【2026年】犬がご飯を食べないのにおやつは食べる原因と対策5選|わがまま改善法

犬がご飯を食べないのにおやつは食べる姿を見ると、「わがままなのかな」「どこか具合が悪いのでは」と心配になりますよね。おやつを食べているからといって、必ずしも健康上の問題がないとは言い切れません。好みや日頃の給餌習慣が関わっているケースもあれば、口の中の違和感や体調の変化が隠れているケースもあります。
愛犬がご飯を食べない時は、まず他の様子に普段と違うところがないか観察することが大切です。この記事では、動物病院への相談を考えたいサイン、考えられる主な原因、そして家庭で主食の環境を整える5つの対策とフード選びの確認点を落ち着いて整理できるようわかりやすく解説します。
犬がご飯を食べずおやつだけ食べる4つの原因
犬が主食のドッグフードを食べずにおやつばかり欲しがる背景には、いくつかの要因が考えられます。原因は1つだけとは限らず、好みや習慣、生活環境、体調面などが重なり合っていることも珍しくありません。
フードへの飽きと好みの偏り
犬にも味や食感、香りに対する好みがあります。特に市販のおやつはドッグフードに比べて香りが強く作られているものが多く、一度その味を覚えると主食のドライフードに対して興味が薄れてしまうことがあります。
おやつの量やあげ方で空腹のリズムが崩れている
しつけやコミュニケーションの際におやつを与えすぎていると、食事の時間になってもお腹が空いていない状態になります。トイプードルやマルプーなどの小型犬は体が小さいため、飼い主さんにとってはほんの少しのおやつでも、1日に必要な食事量に対して大きな割合を占めてしまう点に注意が必要です。
環境の変化やストレス、食事場所の影響
食事をとる場所が落ち着かない環境である場合、警戒して主食に口をつけないことがあります。同居ペットの存在、食器の素材や高さ、周囲の物音や人の動きなど、ちょっとしたストレスが主食への集中を妨げているケースも考えられます。
体調・口の中の違和感・加齢による変化の可能性
「柔らかいおやつなら食べるけれど、硬いドライフードは嫌がる」という場合、歯や歯ぐきの違和感が隠れていることがあります。また、シニア期に入って嗅覚や噛む力が穏やかに変化したことで、普段の食事が食べづらくなっている可能性も考慮しておきましょう。
動物病院への相談を考えたい3つのサイン
ご飯を食べない理由が単なる選り好みなのか、それとも体調によるものなのかを、飼い主さんだけで完全に見分けることは困難です。自己判断で様子を見続けず、違和感がある場合は早めに獣医師へ相談しましょう。
おやつにも興味を示さない・水を飲まない
いつもは喜んで食べるはずのおやつに見向きもしない、あるいは水分をまったく摂ろうとしない場合は、単なる選り好みではなく体調に変化が起きている可能性が高まります。脱水のリスクもあるため、注意深い観察が必要です。
嘔吐・下痢・元気がない・排泄の変化など、他の様子が重なる
ご飯を食べないことに加えて、ぐったりして動きたがらない、下痢や嘔吐を繰り返す、おしっこやうんちの回数・状態が普段と異なるといったサインが見られるときは、速やかに動物病院を受診してください。
パピー・小型犬・シニア犬・持病がある場合や、食べない状態が続く場合
体力や蓄えが少ないパピーや小型犬、体の変化が起きやすいシニア犬は、食事が摂れない時間が長引くと急激に体調を崩すおそれがあります。愛犬の年齢や健康状態に応じた判断を心がけましょう。
| 年代・状況 | 気をつけたい点 | 相談の考え方 |
|---|---|---|
| パピー(子犬) | 体の蓄えが少なく、エネルギー切れになりやすい | 半日以上主食を食べない、おやつも進まない場合は早めに相談 |
| 成犬(健康な状態) | おやつを食べ、水も飲み、元気があるか確認 | 他の症状がなく元気でも、丸一日以上主食を食べない時は相談を検討 |
| シニア犬・持病あり | 慢性的な不調や口腔内のトラブルが隠れやすい | 無理に我慢させず、食べない日が続く前にかかりつけ医へ |
注意
本記事の内容は獣医師による診断の代わりにはなりません。ぐったりしている、急激に様子が変わったなど明らかな異変がある場合は、すぐに動物病院を受診してください。受診の際は、いつから食べないか、おやつの量、排泄の様子をメモしておくと診察がスムーズです。
