マルチーズに合うドッグフード選び方【2026年】

2026年8月30日更新 | いぬまめナビ編集部

マルチーズの体質・特性を知ることがフード選びの第一歩

マルチーズは平均体重2〜4kgの超小型犬で、地中海原産の古い歴史を持つ犬種です。被毛ケアや消化器系のデリケートさが顕著で、1粒ごとの栄養密度が健康維持に直結します。マルチーズの健康維持フード選びでは、被毛・皮膚・消化・カロリーバランスの4軸を同時に満たす製品を選ぶことが重要です。

フードを選ぶ前にマルチーズがかかりやすいトラブルを整理しておくと、ラベルを読む視点が変わります。涙やけ・皮膚炎・歯周病・膝蓋骨脱臼・低血糖が多く報告されており、それぞれに対応できる栄養バランスを意識することが大切です。遺伝的な体質は変えられませんが、毎日のフードが症状を和らげるサポートになることは多くの飼い主が実感しています。

涙やけが出やすい理由とフードとの関係

マルチーズの涙やけ(目の下の赤茶色の汚れ)は、涙管の構造的な狭さが主因ですが、食品添加物・酸化した油脂・グレインへの過敏反応が涙の分泌を増やすケースも少なくありません。人工着色料や合成保存料(BHA・BHTなど)を含むフードに切り替えた後に涙やけが悪化した事例はよく見られます。被毛ケアフードとして添加物の少ない製品に変更することが、涙やけ改善の基本ステップです。

涙やけの詳しい原因や対処法については別記事でも解説しています。フード以外の要因(逆さまつ毛・鼻涙管の閉塞など)も確認しながら総合的にアプローチすることが大切です。

皮膚・被毛トラブルとタンパク源の選び方

マルチーズはシングルコートの長毛種で、皮脂バランスが崩れると脂漏性皮膚炎や痒みが出やすくなります。良質なタンパク質とオメガ3・6脂肪酸のバランスが被毛の艶と皮膚バリアに深く関わっており、被毛ケアを重視するなら鶏・サーモン・七面鳥など消化しやすい動物性原材料が1番目に記載されたフードを選ぶと安心です。小麦・大豆・トウモロコシが上位に並ぶフードはアレルギー反応を起こしやすいマルチーズには不向きなことがあります。

すでに皮膚に炎症や痒みが出ている場合は、フードの見直しと並行して獣医師に相談することをおすすめします。食物アレルギーが疑われる場合は除去食試験が必要になるケースもあり、自己判断だけで解決しようとすると症状が長引くことがあります。

小型犬特有の消化能力とカロリー管理

体重3kg未満のマルチーズは基礎代謝が高く、血糖値の変動も急激になりやすいです。エネルギー密度が高く、少量でも必要な栄養が摂れる小粒フードが適しており、直径8mm以上の粒は丸飲みによる消化不良につながる場合があります。一方で肥満になると膝蓋骨脱臼が悪化するリスクもあるため、カロリー管理も欠かせません。

また、マルチーズは偏食傾向が出やすい犬種でもあります。食べムラが気になる場合は、まず健康上の問題(歯痛・消化器疾患など)を除外した上で、嗜好性の高いフードや食事環境の改善を試みるとよいでしょう。

マルチーズのドッグフード選びで見るべき5つのポイント

数百種類のドッグフードの中からマルチーズに合う小粒フードを見つけるには、選択基準を明確にすることが近道です。以下の5点をラベルや公式サイトで確認する習慣をつけると、フード選びの迷いがぐっと減ります。

①原材料の1番目は必ず動物性タンパク質

ドッグフードの原材料は重量が多い順に記載されています。「チキン」「サーモン」「ラム」など具体的な動物性タンパク質が先頭にあるフードが理想的です。「チキンミール(鶏肉粉)」はタンパク質濃度が高く悪くはありませんが、「副産物(by-product)」が先頭のものは品質がばらつきやすいため避けるのが無難です。マルチーズの消化機能に優しいのは、生肉・鮮肉が主原料のフードとされています。

1種類のタンパク源に絞ったシングルプロテインのフードは、アレルゲンを特定しやすいメリットもあります。被毛ケアや涙やけのトラブルが続いている場合は、過去に食べたことのないタンパク源(ダックやカンガルーなど)を選ぶ除去食的アプローチも有効です。

