オールウェルとピュリナワンを比較|原材料・価格・選び方

2026年10月6日更新 | いぬまめ編集部

オールウェルとピュリナワンのどちらを選ぶべきか迷った際、「どちらのブランドが総合的に優れているか」という一律の結論を出すことはできません。なぜなら、同じブランド内でも商品ごとに原材料、対象年齢、設計目的が大きく異なるためです。

この記事では、2026年9月時点で確認できた公式資料の正確な情報をもとに、両ブランドの具体的な仕様の違いと、愛猫に合わせた選び方の判断基準を整理して解説します。

商品の公式情報を確認

対象年齢・原材料・購入条件を公式サイトで確認してください

▶ カナガンキャットフード チキンの公式サイトを見る

※価格・送料・定期購入の条件は公式サイトでご確認ください

目次

オールウェルとピュリナワンを比べる4つの項目

食事の吐き戻しに関する設計

ユニ・チャームのオールウェル(室内猫用 贅沢素材入り フィッシュ味など)には、独自の食物繊維配合技術が採用されています。これは、お腹の中で粒が素早くふやけて崩れることで、ドライフードを粒のまま吐き戻すことを軽減することを目指した設計です。

公式資料によると、pH2.5の液体に10分間浸した際に60%以上の粒の硬さが2.5kgw以下となる測定基準が示されています。ただし、この吐き戻し軽減の度合いには猫ごとの個体差があることが公式に明記されています。

注意

オールウェルの食物繊維配合技術は、通常の粒と比較してふやけやすさを追求したものであり、「病気に由来する嘔吐に効果があるものではありません」と公式に注記されています。吐き戻しが頻繁に続く場合は、自己判断せず動物病院へ相談してください。

なお、公式ラインナップにおいて「独自の粒設計」という表現は早食いケア用の別ラインに用いられており、吐き戻し軽減の食物繊維配合技術とは区別されています。また、ピュリナワンとの優劣を比較した公式データは存在しないため、どちらが吐き戻しに強いかを断定することはできません。

原材料とグレインフリー

主原料の構成やグレインフリー(穀物不使用)の有無は、商品ごとに大きく分かれています。

オールウェルの「室内猫用 贅沢素材入り フィッシュ味」では、原材料名の先頭に穀類(トウモロコシ、パン粉、コーングルテンミール)が記載され、続いて肉類(チキンミール等)、魚介類が並びます。また、同商品には天然小魚とささみのフリーズドライが含まれている点が特徴です。

一方、ピュリナワンは商品によって原材料の設計が異なります。確認できたチキン系商品(グレインフリー1歳以上チキン、美味を求める成猫用、健康マルチケア7歳以上)はいずれも原材料表示の先頭が生のチキンとなっています。

商品名 主原料表記(先頭) 穀類の有無 特徴的な原材料・粒
オールウェル 室内猫用 贅沢素材入り フィッシュ味 穀類(トウモロコシ等) 使用あり 天然小魚・ささみフリーズドライ入り
ピュリナワン グレインフリー 1歳以上 チキン チキン(生) 穀物不使用 やわらかほぐし粒入り、えんどう豆・キャッサバ粉等
ピュリナワン 美味を求める成猫用 1歳以上 チキン チキン 使用あり(とうもろこし、米、小麦) 通常のドライ粒設計

ピュリナワンのグレインフリーシリーズは、穀物が苦手な猫に向けた食物アレルゲンケアとして展開されています。ただし、穀物を使用しない代わりにえんどう豆でんぷんやキャッサバ粉、大豆たんぱくなどが使われているため、穀類以外の原材料も商品表示で確認することが大切です。

対象年齢と健康維持に配慮したライン

年齢に応じたラインナップの区分にも違いが見られます。

ピュリナワンでは、成猫用(1〜7歳程度)のほか、シニア向けとして「7歳以上」「11歳以上」「15歳以上」「18歳以上」という区分が公式に用意されています。例えば「健康マルチケア7歳以上 チキン」では、適切なたんぱく質・脂肪の栄養設計による体型維持や、尿pHをコントロールするミネラルバランスの調整など、複合的な健康維持が訴求されています。

