犬ビオフェルミンはいつから?整腸剤の使い方と注意点
目次
人向け製品の資料には、犬向けの開始時期や量は示されていません。月齢や体重、日数の目安は出せません。人用の整腸剤は自己判断で与えず、動物病院で相談して適切な薬を決めるのが基本です。
この記事では、与える前に確認したい注意点、動物病院に早めに相談したいサイン、相談のときに伝える情報を整理します。
犬のビオフェルミンはいつから?自己判断で始めない理由
ビオフェルミンは人向けの製品名です。犬向けの用法・用量は示されていません。
そのため、この記事では「生後○か月から」「体重○kgなら○錠」といった目安は示しません。「いつから」への答えは、獣医師への相談です。
子犬は軟便程度でも早めに相談する
子犬の場合は後述の通り、軟便程度でも早めの相談が勧められています。
家にある人用の整腸剤を先に試すより、まず動物病院に連絡する方が安心です。
人用の整腸剤を犬に与える前に知りたい3つの注意点
注意点1 人向けの区分と用法は犬に当てはめない
PMDA(医薬品医療機器総合機構)の資料では、新ビオフェルミンSプラス錠は「指定医薬部外品」と表示されています。用法は「食後に服用」で、量は年齢別の人向けです。犬向けの用法・用量は記載されていません。
この記載は当該製品の資料に限ったものです。人用の「食後」や年齢別の量を、犬の与え方に置き換えることはできません。
注意点2 人用の薬には犬への安全性がわかっていないものがある
アニコム損保は、人用の下痢止めには犬に対する安全性がわかっていないものがあるため、自己判断で飲ませないよう案内しています。この記述は下痢止めについてのものです。整腸剤全般の安全性を判断する根拠ではありません。
ただし、安全だと確認できていない以上、家にある人用の薬は自己判断で与えない方が無難です。
注意点3 薬は動物病院で処方してもらう
同じ記事では、薬を飲ませる場合は動物病院を受診して、適切な薬を処方してもらうよう案内しています。
補足・参考
出典:PMDA 新ビオフェルミンSプラス錠の資料(人向けの区分・用法)、アニコム損保 犬の下痢の記事(獣医師監修)。犬への使用可否や用量を直接示す資料ではありません。
動物病院に早めに相談したい5つのサイン
アニコム損保が挙げる受診の目安から、次の5つに整理しました。診断ではなく、相談を考えるきっかけとして使ってください。
サイン1 便の状態がいつもと大きく違う
血便、粘液便、水様便は受診の目安とされています。
サイン2 下痢を繰り返す、または長引く
何日で受診という一律の基準はありません。続く・繰り返すと感じたら相談しましょう。
サイン3 ぐったりしている、食欲や飲水が落ちている
元気がなくぐったりしている様子は、早めに受診する目安とされています。食欲不振や、水を飲まない様子も同様です。
サイン4 嘔吐や発熱を伴う
下痢に加えて吐く、熱がありそうな場合は、早めの相談が勧められます。
サイン5 強い腹痛がありそうな様子
強い腹痛が受診の目安とされています。早めに相談しましょう。
注意
上の5つに当てはまらない軟便でも、迷うときは動物病院に相談して構いません。人用の薬を与えた後に様子が変わった場合も、すぐ連絡してください。
子犬と基礎疾患のある犬で特に気をつけたい2つのケース
ケース1 子犬
子犬は、元気や食欲があり軟便程度でも、経過を観察して念のため早めに受診するよう勧められています。6か月未満の子犬は、注意対象としても挙げられています。
ケース2 基礎疾患のある犬
アニコム損保の記事では、基礎疾患のある犬も、下痢の受診目安に関する注意対象として挙げられています。
小型犬は体が小さい分、様子見の判断は慎重にしたいところです。
整腸剤を相談するときに獣医師へ伝える3つの情報
情報1 与えたもの
人用の薬、サプリ、おやつ、新しいフードなど、最近口にしたものを伝えます。量とタイミングもあわせて伝えると、話が進みやすくなります。
情報2 便の状況
いつから続いているか、回数、硬さ、色、血や粘液の有無、嘔吐の有無を伝えます。便は写真に撮っておくと説明しやすくなります。
情報3 年齢・体重・持病・普段の食事
基礎疾患があるかどうかは、薬を選ぶ際に大切な情報です。普段のフードの銘柄も伝えましょう。
整腸剤を試したいときは、最初に「家にある人用の薬を使ってよいか」を聞くと、相談の流れがつかみやすくなります。
編集部の一言
うんちがゆるいと、つい慌てて家にあるもので対応したくなります。受診前に、与えたものと便の様子をスマホにメモしておくと、落ち着いて説明できます。
日々の食事を見直すときの2つの視点
視点1 まず受診で状態を確認する
ゆるいうんちが続くときは、まず動物病院で状態を確認します。そのうえで、食事・おやつ・サプリの内容を、相談の材料としてそろえておきましょう。
視点2 落ち着いてから普段の食事を見直す
状態が落ち着いてから、獣医師と相談しながら、普段のドッグフードや与え方を見直します。自己判断で急にフードを変えず、相談を挟む方が安心です。
よくある質問
- ビオフェルミンを犬に与えても大丈夫ですか?
- 犬に使ってよいと示す確認済みの情報はありません。自己判断で与えず、動物病院で相談してください。
- 子犬の軟便に人用の整腸剤を使ってもいいですか?
- 子犬は、食欲や元気があり軟便程度でも、早めの受診が勧められています。人用の整腸剤を先に試さず、まず相談しましょう。
- 人用の量を減らして与えればいいですか?
- 犬向けの量を示す確認済みの根拠がありません。量の判断は獣医師に任せてください。
- 食欲があって軟便だけなら、様子を見てもいいですか?
- 成犬に当てはまる一律の基準は示せません。血便やぐったりなどのサインがないか確認してください。子犬や基礎疾患がある場合は、早めに相談しましょう。
- 動物病院に行く前に準備することはありますか?
- 与えたもの、便の状態、年齢・体重・持病をメモしておきます。便の写真があると伝えやすくなります。
- 下痢のときに、家にある人用の薬は使えますか?
- 人用の薬には、犬への安全性がわかっていないものがあります。自己判断で与えず、動物病院で相談してください。
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まとめ|自己判断で与えず、早めに相談を
この記事のまとめ
・開始時期や量の目安は確認できず、人用の整腸剤は自己判断で与えず動物病院で相談する
・血便やぐったりなどのサインがあるとき、また子犬や基礎疾患のある犬は早めに相談する
・受診時は、与えたもの、便の状態、年齢・体重・持病を伝える
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