②人工添加物・合成保存料が不使用であること

BHA・BHT・エトキシキン・人工着色料は犬の健康に悪影響を与える可能性が指摘されており、とくに敏感なマルチーズでは避けたい成分です。ビタミンCやビタミンEなどの天然保存料を使用したフードが安心で、「ミックストコフェロール(天然ビタミンE)」「ローズマリーエキス」などの記載を確認しましょう。

完全無添加を謳う製品の中には品質管理が不十分なものも存在します。工場の認証(GMP・HACCP等)や原材料の産地開示情報で、信頼できるメーカーかどうかを確認することも安全性の観点から重要です。

③オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)が含まれているか

サーモンオイルや亜麻仁油由来のオメガ3脂肪酸は、マルチーズの被毛ケアと皮膚バリア機能の維持に欠かせない栄養素です。オメガ6とオメガ3の比率が5:1〜10:1のバランスが理想とされており、原材料に「サーモン」「フラックスシード(亜麻仁)」「フィッシュオイル」が含まれるかを確認しましょう。

ただし、オメガ3が豊富でも酸化していては意味がありません。開封後は密封・冷暗所で保存し、1か月以内に使い切れるサイズを購入することが品質維持の基本です。

④粒サイズ・形状が超小型犬向けであること

マルチーズの口は小さく顎の力も弱めです。直径7〜10mm以内の小粒で噛み砕きやすい硬さのフードを選びましょう。デンタルケア形状を採用した商品は歯周病になりやすいマルチーズに一石二鳥で、丸い粒より楕円やドーナツ型のほうが咬合面が増えて砕きやすいとも言われています。

シニア期(7歳以降)になると歯の摩耗や顎の筋力低下が進むため、粒の硬さを再評価するタイミングが来ます。水でふやかして与えるか、よりソフトなフードへの移行を検討するとよいでしょう。

⑤穀物(グレイン)の有無とその種類

小麦・大豆・トウモロコシはアレルゲンになりやすく、被毛ケアや涙やけが気になるマルチーズにはグレインフリー、または消化しやすい穀物(さつまいも・えんどう豆など)を使ったフードが向いています。ただし特定の豆類(ピー・レンティル)を大量に使ったフードはFDAがDCM(拡張型心筋症)との関連性を指摘しており、原材料の多様性と品質を総合的に判断することが大切です。

グレインフリーフードの全体的な特徴については別途まとめた記事も参考にしてください。アレルギーの症状が明らかな場合は、フード変更の前に獣医師へ相談することを忘れずに。

マルチーズにおすすめのドッグフード7選【2026年最新】

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ここからは実際の商品を1点ずつ詳しく解説します。各フードの成分・特徴・向いているマルチーズのタイプを整理しましたので、愛犬の状況に合わせて参考にしてください。価格は変動するため、購入前に最新情報をご確認ください。

ロイヤルカナン マルチーズ専用

ロイヤルカナンのマルチーズ専用フードは、犬種の体型・口腔構造・被毛特性を科学的に研究して設計された専用処方です。マルチーズが咥えやすい細長いアーモンド形の小粒は歯垢除去も兼ね、デンタルケアにも貢献します。ビオチンや必須脂肪酸を豊富に配合し、白い被毛の美しさを維持するサポートが期待できます。

多くの動物病院やブリーダーが推奨する実績を持ち、マルチーズを初めて飼う方にも取り組みやすい入門フードとして定評があります。消化を助ける食物繊維に加え、免疫サポートのルテイン・タウリンも配合。健康維持フードとして全ライフステージの管理をバランスよく支えます。

項目 詳細
対象犬種 マルチーズ専用
対象年齢 成犬(10か月〜8歳)
主なタンパク源 鶏肉副産物・植物性タンパク
粒の形状 細長いアーモンド形(小粒)
グレインフリー 非対応(米・小麦含む)
保存料 天然保存料使用

メリット

マルチーズの形態的特性に特化した粒形状でデンタルケア効果が期待できる

ビオチン・必須脂肪酸配合で白い被毛をサポート

動物病院でも取り扱いが多く安心感が高い

消化性の良い原材料で胃腸に優しい

デメリット

穀物(小麦・米)が含まれるためグレインアレルギーの子には不向き

主タンパク源が鶏肉副産物のため、原材料の品質にこだわる方には物足りない場合も

成犬用のみで子犬・シニア用は別途購入が必要

モグワン ドッグフード

モグワンはイギリス発のプレミアムドッグフードで、フレッシュチキン26%・乾燥チキン26%の高タンパク処方と、サーモンオイル由来のオメガ3がマルチーズの皮膚・被毛ケアに高い評価を受けています。人工添加物・小麦・大豆・トウモロコシを不使用で、涙やけや皮膚トラブルを抱えるマルチーズに適した被毛ケアフードです。

