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猫の誤飲・誤食、飲み込んだかもと思ったらすること

2026 6/05
PR
猫(ねこまめ)
2026/05/302026/06/05
猫の誤飲・誤食、飲み込んだかもと思ったらすること

愛猫が何かを飲み込んだかもしれない——そんな瞬間、どうすればよいか分からず焦った経験がある飼い主さんも多いのではないでしょうか。猫は好奇心旺盛で、ひも・輪ゴム・おもちゃのパーツ・植物の葉など、さまざまなものを口にしてしまいます。誤飲・誤食は緊急度の判断が難しく、「様子を見て大丈夫なのか、今すぐ動物病院に行くべきなのか」で迷うケースが多い問題です。この記事では、ねこまめ編集部が誤飲・誤食に気づいた直後の対応から動物病院受診の判断基準、家庭での環境整備まで、順を追って解説します。

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目次

猫の誤飲・誤食とは——どんなものが危険なのか

誤飲・誤食とは、猫が食べ物以外のものを飲み込んでしまったり、猫にとって有害な食べ物を摂取したりすることを指します。犬に比べて猫は「異物を噛み砕いて遊ぶ」行動が少ない印象を持たれがちですが、ひも状・糸状のものへの執着は特に強く、猫特有の危険リスクとして獣医師からも注意が呼びかけられています。

特に注意が必要な異物の種類

誤飲・誤食の対象となる異物は大きく「物理的な異物」と「有毒物質」に分けられます。それぞれの代表例を以下にまとめました。

カテゴリ 代表例 主なリスク
ひも・糸状のもの ミシン糸、毛糸、輪ゴム、ヘアゴム、釣り糸 腸閉塞・腸重積・腸穿孔
おもちゃのパーツ 羽根、ビーズ、鈴、プラスチック片 消化管内での詰まり・穿孔
日用品・家庭用品 ボタン、コイン、ヘアピン、針・ピン 消化管穿孔・中毒
人の食べ物 ネギ類、チョコレート、ブドウ・レーズン、キシリトール入り食品 溶血性貧血・低血糖・腎障害
植物 ユリ類、スズラン、アロエ、ポトス、ツツジ 腎不全・心毒性・神経症状
薬品・化学物質 人用の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)、殺虫剤、除草剤、漂白剤 肝不全・神経障害・腐食
猫砂・異物 固まる猫砂、芳香剤のビーズ 胃腸閉塞・誤嚥

注意

ユリ(テッポウユリ・オニユリ・カノコユリなど)は猫にとって全草が非常に危険な植物です。花粉が毛皮についてグルーミングで摂取するケースや、花瓶の水を飲んだだけで腎臓に深刻なダメージを与えることが報告されています。室内にユリを置かないことが最善策です。

ひも・糸状のものが特に危険な理由

猫がひも状のものを飲み込むと、一端が胃や腸の前半部に引っかかった状態で腸が「すだれ状」に折りたたまれてしまう「線状異物」という状態になることがあります。この状態は腸の壊死・穿孔を引き起こすリスクが高く、外科手術が必要になるケースが少なくありません。発見が遅れるほど予後が悪化するため、迷ったらすぐに動物病院へ連絡することが重要です。

誤飲・誤食に気づいたらすぐ確認すべき4つのこと

「あれ、何か飲み込んだ?」と思った瞬間、まず深呼吸して状況を整理しましょう。慌てて猫を無理に抱えたり、喉に指を入れて吐かせようとしたりするのは逆効果になる場合があります。以下の4点を素早く確認してください。

① 何を・どのくらい・いつ飲み込んだか

異物の種類・量・飲み込んだ推定時刻をできる限り特定します。現場に残っているものを確認し、もとの個数や量が分かる場合は「何個から何個になったか」を数えてください。パッケージが残っている場合は捨てずに保管し、動物病院に持参すると診断の助けになります。

② 今の猫の様子(症状)を観察する

飲み込んだ直後は無症状であることも多いですが、以下の症状がみられる場合はすぐに動物病院へ連絡が必要です。

・激しくえずく・嘔吐を繰り返す

・口から泡を吹いている、よだれが大量に出る

・ぐったりしている・立てない

・お腹を触ると嫌がる・鳴く

・呼吸が荒い・口を開けたまま呼吸している

・瞳孔が開いている・痙攣している

・肛門や口からひもが出ている

③ 口の外に出ているものを引っ張らない

口や肛門からひもや糸が見えても、絶対に引っ張ってはいけません。腸に絡まっているケースでは引っ張ることで腸を傷つける危険があります。見えているものはそのままの状態で動物病院へ向かいましょう。

