マルプーが太り過ぎな原因と対策|適正体重の目安とダイエット法

2026年10月11日更新いぬまめ編集部広告

目次
  1. マルプーの適正体重の目安と太り過ぎの3つのチェック
  2. マルプーが太り過ぎになりやすい4つの原因
  3. 太り過ぎが気になるときの動物病院への相談
  4. 無理なく進めるダイエットの4つのステップ
  5. 太らせないための3つの習慣
  6. よくある質問
  7. まとめ|マルプーの体型管理は触診と無理のない見直しから

マルプーが太り過ぎかどうかは、体重計の数字だけで判断できません。個体差があるため、太り過ぎかどうかは触診とボディコンディションスコア(BCS)を組み合わせて確かめます。この記事では一律のkgの目安は示しません。

減量が必要な場合も、自己判断で食事を大幅に減らさず、獣医師に相談しながら進める姿勢が大切です。

この記事では、自宅でできる見分け方、太り過ぎになりやすい原因、無理のない減量の進め方や相談の目安を順番に解説します。

マルプーの適正体重の目安と太り過ぎの3つのチェック

マルプーの胴体の横から、飼い主の指先が胸の横の肋骨あたりに軽く触れている様子のイラスト。

マルプーの適正体重を考える際は、特定の数値(kg)を目標にするのではなく、体型を評価するBCSと動物病院での確認を基準にします。毛量が多いマルプーは見た目だけで体型を把握しにくいため、手で触れて確かめる確認が基本となります。

チェック1:触って確かめる

犬の体型を評価する基本は触診です。WSAVA(世界小動物獣医師会)の栄養評価ガイドライン(2011年)でも、被毛が長い動物ほど正確な評価に触診が必要とされています。コーネル大学獣医療センターの解説によると、理想的な体重の犬は、肋骨が見えずに手で触れる状態とされています。背中から胸の横に優しく手を沿わせ、骨の感触を確かめてみましょう。

チェック2:上と横から見る

愛犬が立っている状態で、上から見下ろしたときのウエストのくびれと、横から見たときのお腹の吊り上がりを確認します。触診の感触と合わせることで、体型の状態を把握しやすくなります。

以下はWSAVAの9段階の図から3つの段階を抜粋した目安です。目標は段階4〜5(次のチェック3で解説)とされており、段階7に近い触れ方の場合は動物病院で評価してもらいましょう。

段階 触れ方 くびれ・腹部の状態
段階3 肋骨が容易に触れる 腰のくびれと腹部の吊り上がりが明瞭
段階5 過剰な脂肪なしに肋骨が触れる 上から見て肋骨の後ろにくびれがあり、横から見て腹部が吊り上がる
段階7 肋骨が触れにくいほど脂肪が厚い 腰や尾の付け根に脂肪が沈着し、くびれはないかわずか

チェック3:BCSの目安で位置を知る

WSAVAのガイドラインでは、多くのペットの目標を9段階評価の4〜5としています。コーネル大学の解説でも、犬の評価において4か5が理想的とされています。なお、適正な体型は飼い主にとって少し細身に見えることがあるとWSAVAのガイドラインにも記されています。判断に迷うときは、かかりつけの動物病院でBCSを評価してもらいましょう。

マルプーが太り過ぎになりやすい4つの原因

愛犬が体重過多になる背景には、日々の生活習慣が関わっているケースが少なくありません。生活環境を振り返り、思い当たる点がないか確認してみましょう。

原因1:おやつや人の食べ物の与え過ぎ

健康な犬において体重が増える一般的な原因として、過剰なおやつや人の食べ物が挙げられます。家族がそれぞれ別々におやつを与えていると、愛犬が一日に口にする総量が過剰になりがちです。

原因2:運動量の少ない生活

体を動かす機会が少ない生活も、消費エネルギーが減る要因になります。雨の日が続いて散歩が短くなったり、室内で横になって過ごす時間が長くなったりしていないか、日々の活動状況を振り返ってみましょう。

原因3:避妊・去勢後の変化

AAHA(米国動物病院協会)の2021年ガイドラインによると、避妊・去勢後はエネルギー要求量が下がるため、食事摂取量の調整が必要になるとされています。以前と同じ量を与え続けていると、摂取エネルギーが過剰になることがあります。

原因4:フードとおやつの総量を把握していない

主食の量を測らずに目分量で与えていたり、おやつのカロリーを考慮していなかったりすると、適正量を超えてしまいます。環境省のパンフレットでも、おやつを与える際はカロリー表示を確認し、与えた分だけ主食を減らすよう呼びかけられています。

太り過ぎが気になるときの動物病院への相談

愛犬の体重管理を本格的に始める際は、まずかかりつけの獣医師に相談することが基本です。AAHAのガイドラインでも、体重が過剰に増えた際には獣医療チームが飼い主に伝え、減量計画を支援することが推奨されています。

注意

自己判断で急激に食事を減らすことは避けましょう。また、環境省の資料では体調変化の一例として「お腹が膨れていて、触ると痛がる」状態が挙げられています。いつもと違う様子が見られる場合は、早めに獣医師に診てもらいましょう。