対するオールウェルもシニア展開があり、「高齢猫の腎臓の健康維持」として「10歳以上」「15歳以上」のラインナップが展開されています。腎臓の健康サポートや尿路への配慮は両ブランドともに用意されているため、愛猫の現在の年齢区分と照らし合わせて選ぶ必要があります。

内容量と購入時の価格

パッケージの容量展開は商品ラインによって異なり、一部のサイズには販路の制限があります。

オールウェルの「室内猫用 贅沢素材入り」は、750g(375g×2袋)や1.5kg(375g×4袋)のように小袋に分かれた仕様が確認できます。また、同ブランドの「腸内環境の健康維持に配慮した フィッシュ味」では、お試し140g、800g、1.6kg、2.5kgの展開が確認されています。

ピュリナワンの標準的な包装は、グレインフリー1歳以上チキンが1.6kg、美味を求める成猫用が2kgなどとなっています。なお、3.6kgや4.4kgといった大容量パックはAmazon限定などの特定販路に限定されている点に留意してください。

実売価格は店舗や時期によって変動するため、どちらが安価であるかを一概に言うことはできません。購入時は、「税込購入価格 ÷ 内容量(g)× 100」で100gあたりの単価を算出して比較するのが確実です。

愛猫に合う商品を選ぶ3つの手順

年齢と用途を商品表示で合わせる

まずは愛猫の実年齢と、生活環境に合った用途を選びます。1歳から6歳前後の成猫であれば標準的な成猫用や体重管理用、7歳以上であればシニア向けラインが検討候補となります。

特に高齢期に入った猫は、各ブランドの区分(オールウェルなら10歳以上・15歳以上、ピュリナワンなら7歳以上・11歳以上・15歳以上・18歳以上)を確認し、配慮したいポイント(腎臓、下部尿路、体型維持など)と合致しているかを確かめてください。

気になる原材料を商品単位で確認する

原材料にこだわりたい場合は、ブランド名だけで判断せず、必ず個別のパッケージ裏面を確認します。

・第一主原料に肉や魚が来ているか(ピュリナワンの一部商品など)

・穀物の有無(ピュリナワン グレインフリーシリーズなど)

・食物アレルギーが疑われる特定の豆類や穀類が含まれていないか

穀物を避けたい場合は、原材料欄に小麦やとうもろこしの記載がないこと、および「グレインフリー」の表記があるかをチェックしましょう。なお、特定の食材に対するアレルギーが疑われる場合は、フード変更の前に獣医師に相談することをおすすめします。

食べ切れる容量と費用を確認する

大容量パックは単価を抑えやすい傾向がありますが、開封後に長期間放置すると風味が落ちて猫が食べなくなる原因になります。室内飼いの単頭飼育であれば、小袋に小分けされた商品や、1か月程度で消費できる1.5kg前後のサイズが管理しやすい選択肢です。

多頭飼いで消費ペースが早い場合は、大容量サイズの取り扱い状況(特定通販限定かどうか)と、継続的にかかる月間の給与コストを計算して選定しましょう。

編集部の一言

日々の食事選びでは、粒の形状や好みの傾向も大切です。「食べやすさ」や「原材料の質」など、愛猫の体質に合わせて無理のない選択肢を見つけていきましょう。

愛猫の食事を見直しませんか?