④ 自宅で吐かせようとしない

人間の場合は応急処置として催吐を行うことがありますが、猫では自宅での催吐処置は危険を伴います。塩水や塩を飲ませると電解質異常を引き起こすリスクがあり、鋭利な異物・腐食性の化学物質の場合は吐かせることで食道や口腔内を傷つける可能性があります。催吐が必要かどうかの判断は獣医師に委ねてください。

編集部の一言

焦ると「とりあえず吐かせよう」と思いがちですが、自宅での催吐は猫に対してほぼ禁忌とされています。「猫に塩を飲ませると吐く」という情報をネットで見ることもありますが、塩中毒を引き起こす危険があるため行わないでください。まず動物病院に電話することが先決です。

動物病院に電話するときに伝えるべき情報

動物病院に電話する際、必要な情報をまとめてから連絡すると診察の優先度や指示が的確になります。慌てて電話する前に、手元にメモと筆記用具を用意しましょう。

電話で伝える5項目

・猫の基本情報: 年齢・体重・品種・性別・既往歴

・飲み込んだもの: 名前・成分・素材(パッケージがあれば内容を読み上げる)

・量と時刻: どのくらいの量を、何時ごろ

・現在の症状: 無症状なのか、嘔吐・ぐったりなどの症状があるのか

・自宅でやったこと: すでに何か処置をした場合はその内容

補足・参考

夜間・休日に対応している動物病院の番号を、普段から猫の情報(体重・かかりつけ病院の診察券番号)と一緒にスマートフォンのメモやマグネットとして冷蔵庫に貼っておくと、緊急時に慌てずに済みます。ねこまめ編集部では、かかりつけ医と夜間救急の両方を事前に把握しておくことをおすすめしています。

今すぐ動物病院へ——緊急度の高いサインを知っておく

誤飲・誤食の全ての場合が緊急かというと、そうではありません。しかし以下のサインがある場合は様子見をせず、今すぐ動物病院に連絡・受診する必要があります。

緊急度別の目安

緊急度 状態・症状 対応
🔴 超緊急 痙攣・意識混濁・呼吸困難・口や肛門からひもが出ている・口から血が出ている 即座に動物病院へ(電話しながら移動)
🔴 緊急 繰り返す嘔吐・ぐったりしている・大量よだれ・強い腹痛反応・ユリ・農薬・薬品を食べた すぐに動物病院へ連絡・受診
🟡 要相談 1〜2回嘔吐したが落ち着いている・少量を食べた可能性がある・無症状だが有害物質の可能性 かかりつけ医に電話して指示を仰ぐ
🟢 経過観察(医師指示のもと) 無症状・安全素材の小片・食べた量が極めて少量・獣医師が経過観察を指示した場合 排便・食欲・嘔吐を記録しながら観察

注意

「🟢 経過観察」は獣医師が経過観察を指示した場合のみであり、自己判断で「症状がないから大丈夫」と放置するのは危険です。異物が消化管に詰まっても数日は無症状のことがあり、閉塞の発見が遅れるほど状態が悪化します。少しでも不安があれば獣医師に相談してください。

飲み込んだもの別——3つのケース別対応ポイント

異物の種類によって対応の優先度や注意点が変わります。代表的な3つのケースを詳しく解説します。

ケース1: ひも・糸・ヘアゴムを飲み込んだ

猫の誤飲で最も多いといわれるケースです。ひも状異物が腸に引っかかると「線状異物」となり、腸が折りたたまれて腸閉塞・腸穿孔を引き起こす可能性があります。

・口や肛門からひもが見えても絶対に引っ張らない

・無症状でも「飲み込んだかもしれない」場合は動物病院へ電話する

・レントゲンやエコー検査で確認できないこともあるため、バリウム検査が必要なこともある

・飲み込んでから数時間以内であれば催吐処置や内視鏡での摘出が可能なことがある

ケース2: 有毒植物・人の食べ物を食べた

ユリ類の場合は特に時間との勝負です。摂取後できるだけ早く動物病院に連絡し、食べた植物の名前を正確に伝えましょう。可能であれば植物の写真や現物を持参すると診断の助けになります。

