ロイヤルカナンのウェットフード2026年版|ラインナップと選び方を解説

ロイヤルカナンの猫用ウェットフードは、愛猫の成長段階や健康状態に合わせて選べる点が特徴です。ただし、2026年9月時点で公式ページを確認できた製品は5製品(生後12ヵ月齢以上向け3製品・子猫用1製品・7歳以上の中高齢猫用1製品)であり、これが全ラインナップではありません。この記事では、公式情報をもとに対象表示の見分け方、購入前の確認ポイント、食事療法食との切り分け方、他ブランドとの比較視点をわかりやすく解説します。
確認できたロイヤルカナン猫用ウェットフード5製品
ロイヤルカナンの猫用ウェットフードについて、公式サイトの製品一覧および製品ページで確認できた製品は以下の5つです。なお、12歳以上向けのウェット製品、猫種専用ウェット、食事療法食ウェットの個別品名、総合栄養食以外の目的食の有無については、今回確認できた資料の範囲外となります。
| 製品名 | 公式の対象表示 | 表示された分類・形状 |
|---|---|---|
| インスティンクティブ グレービー | 生後12ヵ月齢以上の健康な猫 | 猫用総合栄養食(キャットフード)/ウェットフード |
| インスティンクティブ ゼリー | 生後12ヵ月齢以上の健康な猫 | 猫用総合栄養食(キャットフード)/ウェットフード |
| インスティンクティブ ローフ | 生後12ヵ月齢以上の健康な猫 | 猫用総合栄養食(キャットフード)/ウェットフード |
| キトン グレービー | 子猫および妊娠期の母猫用 | 猫用総合栄養食(キャットフード)/チャンクinグレービー |
| インスティンクティブ 7+ ウェット | 7歳以上の中高齢猫用 | 猫用ウェットフード/チャンクinグレービー |
成猫向けインスティンクティブ3製品
生後12ヵ月齢以上の健康な猫向けとして確認できたのは、「グレービー」「ゼリー」「ローフ」の3製品です。いずれも公式製品ページの階層において「猫用総合栄養食(キャットフード)」配下のウェットフードとして記載されています。形状ごとの味や香りの好みに合わせて選ぶ形となりますが、対象はいずれも生後12ヵ月齢以上の健康な成猫となっています。
子猫用のキトン グレービー
子猫用として確認できたのは「キトン グレービー」です。公式ページでは「子猫および妊娠期の母猫用(チャンクinグレービー)」と表示され、猫用総合栄養食の配下に分類されています。製品の特長として「乳歯に配慮した柔らかな食感」という公式表記が確認できます。なお、これが特定の月齢や離乳期専用かどうかについては公式製品一覧からは判断できないため、対象月齢の詳細は製品パッケージの記載をご確認ください。
中高齢猫用のインスティンクティブ 7+ ウェット
7歳以上の中高齢猫用として確認できたのは、「インスティンクティブ 7+ ウェット」の1製品です。形状はチャンクinグレービーとなっています。なお、柔らかいペースト状のローフタイプを高齢猫向けと紹介されるケースも見られますが、インスティンクティブ ローフの公式対象表示は「生後12ヵ月齢以上の健康な猫」であり、中高齢猫専用としての表示は確認されていません。
年齢区分4つで見る対象表示の違い
ロイヤルカナンの公式サイトにおける猫のライフステージ区分は、以下の4つに分類されています。製品を選ぶ際は、このライフステージ区分と個別製品の対象表示を照らし合わせて確認することが大切です。
| 公式区分 | 区分の年齢 | 確認できたウェット製品 |
|---|---|---|
| 子猫 | 誕生~生後12ヵ月齢まで | キトン グレービー |
| 成猫 | 1~7歳まで | インスティンクティブ(グレービー/ゼリー/ローフ) |
| 中高齢期 | 7~12歳まで | インスティンクティブ 7+ ウェット |
| 高齢期 | 12歳以上 | 確認できず(※区分のみ存在) |
区分の年齢と製品ページの対象表示は別に読む
公式サイトの製品一覧における成猫区分は「1~7歳まで」と定義されていますが、個別製品ページでの表記は「生後12ヵ月齢以上の健康な猫」となっています。このように、大枠の年齢区分と個別の給与対象表記には若干の表現差があるため、愛猫の実年齢に合わせて製品ページの対象表示を丁寧に読み取ることが基本です。
離乳期という独立区分は公式一覧で確認できない
一般的に離乳期と呼ばれる時期がありますが、ロイヤルカナンの公式製品一覧におけるライフステージ区分には「離乳期」という独立した項目は見当たりません。誕生から生後12ヵ月齢までは「子猫」というひとつの区分で整理されているため、月齢に応じたフードの切り替え時期は製品ラベルの案内や動物病院のアドバイスを参考にしましょう。
多頭飼いでは猫ごとに対象表示を確認する
室内で複数の猫と暮らす多頭飼い環境では、猫それぞれの年齢や健康状態が異なるケースが多く見られます。1歳未満の子猫と7歳以上のシニア猫が同居している場合など、ひとつのフードを全頭で共有するのではなく、それぞれの猫に適した対象表示のフードを選ぶことが健康管理の基本となります。
編集部の一言