ねこまめ編集部が厳選した、素材・品質にこだわるキャットフードをご紹介します。

カナガン キャットフード チキン モグニャン キャットフード

商品の公式情報を確認

対象年齢・購入条件を公式サイトで確認してください

▶ カナガンキャットフード チキンの最新価格を見る

切り替え前に確認したい2つのこと

新しいフードへ少しずつ切り替える

急に食事を切り替えると、消化器官に負担がかかり便が緩くなったり、警戒して食べなくなったりすることがあります。

ピュリナワン公式では、お腹への負担を軽減するために「7〜10日程度かけて切り替える」手順が案内されています。現在のフードを毎日少しずつ減らし、新しいフードをごく少量から徐々に増やしていく方法が推奨されています。

吐き戻しが続くときは食事だけで判断しない

「フードを吐き戻し軽減タイプに変えれば安心」と考えがちですが、食事の工夫だけで解決できないケースも存在します。前述のとおり、フードの食物繊維配合技術などは健康な猫のドライフードの吐き戻しを軽減するためのものであり、病気の治療や予防を目的としたものではありません。

吐いたあとにぐったりしている、下痢や発熱を伴う、短期間に何度も吐くといった様子が見られる場合は、食事の変更で様子を見るのではなく、速やかに動物病院を受診してください。

よくある質問

オールウェルとピュリナワンはどちらが安いですか?
実売価格は店舗や通販サイト、購入する容量によって異なるため、どちらが安いとは一概に言えません。公平に比較するには、同じ購入先における「税込価格 ÷ 内容量(g)× 100」で計算し、100gあたりの単価を算出して比較してください。
オールウェルなら吐き戻しが気になる猫に選べますか?
オールウェルの該当商品は、お腹の中で素早くふやけて崩れる食物繊維配合技術が採用されており、粒のまま吐き戻すことを軽減する設計になっています。ただし公式に記載されているとおり効果には個体差があり、病気に由来する嘔吐には対応していません。
ピュリナワンはすべてグレインフリーですか?
すべてがグレインフリーではありません。「グレインフリー 1歳以上 チキン」などの穀物不使用商品がある一方で、「美味を求める成猫用」やシニア向け商品など、とうもろこしや小麦などの穀類を使用しているラインナップも多く存在します。
高齢猫向けの商品は両方にありますか?
はい、両ブランドともに展開されています。ピュリナワンは「7歳以上」「11歳以上」「15歳以上」「18歳以上」のシニア区分があり、オールウェルにも「10歳以上」「15歳以上」の高齢猫向け腎臓健康維持ラインが用意されています。
多頭飼いなら大容量を選ぶべきですか?
消費ペースが早く1か月程度で食べ切れる場合は、大容量を選ぶことで購入頻度やコストを抑えやすくなります。ただし、ピュリナワンの3.6kgや4.4kgなどのサイズはAmazon限定などの販路制限があるため、入手性や保管場所も考慮して決める必要があります。
フードを替えるときは何日かければよいですか?
ピュリナワンの公式案内では、お腹への負担を軽減するために「7〜10日程度」かけて切り替えることが推奨されています。最初はごく少量から混ぜ始め、愛猫の便の状態や食欲を確認しながら徐々に新しいフードの割合を増やしてください。

あわせて読みたい

まとめ|愛猫の体質と商品仕様に合わせて選ぼう

この記事のまとめ

・吐き戻しへの配慮:オールウェルは食物繊維配合技術で粒がふやけやすい設計だが、個体差があり病気由来の嘔吐には対応しない

・原材料の違い:ピュリナワンは第一主原料に生肉を使う商品やグレインフリー商品があるが、穀類を含む商品も併存する

・年齢と用途:ピュリナワンは7歳〜18歳以上、オールウェルは10歳・15歳以上など、愛猫の年齢区分に合わせて商品を選ぶ

・選び方の基準:ブランド名だけで決めず、商品単位の原材料表示と100gあたりの単価を確認して判断する

オールウェルとピュリナワンは、それぞれ異なるアプローチで猫の健康維持をサポートするフードです。まずは「穀物を避けたいのか」「吐き戻しが気になっているのか」といった愛猫の現状の悩みを明確にし、個別の商品仕様を比較したうえで最適なものを選んであげてください。

フードの公式情報を確認

▶ カナガンキャットフード チキン 公式サイト

▶ モグニャンキャットフード 公式サイト

猫の暮らしの関連記事