ネギ・玉ねぎ類は加熱しても有毒性が残ります。猫がスープや炒め物の汁をなめた程度でも摂取量によっては要注意です。チョコレートはテオブロミンが猫の神経・心臓に影響を与える可能性があり、少量でも相談することをおすすめします。

ケース3: 薬品・化学物質を舐めた・飲んだ

人用の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン含有製品)は猫に対して非常に危険です。人間への適切な量でも猫には致命的なダメージを与えることが知られています。殺虫剤・防虫剤・漂白剤なども同様で、舐めた程度であってもすぐに動物病院へ連絡することが重要です。

化学物質を舐めた場合、水で口をすすがせることは一般的には可能ですが、飲み込んだことが明らかな場合は無理に水を飲ませず獣医師の指示に従ってください。

動物病院での検査・処置の流れ

初めて誤飲で動物病院を受診する場合、どんな処置が行われるのか事前に知っておくと落ち着いて対応できます。

問診と触診

飲み込んだものの種類・時刻・現在の症状について詳しく聞かれます。お腹の触診で痛みの有無・腸のハリなどを確認します。持参したパッケージや写真があれば積極的に見せましょう。

画像検査(レントゲン・超音波)

レントゲン検査で確認できるのは金属・骨・石など放射線不透過性の異物です。ひも・プラスチック・布などはレントゲンでは写りにくく、超音波検査やバリウム造影検査が必要になることがあります。複数回の画像検査を勧められる場合があります。

催吐処置・内視鏡・外科手術

飲み込んだ直後(おおよそ1〜2時間以内)であれば、催吐剤(主に塩酸デクスメデトミジン・硫酸銅など)を使った催吐処置が可能な場合があります。胃の中にある異物は内視鏡で摘出できるケースもあります。ただし、腸まで進んでしまった場合や鋭利な異物では外科手術が必要になることがあります。

処置方法 適用条件 備考
催吐処置 摂取後1〜2時間以内・鋭利でない・腐食性でない 獣医師が薬剤を使用。自宅では行わない
内視鏡摘出 胃内にある・サイズが適切 全身麻酔が必要なことが多い
外科手術 腸まで移行・閉塞・穿孔のリスクが高い 入院が必要。早期発見で予後良好になりやすい
経過観察(入院/通院) 安全素材・小型・腸通過が期待できる 便の中の排出を確認しながら観察

年齢・飼育環境別——誤飲リスクが高い3タイプの対策

誤飲・誤食のリスクは猫の年齢や飼育環境によって異なります。自分の猫がどのタイプに当てはまるか確認し、重点的な対策を取りましょう。

子猫(0〜1歳): 好奇心が最も強い時期

子猫は何でも口で確かめようとする時期です。特に生後3〜6カ月は活発に動き回り、床に落ちたものを即座に咥えてしまいます。この時期は床にものを置かない・引き出しや収納を必ず閉める・ひも類はすべて片付けることが基本です。おもちゃで遊ぶ際は必ず飼い主が立ち会い、使用後は片付けましょう。

成猫(1〜7歳): 習慣的・執着的な誤食

成猫になると特定のものへの執着が生まれる場合があります。ヘアゴムや輪ゴムを好んで噛む猫、特定の植物の葉を繰り返し食べようとする猫などは、その対象物を生活空間から完全に排除する必要があります。また、ストレスや退屈から異食(非食物を食べる行動)をする猫もいるため、環境エンリッチメントを充実させることも大切です。

多頭飼いの場合: 他の猫のものを食べる・隠れた場所での誤食

多頭飼いでは一頭が誤飲した現場を見ていないことも多く、気づくのが遅れるリスクがあります。おもちゃの管理を徹底し、どの猫がどのおもちゃで遊んでいたかを把握する習慣をつけましょう。また、特定の猫が異物を好んで食べる傾向があることに気づいたら、獣医師に相談して異食行動の背景を確認することもおすすめします。

誤飲・誤食を防ぐ家庭環境の整え方6つ

最大のケアは「飲み込ませない環境づくり」です。完全に防ぐことは難しいですが、以下の6つの対策を組み合わせることで誤飲リスクを大幅に下げることができます。

① ひも・糸類は使用後必ず片付ける

猫じゃらし・ミシン糸・タコ糸・リボン・ヘアゴム・輪ゴムは使用後にすぐ引き出しや蓋つき収納に片付けます。床やテーブルに放置しないルールを家族全員で共有してください。