フード選びで迷ったときは、ブランド全体の年齢区分だけでなく、手元にあるパッケージの対象表示を確認することが確実な判断につながります。
購入前に確認したい3つのポイント
ロイヤルカナンのウェットフードを購入する前に、パッケージや製品ページでチェックしておきたい3つの重要項目を解説します。
1. 総合栄養食の表示と対象の成長段階
ペットフード公正取引協議会の公正競争規約では、総合栄養食に対して対応する「成長段階」や、体重ごとの給与量・給与回数の表示が定められています。愛猫の主食として与える場合は、製品ページやパッケージに「総合栄養食」の表記があるか、そして現在の成長段階に適合しているかを必ず確認してください。
2. 原材料欄の内容
食物への配慮が必要な猫の場合、原材料欄の確認が欠かせません。例えば「インスティンクティブ グレービー」の原材料表示を確認すると、「肉類(豚、鶏)、サーモン、小麦タンパク、小麦粉」の順で始まっており、小麦由来の原料が含まれていることがわかります。穀物や特定のタンパク質を気にする飼い主さんは、購入前に各製品の原材料欄に目を通しておきましょう。
3. 給与量の目安と与え方
「インスティンクティブ グレービー」の製品ページには、「ウェットのみを与える場合」と「ウェットとドライを与える場合」の給与量目安が併記されています。総合栄養食のウェットフードであれば主食にできる場合がありますが、給与量やコスト、愛猫の状態によって向き不向きがあり、ドライフードとの併用を選ぶ飼い主さんも多くいます。公式ページにも「個体差や活動量に応じて調整を行ってください」と案内されているため、愛猫の体格や日常の様子を見ながら適切に調整し、判断に迷う場合は動物病院へ相談してください。
総合栄養食と療法食の違いと購入先

ロイヤルカナンの製品を探す際、最も混同しやすいのが「一般の総合栄養食」と「猫用食事療法食」の違いです。この2つは目的も購入ルートも大きく異なります。
公式における総合栄養食と食事療法食の分類
ロイヤルカナンの公式ナビゲーションでは、猫用製品が明確に「すべての猫用製品(総合栄養食)」と「猫用食事療法食」に二分されています。本記事でご紹介しているインスティンクティブやキトンは日々の主食となる総合栄養食であり、疾患の食事管理を目的とした食事療法食とは製品ラインが完全に分かれています。
療法食は獣医師の指導のもとで与えるフード
公正競争規約においても、食事療法食には「獣医師の指導に基づいて給与するべきものである旨」の注意書きを表示することが求められています。愛猫の体調や検査結果に合わせて獣医師が選定するものであるため、飼い主さんの自己判断で購入したり切り替えたりすることは避けなければなりません。
注意
食事療法食は特定の栄養素が調整されています。自己判断で与えると健康を損なう恐れがあるため、愛猫の体調に不安がある場合は必ずかかりつけの動物病院へ相談してください。
購入先と販売ルートの違い
総合栄養食ラインは、ペットショップなどの店頭や、公式オンラインストア(マイロイヤルカナン)などで購入できます。取り扱い店舗は公式サイトの販売店検索機能で確認が可能です。一方、食事療法食については、公式の告知により動物病院、ロイヤルカナン公式オンラインストア「ベッツホームデリバリー」、または認定オンラインストアでの取り扱いに限定されており、オンライン購入にはかかりつけ動物病院の登録が必要となっています。なお、総合栄養食公式オンラインストア(マイロイヤルカナン)では食事療法食は購入できません。
他ブランドと比べる3つの視点
愛猫の食事を選ぶ際、ロイヤルカナン以外のキャットフードと比較検討したい場合もあります。ブランドごとに優劣を決めるのではなく、以下の3つの客観的な基準で愛猫との相性を判断しましょう。
1. 総合栄養食の表示と対象年齢
どのブランドを検討する場合でも、まずはフードの目的が「総合栄養食」であるかを確認します。そのうえで、子猫用、成猫用、シニア猫用など、愛猫の年齢に合致した成長段階の表記がなされているかをチェックすることが大切です。
2. 原材料の構成
主原料にお肉やお魚がどのように使われているか、小麦やトウモロコシなどの穀物が含まれているかを確認します。ロイヤルカナンのように小麦タンパクを使用しているフードもあれば、穀物を使用しないレシピで作られているフードもあります。愛猫の体質や飼い主さんの給与方針に合わせて比較検討しましょう。
3. 給与量と愛猫の食べやすさ
1日あたりに必要な給与量や水分含有量は、フードの形状(ドライかウェットか)によって大きく異なります。ウェットフードのみを主食にするのか、ドライフードを中心にしてトッピングとして使うのかによっても日々の負担が変わります。愛猫が無理なく食べきれる形状や食感かどうかも観察しておきましょう。
キャットフードの比較候補としては、「カナガンキャットフード チキン」や「モグニャンキャットフード」などが挙げられます。それぞれの総合栄養食表記や対象年齢、原材料などの詳しい仕様については、公式の商品ページを確認したうえで比較してみてください。
よくある質問
- ロイヤルカナンのウェットフードはすべて総合栄養食ですか?