主食を食べてもらうための対策5選

動物病院で体調に明らかな異常がないと確認できている、あるいは元気や水分摂取に問題がない場合は、家庭での食事環境や給餌習慣を段階的に整えていきましょう。
おやつの量と回数を見直し、1日の総量から逆算する
まずは愛犬に与えているおやつの全体量を把握しましょう。おやつは基本的に1日に必要な摂取カロリーの10〜20%以内に抑えるのが一般的な目安とされています。おやつでお腹が満たされないよう、主食のカロリーから逆算して適量を守り、間食を減らして空腹のリズムを整えます。
食事の時間と場所を決め、出しっぱなしにしない
フードボウルを置いたままにする「置き餌」は、いつでも食べられるという認識を与え、食事への意欲を低下させる要因になります。器を置いたら一定時間(15〜20分程度が目安)様子を見守り、食べない場合は片付ける習慣をつけましょう。静かで落ち着いて食べられる場所に食器を配置することも大切です。
ぬるま湯でふやかす・人肌に温めて香りと食感を整える
犬は視覚よりも嗅覚で食べ物を判断する傾向があります。ドライフードにぬるま湯をかけたり、人肌程度(37〜38度程度)に軽く温めたりすると、原材料の香りが立ちやすくなり食欲をそそるきっかけになります。熱すぎるとやけどの原因になるため、必ず指先で温度を確かめてから与えてください。
トッピングは少量から使い、主食の量を崩さない
香りを補う工夫として、茹でたササミや刻んだ野菜、プレーンヨーグルトなどを少量トッピングする方法もあります。ただし、トッピングだけを選んで食べてしまうこともあるため、細かく刻んで主食とよく混ぜ合わせ、主食の栄養バランスを崩さないよう全体の分量を調節して取り入れましょう。
フードの粒・香り・原材料が合っているか見直す
環境を整えても食べ渋りが続く場合は、現在与えているドッグフードの粒の大きさや硬さ、主原料が愛犬の好みに合っていない可能性も考えられます。小型犬には噛み砕きやすい小粒タイプを選ぶなど、愛犬の口のサイズや体質に寄り添ったフードの検討を進めましょう。
| 対策 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| おやつの見直し | 間食が多く食事の時間にお腹が空いていない時 | 急にゼロにするのではなく、適正量へ調整する |
| 食事時間と場所の固定 | ダラダラ食いや食べムラが日常化している時 | 子犬や低血糖リスクのある犬は絶食時間に配慮する |
| ぬるま湯でふやかす | 香りに鈍感になっている時や硬い粒を嫌がる時 | 熱湯は使わず、やけどしない人肌程度を厳守する |
| 少量のトッピング | 主食のきっかけ作りをしたい時 | トッピングへの依存を避けるため少量にとどめる |
| フード自体の見直し | 粒の大きさや風味が愛犬に合っていないと感じる時 | 切り替えは1〜2週間ほどかけて少しずつ進める |
注意
食事を下げる対応やおやつを制限する方法は、健康な成犬を前提としています。子犬やシニア犬、持病がある犬は絶食により体調を崩すリスクがあるため、自己判断で食事を抜かず、かかりつけの動物病院に確認しながら進めてください。
編集部の一言
「食べないから」と次々におやつや嗜好性の高い缶詰を与えてしまうと、愛犬は主食を残せばもっと美味しいものが出てくると学習してしまいます。体調に不安がないことを確かめたうえで、落ち着いた態度で見守る姿勢が大切です。
フードを見直す時に確認したい3つのポイント
動物病院で体調に問題がなく、与え方の工夫を試しても主食への興味が戻らない場合は、フード自体の見直しを視野に入れましょう。「新しいフードに変えれば必ず食べる」とは言い切れませんが、愛犬の口のサイズや好みに合った設計のフードを選ぶことで、食事の時間をサポートしやすくなります。
粒の大きさ・硬さ・食感が愛犬に合うか
小型犬はお口が小さいため、粒が大きすぎたり硬すぎたりすると食べるのが億劫になってしまうことがあります。噛み砕きやすい小粒設計や、ドーナツ型など噛みやすい形状になっているフードを選ぶと、食べる負担を減らす助けになります。
例えば、小粒でドーナツ型の形状を採用しているモグワンドッグフードは、口の小さなトイプードルやマルプーなどの小型犬でも口に含みやすい粒設計が特徴です。
総合栄養食の表示・原材料・アレルギーへの配慮を確認する
