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猫のお留守番、何時間まで大丈夫?準備と注意点

2026 6/05
PR
猫(ねこまめ)
2026/06/012026/06/05
猫のお留守番、何時間まで大丈夫?準備と注意点
目次

猫のお留守番は何時間まで?基本的な考え方

「仕事で1日家を空けてしまうけど、うちの猫は大丈夫?」「旅行で2泊3日留守にするのは無理があるかな?」——猫を飼っていると、こうした不安を抱えることは少なくありません。犬とは異なり、猫は比較的独立心が強くひとりの時間にも慣れやすい動物ですが、だからといって無制限に留守番させてよいわけではありません。

この記事では、猫のお留守番について「何時間まで大丈夫か」という基本的な目安から、安全に留守番させるための環境づくり、長時間・長期間になるときの対策まで、ねこまめ編集部が詳しく解説します。成猫・子猫・シニア猫それぞれの違いにも触れていますので、愛猫の年齢や状況に合わせて参考にしてください。

猫が「ひとり時間」に慣れているのはなぜか

猫はもともと単独行動を好む動物です。野生の祖先から受け継いだ習性として、自分のテリトリーを守りながら単独で狩りをおこなうため、群れで生活する犬と比べると「ひとりでいること」に対するストレスが少ない傾向があります。

ただし、これはあくまで「傾向」の話です。個体差は非常に大きく、人間への依存度が高い甘えん坊な猫や、以前に過度な一人ぼっちを経験した猫は、留守番に強いストレスを感じることがあります。留守番の許容時間は「猫種・年齢・性格・環境」によって異なるため、一概に「○時間ならOK」とは言い切れない側面があることを最初に押さえておきましょう。

一般的な留守番の目安時間

獣医師や動物行動学の専門家が一般的に示す目安は以下のとおりです。

年齢・状態 目安の留守番時間 主な理由
生後3か月未満の子猫 2〜3時間以内が理想 体温調節・授乳・危険回避が必要
生後3〜6か月の子猫 4〜5時間以内が目安 誤飲・事故リスクが高い/免疫未成熟
成猫(1〜10歳) 8〜12時間程度まで 食事・水・トイレが確保されていれば比較的安定
シニア猫(11歳以上) 8時間程度を上限に 持病管理・体調変化への対応が必要
持病・闘病中の猫 状況に応じて最短で 投薬・急変リスクへの即応が必要

成猫であれば、水・食事・トイレが適切に確保されている状況で8〜12時間程度の留守番は一般的に許容範囲内と考えられています。多くの飼い主さんが平日に8〜9時間働いていることを考えると、1日の仕事中に留守番させること自体はさほど問題になりません。ただし毎日長時間になる場合は、環境整備や刺激の工夫がより重要になります。

補足・参考

米国動物病院協会(AAHA)や国内の動物行動学の文献では、成猫の留守番に関して「水・食事・トイレ・安全な環境が確保されていれば8〜12時間は一般的に問題ない」とされる一方、「24時間以上の単独留守番は推奨されない」とされています。

年齢・状態別に見る3つの留守番パターン

猫の年齢や健康状態によって、留守番時の注意点は大きく変わります。愛猫の状況に合わせて確認してみてください。

パターン①子猫(生後6か月未満)の留守番

子猫は体温調節が未熟で、誤飲・転落・はさまりなどの事故リスクが成猫よりもはるかに高いため、留守番には特別な配慮が必要です。離乳前の子猫(生後3〜4週未満)は、数時間おきの授乳が必要なため、基本的に留守番は不可と考えるべきです。

生後2〜3か月になったとしても、長時間の留守番は推奨されません。できる限り誰かに様子を見てもらうか、ペットシッターを依頼することを検討してください。やむを得ず留守番させる場合は、以下の点を徹底しましょう。

・ケージやサークルに入れて行動範囲を制限する

・室温を24〜26℃程度に保つ

・コード類・小物・観葉植物は撤去する

・自動給水器と少量の食事(ドライ)を用意する

・ペットカメラで定期的に状態を確認する

パターン②成猫の留守番

1〜10歳の健康な成猫であれば、環境さえ整っていれば8〜12時間程度の留守番には対応できることがほとんどです。ただし、以下の条件がすべて満たされていることが前提です。