- 公式ページで確認できた製品のうち、「インスティンクティブ(グレービー/ゼリー/ローフ)」および「キトン グレービー」は猫用総合栄養食配下に分類されています。中高齢猫用の「インスティンクティブ 7+ ウェット」などの分類やその他の製品については、購入前にパッケージの表示をご確認ください。また、食事療法食は総合栄養食とは異なる分類になります。
- 子猫に与えられるウェットフードにはどんな製品がありますか?
- 確認できた製品としては「キトン グレービー」があります。対象は子猫および妊娠期の母猫用となっており、乳歯に配慮した柔らかな食感が特徴と表記されています。公式区分では誕生から生後12ヵ月齢までが子猫とされていますが、離乳の進み具合には個体差があるため、迷う場合は動物病院に相談しましょう。
- シニア猫にはどのウェットフードを選べばよいですか?
- 7歳以上の中高齢猫向けとして「インスティンクティブ 7+ ウェット(チャンクinグレービー)」が確認されています。なお、ペースト状のローフ製品は生後12ヵ月齢以上の成猫用として表示されており、シニア専用ではありません。また、12歳以上の高齢猫向けウェット製品の有無については公式一覧から確認できていないため、店頭や公式サイトで最新情報をご確認ください。
- ウェットフードだけで毎日の主食にできますか?
- パッケージに「総合栄養食」と記載されているウェットフードであれば主食にできる場合があります。ただし、給与量やコスト、愛猫の状態によって向き不向きがあるため、ドライフードと組み合わせて与える方法も広く用いられています。愛猫に合った給与方法に迷う場合は動物病院へ相談してください。
- ロイヤルカナンのウェットフードはどこで購入できますか?
- 一般向けの総合栄養食ラインは、ペットショップなどの取扱店舗や公式オンラインストア(マイロイヤルカナン)などで購入できます。取り扱い状況は公式サイトの販売店検索機能で確認可能です。一方、食事療法食は動物病院やベッツホームデリバリーなどの認定ストアに限られており、購入にはかかりつけ動物病院の登録が必要となります。
- 多頭飼いで年齢の違う猫がいる場合はどのように与えればよいですか?
- 年齢や健康状態が異なる猫がいる場合は、それぞれの猫の成長段階に適合した対象表示のフードを選び、分けて給与することが基本です。フードごとの給与量目安を確認し、猫それぞれの体重や運動量に合わせて量を調整してください。食事の管理に不安がある場合は獣医師への相談をおすすめします。
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まとめ|ロイヤルカナン猫用ウェットフードの選び方
ロイヤルカナンの猫用ウェットフードを選ぶ際は、大枠のイメージだけでなく、公式の対象表示と愛猫のライフステージを丁寧に照らし合わせることが大切です。
この記事のまとめ
・公式ページで確認できたウェットフードは成猫用3種、子猫用1種、7歳以上用1種の計5製品(2026年9月確認時点)
・ライフステージの年齢区分と各製品の対象表示を分けて確認し、愛猫の月齢に合ったものを選ぶ
・主食にする場合は総合栄養食の表示、原材料欄、給与量の目安をチェックする
・食事療法食は獣医師の指導のもとで与えるものであり、総合栄養食とは購入先も異なる
愛猫の体質や食べるペースを観察しながら、毎日の食事管理を無理のない形でサポートしてあげてください。