② 観葉植物・切り花を猫の届かない場所に置く

ユリ・スズラン・ポトス・アロエ・ドラセナなど猫に有害な植物は室内に置かないか、猫が絶対に届かない高さに設置します。猫は予想外の場所にジャンプできるため、完全に届かない環境を作ることが最善です。

③ ゴミ箱にフタをつける・収納を施錠する

生ごみや食べかけのもの、薬品類が入った引き出しにはチャイルドロックを取り付けます。猫は賢く、引き出しの開け方を学習することがあります。

④ 薬品・洗剤は密閉保管する

人用の薬は猫にとって非常に危険なものが多く、テーブルや洗面台に放置しないことが重要です。錠剤が床に落ちた場合はすぐに拾ってください。キャビネットは猫が開けられない構造のものを選びましょう。

⑤ おもちゃの定期点検をする

猫用おもちゃは定期的にパーツが外れていないか確認します。鈴・ビーズ・羽根・細いひもが取れかかっていたら即座に廃棄するか修理してください。おもちゃは「遊んでいるときだけ出す」管理が理想です。

⑥ 人の食べ物をテーブルやキッチンに放置しない

調理中や食事中は猫をキッチンから遠ざけ、食後は速やかに片付けます。ネギ・玉ねぎ・チョコレート・ブドウ・干しぶどうなどを含む料理は特に注意が必要です。ゴミ箱も漁られないようフタつきのものを使いましょう。

編集部の一言

「うちの猫は今まで食べたことがないから大丈夫」と思っていても、ある日突然興味を持つことがあります。ねこまめ編集部では、誤飲対策は猫を迎えた当日から始める習慣として位置づけることをおすすめしています。特にヘアゴムと植物は見落とされやすいため、改めて家の中をチェックしてみてください。

経過観察中に記録・確認すべきポイント

獣医師から「経過観察でよい」と指示された場合、自宅でしっかり状態を観察することが大切です。以下の点を毎日記録しておくと、再受診時に役立ちます。

記録すべき項目

・食欲: いつも通り食べているか、食欲が落ちていないか

・排便の状態: 便の形状・色・異物が混じっていないか・排便できているか

・嘔吐の有無: 嘔吐した場合はその回数・内容物

・元気の度合い: いつも通り動いているか、ぐったりしていないか

・お腹のハリ: 触れたときの反応・腹部が膨らんでいないか

経過観察中に食欲の急激な低下・嘔吐の増加・元気のなさ・排便が3日以上ない場合はすぐに動物病院へ連絡してください。異物が腸に詰まった際に起こる「腸閉塞」は時間の経過とともに状態が悪化するため、早めの再受診が重要です。

ペット保険と誤飲・誤食——加入前に知っておくこと

誤飲・誤食の診療費は、催吐処置で数千円〜1万円程度から、外科手術が必要な場合は10〜30万円以上になることもあります。ペット保険に加入していると誤飲・誤食による診療費をカバーできる場合がありますが、保険会社や契約内容によって補償範囲が異なります。

ペット保険選びのポイント

・誤飲・誤食による外科手術が補償対象に含まれているか確認する

・免責金額・補償割合(50%・70%・90%など)をチェックする

・年間支払限度額が外科手術費用をカバーできる金額か確認する

・待機期間(加入後すぐに補償されない期間)を把握しておく

保険の詳細は各社の公式サイトや資料で確認し、かかりつけの動物病院でよく行われる処置・診察の費用感を事前に把握しておくと比較しやすくなります。

よくある質問

猫がヘアゴムを飲み込んだみたいです。症状がなければ様子見でいいですか?

症状がなくても、まずはかかりつけの動物病院に電話して状況を伝えることをおすすめします。ヘアゴムはひも状異物として腸閉塞・腸穿孔のリスクがある素材です。飲み込んでから時間が短い場合は催吐処置や内視鏡摘出が可能なこともあります。自己判断で様子を見ていると、閉塞が進行してから気づくケースもあるため、無症状であっても獣医師に相談するのが安心です。

猫がネギ・玉ねぎを食べてしまいました。どうすれば?