・新鮮な水が常に飲める状態になっている

・食事の量と回数が確保されている(自動給餌器の活用も有効)

・清潔なトイレが最低でも頭数分+1個用意されている

・室温・湿度が適切に管理されている

・誤飲や転落などの事故リスクが取り除かれている

毎日の長時間留守番が続く場合は、キャットタワーやおもちゃなど「ひとり遊びの環境」を充実させることで、退屈や運動不足によるストレスを軽減する工夫が大切です。

パターン③シニア猫・持病がある猫の留守番

11歳以上のシニア猫や、慢性腎臓病・糖尿病・心臓病などの持病を抱える猫は、健康状態の変化が急速に起こりうるため、長時間の留守番はリスクを伴います。とくに投薬が必要な猫の場合、飼い主が不在の時間帯に薬を飲ませられないことで体調が崩れる可能性もあります。

シニア猫の留守番では、以下の点を特に意識してください。

・かかりつけ獣医師に「何時間までなら留守番させてよいか」確認する

・投薬が必要な場合は自動投薬器やペットシッターを検討する

・ペットカメラで呼吸数・様子を遠隔確認する

・段差を減らし、転落・打撲リスクを下げる

・冬は特に保温に気を配る

編集部の一言

シニア猫を飼っているスタッフは、外出が4〜5時間になる場合でも必ずペットカメラで確認するようにしています。「なんとなく心配」という直感を大切に、帰宅後の様子観察も習慣にすることで、体調変化への気づきが早くなりました。

留守番前に整えたい5つの環境チェックリスト

猫が安心して留守番できるかどうかは、環境の整え方に大きく左右されます。出かける前に以下の5つのポイントを確認する習慣をつけましょう。

チェック①水と食事の確保

猫は脱水に非常に弱い動物です。留守番中に水切れが起きないよう、自動給水器(ウォーターファウンテン)を用意することを強くおすすめします。循環式のものは水が常に動いているため、猫が好んで飲みやすく、水分摂取量の維持にもつながります。

食事については、半日程度の留守番であれば出かける前にたっぷり与えるだけでも対応できますが、12時間以上になる場合は自動給餌器の導入が現実的です。特にウェットフードは常温で長時間放置すると衛生面で問題が生じるため、留守番中の食事はドライフードが基本となります。

チェック②トイレの準備

猫はトイレの清潔さに非常に敏感です。汚れたトイレを嫌がって排泄を我慢してしまうと、膀胱炎や尿結石などのトラブルにつながるリスクがあります。留守番時間が長くなるほど、トイレの数を多めに用意しておくことが大切です。

一般的な目安は「猫の頭数+1個」ですが、1頭飼いで長時間留守番させる場合は、最低2個は用意しておくと安心です。出かける前にトイレを清潔にしておくことも忘れずに。

チェック③室温・湿度の管理

猫にとって快適な室温は20〜28℃、湿度は40〜60%が目安とされています。特に日本の夏は猫も熱中症になるリスクがあるため、エアコンは必ずつけっぱなしにして出かけましょう。逆に冬は冷え込みすぎないよう暖房の設定も確認が必要です。

「エアコンをつけっぱなしにするのが心配」という方もいますが、猫を室内で飼育する場合の光熱費は、猫の健康を守るための必要なコストと割り切ることが大切です。タイマー機能を使えば電気代をある程度コントロールしながら室温を維持できます。

チェック④危険物の除去と安全確認

猫が自由に動き回れる環境を確保しつつ、事故リスクを排除しておくことも重要です。特に以下のものは注意が必要です。

・観葉植物(ユリ科・ポトス・アイビーなど猫に有害なものは必ず撤去)

・電気コード・イヤホン(噛みつきによる感電・誤飲リスク)

・輪ゴム・ボタン・針・小銭などの小物(誤飲リスク)

・洗濯機・乾燥機・押し入れ・引き出しの開きっぱなし(閉じ込めリスク)