主食として与えるフードは、毎日の健康を支えるために必要な栄養素がバランスよく含まれている「総合栄養食」の基準を満たしているか確認することが基本です。また、チキンやお魚など、愛犬が好む動物性タンパク質が主原料に使われているかもチェックしましょう。
動物性原材料を豊富に使用し、香りと食べごたえに配慮した設計としては、チキンやサーモンを主原料としたカナガンドッグフード チキン・サーモンのようなグレインフリー(穀物不使用)レシピの選択肢もあります。
少量ずつ切り替え、食べ方を記録して判断する
フードを新しいものに切り替える際は、急に全量を入れ替えるとお腹が敏感に反応してしまうことがあります。従来のフードに新しいフードを1割程度混ぜることから始め、1〜2週間ほどかけて徐々に新しいフードの比率を増やしていくのが理想的です。日々の便の状態や食べ方をしっかり観察しながら進めましょう。
| 確認項目 | 見るべきポイント | 確認のポイント |
|---|---|---|
| 粒の形状・サイズ | パッケージ記載の粒写真や実寸 | 小型犬が口にしやすく噛み砕きやすい小粒設計か |
| 主原料のタンパク源 | 原材料表示の先頭記載 | チキンやサーモンなど愛犬の好みや体質に合っているか |
| 栄養基準の表示 | 総合栄養食・AAFCO基準などの表記 | 毎日の主食として必要な栄養バランスが満たされているか |
補足・参考
ドッグフードの食いつきには個体差があります。フードを変更する際は、愛犬のアレルギー歴や現在の健康状態を考慮し、成分や給与目安の最新情報を公式サイト等で必ず確認のうえ選択してください。
よくある質問
- 犬がご飯は食べないのにおやつは食べるのは、病気のサインですか?
- 病気かどうかを一概に断定することはできません。単なるフードの選り好みや習慣である場合もあれば、口腔内の不調や内臓疾患などの体調不良が背景にある場合もあります。おやつも食べない、水を飲まない、元気がない、嘔吐や下痢などの症状がある場合は早めに動物病院を受診してください。
- おやつを完全にやめたほうがいいですか?
- 健康な成犬で過剰なおやつが原因となっている場合は一時的に控えるのが有効ですが、急にゼロにするのではなく1日の給与量を主食から逆算して管理することが基本です。ただし、子犬やシニア犬、持病がある犬は自己判断で間食をゼロにせず、獣医師と相談しながら調整してください。
- ご飯を食べない時、どのくらい様子を見てもいいですか?
- 元気があり水も飲んでいる健康な成犬であれば半日〜1日程度様子を見ることもありますが、個体差があります。特にパピーや超小型犬は短時間の絶食でも体調を崩しやすいため、半日以上主食に手をつけない場合や普段と様子が違う時は、早めにかかりつけ医へ相談することをおすすめします。
- シニア犬がご飯を食べずおやつだけ食べる時はどうすればいいですか?
- 「高齢だから食が細くなった」と決めつけず、まずは動物病院で口腔内トラブルや病気の有無を確認してください。体調に問題がない場合は、ぬるま湯でふやかして香りを立たせたり、噛みやすい柔らかさや粒サイズに調整するなどの工夫を取り入れてみましょう。
- おやつは1日にどのくらいまでなら大丈夫ですか?
- 一般的には、1日に必要な総摂取カロリーの10〜20%以内が目安とされています。おやつを与えた分は必ず主食のドッグフードの給与量から差し引き、1日の摂取カロリーが過剰にならないよう管理することが大切です。
- フードを変えれば主食を食べてくれるようになりますか?
- フードの切り替えによって食いつきが期待できるケースはありますが、食べるかどうかには個体差があり確実な保証はありません。まずは体調面に不安がないかを確認したうえで、愛犬の口の大きさや好みに合うフードを少量ずつ慎重に試すようにしてください。
まとめ|愛犬の様子をよく観察して無理のない対策を
この記事のまとめ
・おやつを食べていても安心と決めつけず、水分摂取や排泄、元気など全身の様子をよく確認する
・ご飯を食べない原因は、好みや給餌習慣、生活環境、体調不良などが複合的に絡み合っていることがある
・家庭での対策はおやつの見直しや温めなど手順を踏んで行い、体調不良が疑われる場合は無理をさせず動物病院へ相談する
・フードの見直しは愛犬の健康状態が安定していることを確認したうえで、粒の大きさや主原料を確かめて少量ずつ行う



