか心配です。
スリッカーは金属ピンがあるため、力を入れすぎると皮膚を傷つける恐れがあります。手首の力を抜き、毛の表面をなでるように使うのがコツです。皮膚が薄いシニア猫や苦手な猫には、ラバーブラシや獣毛ブラシなど刺激の少ない道具を選ぶと安心です。
毛玉ケアフードを与えればブラッシングは不要ですか?
いいえ。毛玉ケアフードは飲み込んだ毛の排出をサポートするものですが、ブラッシングで飲み込む毛そのものを減らすことが基本です。フードとブラッシングを併用することで、より無理のない毛玉ケアにつながります。

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まとめ|ブラッシングは健康観察とコミュニケーションの時間

猫のブラッシングは、抜け毛や毛玉の対策であると同時に、皮膚や体の変化に気づくための健康観察の時間であり、猫との信頼関係を深めるスキンシップの機会でもあります。毛質や年齢に合った道具を選び、機嫌のよいタイミングで短時間ずつ続けることが、無理なく習慣化するコツです。

この記事のまとめ

・ブラッシングは抜け毛・毛玉対策に加え、健康観察と信頼関係づくりの意味がある

・短毛種は週2〜3回、長毛種は毎日が目安。換毛期は頻度を増やす

・道具は毛質と猫の性格に合わせ、刺激の少ないものから始める

・毛玉を吐けない・食欲低下などがあれば早めに動物病院へ

・お手入れと食事の両面から被毛・皮膚のコンディションを整える

毎日の小さなお手入れの積み重ねが、猫の快適な暮らしを支えます。今日からまずは背中を数十秒なでるところから、無理のないペースで始めてみてください。ねこまめ編集部は、猫と飼い主が心地よく過ごせるケアの工夫をこれからも紹介していきます。

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