・高い場所からの転落リスクがある場所

注意

ユリ科の植物(ユリ・チューリップ・ヒヤシンスなど)は猫にとって非常に危険で、少量の摂取でも急性腎不全につながることがあります。猫がいる家庭では、これらの植物を屋内に持ち込まないことが基本です。少しでも口にした可能性がある場合は、すぐに動物病院へ連絡してください。

チェック⑤刺激・退屈防止の工夫

猫は「寝てばかりいるから退屈しない」と思われがちですが、実際には刺激が全くない環境での長時間留守番はストレスにつながることがあります。特に若い猫や活発な猫は、遊び場や刺激が不足すると、問題行動(破壊・過剰グルーミングなど)が現れることも。

出かける前に実践したい工夫をいくつか挙げます。

・窓の外が見える場所にキャットタワーや棚を配置する

・安全なひとり遊びおもちゃ(電動ネズミ・ボールトンネルなど)を置く

・テレビやラジオを低音量でつけておく(猫向け動画も有効)

・段ボール箱・紙袋など「隠れられる場所」を作る

・多頭飼いの場合は仲の良い猫と一緒にしておく

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長時間・長期間の留守番で使いたい4つのアイテム

仕事の出張や旅行など、どうしても長時間・長期間の留守番が必要になることもあります。そんなときに活用したいアイテムをまとめました。

自動給餌器

タイマー設定で決まった時間に決まった量のフードを自動で提供してくれるアイテムです。フードの食べ過ぎを防ぎながら、規則正しい食事リズムを維持できるのが最大のメリットです。スマートフォンと連携できるWi-Fiタイプを選べば、外出先からも給餌状況を確認・変更できます。

選ぶ際は「1食あたりの容量設定の細かさ」「ドライフードの詰まりにくさ」「清潔を保ちやすい素材かどうか」を確認しましょう。

自動給水器(ウォーターファウンテン)

循環式の自動給水器は、猫の水分摂取を促すうえで非常に有効なアイテムです。猫は本来「流れる水」に引き寄せられる習性があり、静止した水よりも循環している水を好む個体が多いといわれています。フィルター交換のサイクルや水容量も事前に確認しておきましょう。

ペットカメラ

外出先からリアルタイムで愛猫の様子を確認できるペットカメラは、留守番の安心感を大きく高めてくれます。最近では双方向音声通話機能・自動追跡機能・動体検知アラートを備えたモデルも増えており、異常があればすぐに気づくことができます。

複数台設置することで「死角」をなくすのも有効です。特にシニア猫や持病のある猫を飼っている場合は必須といえるアイテムです。

自動トイレ(自動清掃トイレ)

排泄後に自動でトイレを清掃してくれる自動トイレは、留守番中の衛生管理に役立ちます。トイレを清潔に保つことは猫のストレス軽減にも直結します。ただし、機械音や振動を怖がって使用を拒否する猫もいるため、導入前に十分な慣らし期間を設けることが大切です。

アイテム 主な機能 価格帯の目安 特に向いている状況
自動給餌器(シンプルタイプ) タイマー給餌・容量設定 3,000〜8,000円 日常的な1日留守番
自動給餌器(Wi-Fiタイプ) 遠隔操作・スマホ連携・カメラ付き 8,000〜20,000円 出張・不規則な帰宅時間
自動給水器 循環給水・フィルター浄化 2,000〜6,000円 全留守番シーン
ペットカメラ(ベーシック) ライブ映像・動体検知 3,000〜8,000円 日常的な確認
ペットカメラ(高機能) 双方向音声・自動追跡・暗視 8,000〜25,000円 シニア猫・持病持ちの猫
自動トイレ 自動清掃・排泄ログ管理 30,000〜80,000円 長期間留守番・多頭飼い

1泊以上の不在時に知っておきたい3つの選択肢

旅行や出張で1泊以上家を空ける場合、成猫であっても「ひとりで問題なし」とはいえません。一般的に、24時間を超える単独留守番は推奨されていません。以下の3つの選択肢を状況に応じて検討しましょう。