すぐに動物病院へ連絡してください。ネギ・玉ねぎ類に含まれる有機硫黄化合物は猫の赤血球を傷つけ、溶血性貧血を引き起こす可能性があります。加熱しても有毒成分は残ります。スープの汁を少量なめた程度でも、猫の体重・摂取量によっては影響が出ることがあります。食べた量・時刻・現在の様子を伝えて獣医師の指示を仰いでください。

猫の口からひもが出ています。引っ張っても大丈夫ですか?

絶対に引っ張らないでください。口や肛門から出ているひもは、腸に絡まっている可能性があります。引っ張ることで腸を傷つけたり、穿孔を引き起こしたりする危険があります。出ているひもはそのままの状態で、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。移動中はひもを切ったり操作したりしないよう注意してください。

猫が植物(ユリ)を食べました。どのくらい緊急ですか?

ユリは猫にとって最も危険な植物のひとつとされており、花・茎・葉・花粉・花瓶の水など全ての部位が腎臓に深刻なダメージを与える可能性があります。摂取後数時間で腎機能に影響が出始め、治療が遅れると回復が難しくなるケースもあります。「少し齧っただけ」「花粉が毛についていてグルーミングした程度」でも、すぐに動物病院へ連絡・受診することをおすすめします。植物の名前と食べた時刻を必ず伝えてください。

猫が誤飲した後に嘔吐しました。吐き出せたなら大丈夫ですか?

嘔吐物の中に飲み込んだものが確認できた場合でも、すべてが排出されたとは限りません。また嘔吐自体が消化管の刺激や炎症のサインであることもあります。嘔吐後も繰り返し嘔吐する・ぐったりしている・食欲がないなどの症状がある場合はすぐに受診してください。1回嘔吐して元気を取り戻したように見えても、獣医師に状況を報告しておくと安心です。

夜中に誤飲したことに気づきました。朝まで待っても大丈夫?

飲み込んだものの種類によります。有毒植物・薬品・化学物質・ひも類・鋭利な金属などは夜間救急に連絡することをおすすめします。一方、安全素材の小さいプラスチック片で無症状の場合は、夜間救急の電話相談を活用して指示を仰いでから判断しましょう。「朝まで様子を見ていいですか?」と電話で聞くだけでも、適切なアドバイスが得られます。夜間救急の動物病院の連絡先は普段から調べておくことをおすすめします。

誤飲しやすい猫にはどんな特徴がありますか?

特定の素材(ひも・布・プラスチックなど)を繰り返し口にする「異食症(ピカ)」の傾向がある猫は誤飲リスクが高いといわれています。シャム猫・バーミーズなどの品種で報告が多いという研究もありますが、どの品種・年齢の猫でも起こり得ます。また、ストレスや退屈・栄養バランスの偏りが異食行動につながることもあります。繰り返し異物を食べようとする場合は獣医師や動物行動の専門家に相談することをおすすめします。

まとめ|猫の誤飲・誤食は「迷ったらすぐ相談」が基本

この記事のまとめ

・猫の誤飲・誤食は「ひも類・有毒植物・人の薬品・ネギ類」が特に危険

・気づいたらまず「何を・いつ・どのくらい」飲み込んだかを確認する

・口や肛門からひもが出ていても引っ張らない。自宅での催吐は行わない

・痙攣・呼吸困難・ぐったりは超緊急サイン。すぐに動物病院へ

・無症状でも「飲み込んだかもしれない」場合はかかりつけ医に電話して相談する

・夜間救急の連絡先を事前に調べておくと緊急時に慌てずに済む

・環境整備(ひも片付け・植物管理・薬品収納)が最大の誤飲対策

・経過観察中は食欲・排便・元気の度合いを毎日記録する

猫の誤飲・誤食は「見ていないところで起きていた」ことも多く、完全にゼロにするのが難しいのも事実です。しかし適切な環境整備と「何かあればすぐ相談する」姿勢があれば、深刻な事態を避けやすくなります。

ねこまめ編集部がとくに強調したいのは、「たぶん大丈夫だろう」という自己判断よりも、一本の電話相談を優先する習慣の大切さです。獣医師への電話相談は診察ほど費用がかかるものではなく、状況によっては受診せずに安心できることもあります。迷ったらまず電話——そのシンプルな行動が愛猫の安全を守る第一歩です。

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