無理なく進めるダイエットの4つのステップ

減量を進める際は、体に負担をかけないペースを守ることが重要です。獣医師の指導を受けながら、次の手順で少しずつ取り組みましょう。

ステップ1:BCSと体重を記録し、獣医師に目標を相談する

まずは現在の体重と、触診に基づくBCSの状態を把握します。受診時に普段の食事内容やおやつの種類をメモして持参すると、獣医師と愛犬に合った減量計画を立てやすくなります。

ステップ2:フードの量を急に減らさず、見直す

環境省の資料では、軽度〜中度の肥満で獣医師の指導の下に本格的なダイエットを行う場合、通常のフード量を30〜40%減らして体重の変化を確認するとされています。同じ資料では、40%以上減らすような急激なダイエットは体に悪い影響を与える危険があると注意されています。30〜40%という数字も自己判断で当てはめず、獣医師が提示した適正量を守りましょう。

ステップ3:おやつを総量に含めて見直す

減量計画中の目安として、おやつは1日の摂取カロリーの約10%にとどめることが推奨されています(コーネル大学獣医療センター)。おやつを与えた分は必ず主食のドッグフードを減らし(環境省)、1日の総エネルギー摂取量を管理してください。

ステップ4:ゆっくりしたペースで経過を確認する

減量の速度は、1週間で体重の1〜3%ずつ徐々に減らすペースが適当とされています(環境省)。家庭用の体重計でこまめに計測し、急激に体重が落ちていないか確認しながら、ゆっくり進めましょう。

マルプーのフード選びを見直したい方へ

毎日の主食の選び方について解説しています。

マルプーのドッグフード選びを見る

太らせないための3つの習慣

目標体重に近づいた後も、適正な体型を維持するための生活習慣を続けることが大切です。

習慣1:体重とBCSを定期的に確認する

AAHAのガイドラインでは、望ましくない体型の変化に早く気づいて食事量を調整するために、飼い主がBCSの評価方法を獣医療チームから教わることが勧められています。日常的なスキンシップの中で肋骨やお腹周りに触れつつ、自宅での評価が合っているかを受診時に確認してもらいましょう。

編集部の一言

定期的な体重測定を記録しておくと、変化に気づきやすく、動物病院でも伝えやすくなります。

習慣2:おやつを含めた1日の総量を家族で共有する

おやつを与えるルールを家族全員でそろえます。1日に与えてよいおやつの上限をあらかじめ小分けにしておくなど、家族の誰かが与えすぎてしまわない仕組みを作ると管理がスムーズです。

習慣3:運動不足にならない暮らしを維持する

散歩や室内での遊びを生活リズムに組み込み、運動不足を防ぎます。愛犬の年齢や体力に配慮しながら、無理のない範囲で日常的に体を動かす時間を確保しましょう。

よくある質問

うちのマルプーが太り過ぎかどうか、自宅で確認できますか?
胸の横に触れて肋骨の感触を確かめたり、上から見てくびれがあるかを確認したりすることで確認できます。マルプーは毛量が多く見た目だけでは分かりにくいため、触診を中心に確認し、迷うときは動物病院で評価してもらいましょう。
マルプーの適正体重は何kgですか?
個体差があるため、kgの数字だけでは判断できません。WSAVAが示すBCS(9段階評価)の4〜5を目安にしつつ、かかりつけの動物病院で目標体重を確認することをおすすめします。
ごはんはどれくらい減らせばいいですか?
自己判断で急激に減らすのは避けてください。環境省の資料では、軽度〜中度の肥満で獣医師の指導下で行う減量の目安として30〜40%減が示されていますが、40%以上の急激な制限は健康を損なう恐れがあります。必ず獣医師の指示に従ってください。
ダイエット中、おやつは与えてもいいですか?
減量計画中の目安として、おやつは1日の摂取カロリーの約10%にとどめることが推奨されています(コーネル大学獣医療センター)。おやつを与えた分は必ず主食のドッグフードを減らし(環境省)、1日の総摂取エネルギーを調整してください。
避妊・去勢をすると太りやすくなりますか?
避妊や去勢を行うとエネルギー要求量が低下するため、食事量の見直しが必要になります。術前と同じ量を与え続けると体重が増えやすくなるため、獣医師に適切な給与量を相談しましょう。
太り過ぎのときは動物病院に行ったほうがいいですか?
安全な減量計画を立てるためにも、動物病院への相談が推奨されます。また、体重とは別に、お腹が張っていて触ると痛がるなど、普段と違う様子が見られる場合は早めに受診してください。

まとめ|マルプーの体型管理は触診と無理のない見直しから

この記事のまとめ

・マルプーの体型は体重の数字だけでなく、触診とBCS(目標は9段階中4〜5)で確かめる

・過剰なおやつ、運動不足、避妊・去勢後の変化、総量の把握不足が太る主な原因になる

・減量は自己判断で食事を大幅に減らさず、獣医師の指導のもと週1〜3%の緩やかなペースで進める

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