選択肢①ペットシッターに依頼する

自宅に来てもらって世話をしてくれるペットシッターは、猫がいつものテリトリーで過ごせるという大きなメリットがあります。縄張り意識の強い猫は、環境の変化が少ないほうがストレスを感じにくいため、外部に預けるよりも自宅でのシッターが向いている場合があります。

1日1〜2回の訪問で食事・トイレ・健康確認をしてもらうのが一般的なスタイルです。費用は1回あたり2,000〜4,000円程度が相場ですが、サービス内容や地域によって異なります。初回利用前には必ず事前面談をおこなって信頼関係を築いておきましょう。

選択肢②ペットホテル・動物病院への一時預かりを利用する

ペットホテルや動物病院での一時預かりは、専門スタッフが常時管理してくれるという安心感がある一方、環境変化によるストレスが猫には大きなデメリットになることがあります。特に環境の変化に敏感な猫や、複数回の利用経験がない猫には向かない場合もあります。

シニア猫・持病のある猫は、かかりつけの動物病院に預けることで、万が一の際に即対応してもらえるという安心感があります。費用は1日あたり2,000〜5,000円程度が目安です。

選択肢③信頼できる知人・家族に頼む

猫に慣れた家族や友人に自宅へ来てもらって世話を頼む方法は、費用面で負担が少なく、猫も知っている人が来てくれる安心感があります。ただし、食事の量・トイレの掃除の方法・緊急時の動物病院情報などを事前に丁寧に伝えておくことが必須です。「何かあったときのためのメモ」を冷蔵庫などの目立つ場所に貼っておく習慣をつけましょう。

編集部の一言

ねこまめ編集部のスタッフは旅行の際、ペットシッターと家族への依頼を組み合わせて使っています。「この猫はここが怖い」「このおもちゃが好き」といった個性まで伝えておくと、猫が安心しやすいようです。詳細メモの準備は早めに。

猫のストレスサインを見逃さない|留守番後の確認ポイント5つ

留守番中・留守番後の猫の様子をよく観察することで、過度なストレスや体調の変化に早めに気づけます。帰宅後は必ず以下のポイントをチェックする習慣をつけましょう。

確認ポイント①食欲と水の減り具合

留守番前に用意した食事がきちんと食べられているか、水がどのくらい減っているかを確認します。ほとんど食べていない・水が全く減っていない場合は、体調不良やストレスのサインである可能性があります。帰宅後1〜2日観察を続けて、改善しない場合は動物病院に相談しましょう。

確認ポイント②トイレの状態

排泄の回数・量・色・形状をチェックします。通常より排泄回数が明らかに少ない、血尿が見られる、下痢・軟便が続くといった変化は、ストレス性の消化器トラブルや下部尿路疾患のサインである場合があります。異常を感じたら速やかに受診してください。

確認ポイント③グルーミングの様子

過剰なグルーミング(同じ場所を舐め続けてハゲができる)は、ストレス行動の代表的なひとつです。逆に、グルーミングをほとんどしなくなった場合も体調の変化を示すことがあります。毛並みや皮膚の状態を定期的に確認しておきましょう。

確認ポイント④鳴き声・隠れ方の変化

留守番から戻ってきた飼い主に対して、いつもよりしつこく鳴く・後をひたすら追い回すといった行動は「分離不安」に近い状態のサインである可能性があります。一方で、いつもなら出てくる猫が奥に隠れたまま出てこない場合も注意が必要です。

確認ポイント⑤部屋の状態

物が散乱している・カーテンや壁に爪を立てた形跡が多い・引き出しが開いているなど、猫がいつも以上に暴れた形跡がある場合は、退屈やストレスが行動に出ているサインかもしれません。環境の見直しや、帰宅後の遊び時間を増やすことを検討しましょう。

確認ポイント 正常な状態 要注意なサイン
食欲・水分 用意した量をほぼ完食・水もほどよく減っている ほとんど食べていない/水が全く減っていない
トイレの状態 適切な回数・量・色の排泄あり 極端に少ない/血尿/下痢が続く
グルーミング 通常通りのセルフケア 一部だけ舐め続けてハゲができる/全くしない
鳴き声・行動 普段通りに出迎える/しばらく寝ている しつこく鳴き続ける/奥に隠れて出てこない
部屋の状態 おおむね片付いている 物が散乱・カーテンや壁に爪の跡が多い