粒径は約7mmの小粒で、マルチーズの小さな口にフィットします。嗜好性が高く偏食気味の子でも継続しやすいとのレビューが多数。プレバイオティクス配合で腸内環境を整え、軟便や消化不良が気になるマルチーズにも配慮した設計です。

項目 詳細
対象犬種 全犬種(小型犬向け設計)
主なタンパク源 フレッシュチキン・乾燥チキン
タンパク質含有量 約27%
グレインフリー 対応(小麦・大豆・トウモロコシ不使用)
オメガ3脂肪酸 サーモンオイル配合
人工添加物 不使用

メリット

フレッシュチキンを主原料とした高品質タンパクで被毛の艶をサポート

サーモンオイル配合で皮膚バリア機能をサポート

嗜好性が高く食べムラのある子にも継続しやすい

人工添加物不使用・アレルゲン穀物フリーで安心感が高い

デメリット

えんどう豆が含まれるため、DCMリスクを気にする方は要確認

定期購入推奨のため単発購入よりコストがかかる場合がある

シニア専用・子犬専用の展開がなく全年齢共通処方

カナガン チキン

カナガンはイギリス・ランカシャー州発のグレインフリーフードで、放し飼いチキンを主原料にタンパク質35%・脂肪17%の高栄養密度処方が特徴です。少量でも十分なエネルギーを補給できる設計は、食事量の少ないマルチーズに理想的。サツマイモ・じゃがいも・ニンジンなど自然由来の炭水化物と野菜をバランスよく配合し、消化負担を抑えます。

粒径は約8mmとやや大きめですが、ほどよい硬さで噛み砕きやすく、マルチーズでも問題なく食べられるとの声が多いです。ビタミンB群・ビタミンD・マンガンなど骨と関節を支える栄養素も含まれており、膝蓋骨脱臼リスクの高いマルチーズをトータルサポートします。

項目 詳細
主なタンパク源 放し飼いチキン60%(生肉換算)
タンパク質含有量 約35%
脂質含有量 約17%
グレインフリー 対応
炭水化物源 サツマイモ・じゃがいも
人工添加物 不使用

メリット

放し飼いチキン主原料で高品質タンパクを確保

高タンパク・高栄養密度で少量でも必要栄養を摂取できる

サツマイモベースで消化に優しく血糖値の上昇も緩やか

グレインフリーでアレルギーが心配な子にも対応

デメリット

脂質が高めなのでカロリー管理を意識する必要がある

マルチーズ専用設計ではないため、犬種特有ケアは別途補完が必要

一部の子では軟便になることがある(移行期間に注意)

オリジン スモールブリード

オリジンはカナダ発の超高タンパクフードで、スモールブリードは6種以上の動物性原料(チキン・七面鳥・魚介類等)が全原材料の85%以上を占める業界屈指の処方です。タンパク質約38%で筋肉維持と被毛ケアを同時にサポート。粒径約6〜7mmの小粒でマルチーズの口にもフィットし、健康維持フードとして活発な成犬に特に向いています。

WholePrey(ホールプレイ)の概念に基づき、肉・内臓・軟骨のバランスを考慮した原材料配合で微量栄養素の吸収率を高めています。グレインフリーで炭水化物源にはえんどう豆・レンズ豆・かぼちゃを使用。高カロリーなため給与量の管理が重要です。

項目 詳細
主なタンパク源 チキン・七面鳥・魚介類など6種以上
タンパク質含有量 約38%
動物性原料比率 全原材料の85%以上
グレインフリー 対応
粒径 約6〜7mm
製造国 カナダ

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白い被毛のマルチーズに国産プレミアムを

このこのごはんは小型犬の小さな口にフィットする粒サイズ。涙やけが気になる飼い主からも選ばれている国産フードです。

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もうひとつの選択肢

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モグワンはチキン&サーモンに野菜・果物をブレンド。マルチーズの被毛コンディションを意識しながら、毎日の食事に変化をつけたい方に。

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