多頭飼いと1頭飼いで変わる留守番の考え方

猫の飼育スタイルによって、留守番への対応方法も変わります。多頭飼いと1頭飼いの違いを整理しておきましょう。

1頭飼いの場合

1頭飼いの猫は、社会的なつながりが飼い主のみに集中しているため、長時間の孤独に強いストレスを感じやすい傾向があります。特に子猫期から飼い主との密着度が高い猫や、もともと甘えん坊な性格の猫は注意が必要です。

1頭飼いで毎日8〜10時間以上留守番させる場合は、帰宅後の遊び時間を意識的に増やすこと、ひとり遊びグッズを充実させることが、猫の精神的な充足感を保つうえで重要です。2頭目の猫を迎えることを検討するのも、孤独感の緩和という観点からは有効な選択肢のひとつです。

多頭飼いの場合

仲の良い猫同士の多頭飼いであれば、互いに遊び・グルーミングし合うことで孤独によるストレスが分散されるという大きなメリットがあります。1頭飼いに比べて留守番への適応力が高い傾向があるといわれます。

ただし、以下の点には注意が必要です。

・相性が悪い猫同士を閉め切った空間に一緒にしない

・トイレは頭数+1個を必ず確保する

・食事は猫ごとに別皿・別の場所で与える(食い意地の差でトラブルが起きやすい)

・新入り猫がいる場合は特に関係性を見極めてから留守番させる

補足・参考

多頭飼いを始めたばかりの猫同士は、お互いの関係が安定するまでに数週間〜数か月かかることが一般的です。留守番させる前に「同じ空間で問題なく過ごせるか」を十分に確認してから判断してください。

季節別|夏・冬の留守番で気をつけたい3つのこと

猫の留守番は季節によってもリスクが変わります。特に日本の夏と冬は、温度管理の面で十分な注意が必要です。

夏(6〜9月)|熱中症・脱水に注意

猫の熱中症は室温が30℃を超えると起こりやすく、短鼻種(スコティッシュフォールド・ペルシャなど)や肥満体型の猫は特にリスクが高いとされています。エアコンは必ずつけっぱなしで外出し、設定温度は26〜28℃を目安にしましょう。

・エアコンを27℃前後で設定してつけっぱなしにする

・冷たい床(大理石風マット・アルミプレートなど)を用意して猫が自分で体温調節できるようにする

・水は複数か所に置き、自動給水器も活用する

・カーテンを閉めて直射日光を防ぐ

冬(12〜2月)|低体温・関節トラブルに注意

猫は寒さに比較的強い動物ですが、老猫や病気の猫は低体温になりやすく、また関節炎を抱えている猫は冷えで不快感が強まる場合があります。室温は最低でも18〜20℃以上を保つことを目安に。

・タイマー暖房やペット用ヒーターを活用する

・猫が潜れる毛布・ペットベッドを用意する

・結露・ドアの隙間風が入らないよう確認する

梅雨・秋|湿度管理とカビ対策

梅雨時期は湿度が80%以上になることもあり、高湿度はカビの繁殖を促し、猫の皮膚トラブルや呼吸器系への影響が出ることがあります。除湿機や除湿剤を活用しながら、湿度60%以下を目安に管理しましょう。フードや猫砂の品質劣化にも注意が必要です。

よくある質問

猫を1泊2日留守番させても大丈夫ですか?

成猫(1〜10歳)で健康状態に問題がなければ、十分な水・食事・トイレが確保されていれば1泊2日の留守番に対応できる場合もあります。ただし、ペットカメラでの確認や、1回でもペットシッターに来てもらうことを強くおすすめします。子猫・シニア猫・持病のある猫の場合は、1泊でもシッターまたは預かりの手配が望ましいです。

仕事で毎日10時間以上留守番させているのですが問題ないでしょうか?

健康な成猫であれば、毎日10時間程度の留守番は多くの飼い主さんが実践している範囲です。ただし、適切な水・食事・トイレの確保に加えて、帰宅後に十分な遊び・スキンシップの時間を設けること、ひとり遊びの環境を整えることが大切です。過剰グルーミング・食欲低下・破壊行動などのストレスサインが見られる場合は、環境の見直しを検討してください。

猫の留守番中にエアコンはつけっぱなしにしていいですか?

はい、室内で猫を飼育している場合、特に夏場はエアコンをつけっぱなしにして出かけることが推奨されます。猫の熱中症は命に関わる深刻な状態になることがあるため、光熱費よりも猫の安全を優先しましょう。設定温度は26〜28℃を目安に、猫が自分で温度差を選べるよう部屋を閉め切らず、冷たい場所・暖かい場所の両方を作っておくと理想的です。

留守番中に猫が鳴き続けるのはストレスのサインですか?

ペットカメラで確認できる場合、留守番中に長時間鳴き続けている・同じ場所を行ったり来たりしているといった行動は、ストレスや不安のサインである可能性があります。帰宅後もしつこく鳴き続ける・後をひたすら追い回すといった行動が続く場合は「分離不安」が関係していることもあります。まずはかかりつけの動物病院や動物行動の専門家に相談することをおすすめします。

猫の留守番中にトイレを掃除できないのですが何個置けばいいですか?

一般的な目安は「猫の頭数+1個」です。1頭飼いであれば最低2個、2頭なら3個が基本です。留守番時間が長くなる場合は、さらに1〜2個追加することをおすすめします。また、出かける前にすべてのトイレを清潔にしておくことで、猫が我慢するリスクを下げることができます。自動清掃トイレを導入すると、留守番中の清潔維持がさらに楽になります。

子猫は何時間まで留守番させていいですか?

生後3か月未満の子猫は2〜3時間以内が理想で、基本的に長時間の留守番は推奨されません。生後3〜6か月であっても4〜5時間程度が目安です。子猫は体温調節が未熟で誤飲・転落などの事故リスクも高いため、やむを得ない場合はケージやサークルで行動範囲を制限し、ペットカメラで定期的に確認しましょう。できる限りペットシッターの利用を検討することをおすすめします。

留守番前に猫と遊んでおくと良いと聞きましたが本当ですか?

はい、出かける前に猫と10〜15分ほどしっかり遊んでおくことは有効な方法のひとつです。十分に体を動かした猫は満足感から自然に休息に入りやすく、留守番中の退屈やストレスを軽減する効果が期待できます。ただし、遊んで興奮した直後に急に出かけると不安が高まる猫もいるため、遊んだ後は少し落ち着かせてから出かけるとよりスムーズです。

まとめ|猫のお留守番で大切な3つのこと

猫のお留守番について、時間の目安から環境整備・便利グッズ・長期不在時の対応まで解説してきました。最後に、この記事の要点を整理します。

この記事のまとめ

・健康な成猫の留守番は8〜12時間程度が目安。子猫・シニア・持病のある猫はより短く、かかりつけ医への相談も大切

・出かける前の5つのチェック(水・食事・トイレ・室温・安全確認)を習慣化することが、安心な留守番の基本

・24時間を超える長時間留守番にはペットシッター・ペットホテル・信頼できる知人への依頼を必ず検討する

・自動給餌器・自動給水器・ペットカメラは留守番の安心感を大きく高める投資として有効

・帰宅後の食欲・トイレ・グルーミング・行動の観察を習慣にして、ストレスサインを早期に把握する

・夏はエアコンつけっぱなしで熱中症対策、冬は保温管理と季節に合わせた配慮も欠かさずに

猫はひとりの時間に慣れているとはいえ、飼い主の配慮と環境整備が、猫の精神的・身体的な健康をサポートする大きな柱になります。「準備を整えれば安心して任せられる」という感覚を持てるよう、今日からできることをひとつずつ取り入れてみてください。愛猫が留守番中も穏やかに過ごせる環境づくりを、ねこまめ編集部も応援しています。

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