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犬の寝相でわかる心理状態7パターン|寝方の意味を獣医学的に解説

※この記事は複数の獣医師監修の信頼できる情報源をもとに作成しています。

愛犬がスヤスヤ眠っている姿を見て、「この寝方にはどんな意味があるんだろう?」と思ったことはありませんか。仰向けでお腹を丸出しにしていたり、丸まってボールのようになっていたり――犬の寝相は実にバリエーション豊かです。

実は、犬の寝相にはそのときの心理状態や体調が反映されていることが、獣医学的な観点からも指摘されています。寝相のパターンを知っておくと、愛犬が安心しているのか、それとも体に不調を抱えているのか、日常のなかで自然に気づけるようになります。

この記事では、犬の寝相を「リラックスしているときの4パターン」と「注意が必要な3パターン」に分類し、それぞれの意味を獣医学的な根拠を交えながら詳しく解説します。後半では、愛犬に快適な睡眠環境をつくるコツやよくある疑問にもお答えしていますので、ぜひ最後までご覧ください。

  1. 犬の睡眠の基本知識|まず知っておきたい3つのポイント
    1. 犬の平均睡眠時間は12〜15時間
    2. レム睡眠とノンレム睡眠の割合
    3. 犬も夢を見る?最新の研究データ
  2. 【リラックス編】安心しているときの寝相4パターン
    1. 1. 横向き寝|安心して熟睡しているサイン
    2. 2. 仰向け寝(へそ天)|最大限のリラックスと暑さ対策
    3. 3. 飼い主にくっついて寝る|信頼と安心の証
    4. 4. スーパーマン寝(うつ伏せ手足伸ばし)|エネルギー満タンのサイン
  3. 【注意編】気をつけたい寝相3パターン
    1. 5. 丸まり寝(ドーナツ型)|寒さ・緊張・防御本能のサイン
    2. 6. うつ伏せ寝(手足を体の下に隠す)|警戒モードのサイン
    3. 7. 祈りのポーズ(前足伸ばし・お尻上げ)|腹痛の可能性あり、要注意
  4. 寝相と寝る場所の関係|どこで寝るかにも意味がある
    1. 飼い主のベッドや布団の上
    2. ケージ・クレートのなか
    3. 玄関やドアの近く
    4. 涼しい床やタイルの上
    5. 飼い主から離れた隅のほう
  5. 愛犬に快適な睡眠環境をつくる5つのコツ
    1. コツ1:適切な室温・湿度を保つ
    2. コツ2:体に合ったベッドを選ぶ
    3. コツ3:静かで落ち着ける寝場所を確保する
    4. コツ4:日中に適度な運動をさせる
    5. コツ5:寝ているときはそっとしておく
  6. 犬の寝相に関するよくある質問(FAQ)
    1. Q1. 犬が寝ているときに足をバタバタさせるのは正常ですか?
    2. Q2. 犬の寝相が急に変わったのですが、病気のサインですか?
    3. Q3. 犬と一緒のベッドで寝ても大丈夫ですか?
    4. Q4. 犬が寝ているときにいびきをかくのは普通ですか?
    5. Q5. 子犬がずっと寝ていて心配です。大丈夫でしょうか?
  7. まとめ|寝相は愛犬からの「無言のメッセージ」

犬の睡眠の基本知識|まず知っておきたい3つのポイント

寝相の意味を正しく理解するために、まずは犬の睡眠に関する基本的な知識を押さえておきましょう。人間とは異なる犬ならではの睡眠のしくみを知ると、寝相を見る目が変わるはずです。

犬の平均睡眠時間は12〜15時間

犬の1日の平均睡眠時間は12〜15時間といわれています。これは人間の約7〜8時間と比べるとかなり長い数字です。

さらに、年齢によって必要な睡眠時間は大きく変わります。

年齢 平均睡眠時間 特徴
子犬(生後〜1歳頃) 18〜20時間 成長ホルモンの分泌が活発で、とにかくよく眠る
成犬(1〜7歳頃) 12〜15時間 活動量が安定し、睡眠も規則的になりやすい
シニア犬(7歳以降) 18〜20時間 体力の回復に時間がかかり、昼寝の回数も増える

特にシニア犬の場合、急に睡眠時間が極端に増えたり減ったりしたときは体調の変化を疑う必要があります。シニア犬におすすめのドッグフードの見直しとあわせて、日頃の睡眠パターンも観察しておくとよいでしょう。

レム睡眠とノンレム睡眠の割合

犬も人間と同じように、レム睡眠(浅い眠り)ノンレム睡眠(深い眠り)を繰り返しながら眠っています。ただし、その割合は人間と大きく異なります。

睡眠の種類 人間
レム睡眠(浅い眠り) 約20〜25% 約80%
ノンレム睡眠(深い眠り) 約75〜80% 約20%

犬はレム睡眠の割合が非常に高く、眠りの大部分が浅い状態です。これは野生時代に外敵からすぐに逃げられるよう、浅い眠りを多くとる必要があった名残と考えられています。

また、犬は「多相性睡眠」といって、1日のなかで短い睡眠と覚醒を何度も繰り返すスタイルをとります。研究によると、犬の睡眠・覚醒サイクルは「平均16分の睡眠と5分の覚醒」で構成されているとの報告もあり、いかに眠りが断続的であるかがわかります。

犬も夢を見る?最新の研究データ

愛犬が寝ているときに足をバタバタさせたり、小さく「ワンッ」と声を出したりする姿を見たことがある方は多いでしょう。

マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、動物のレム睡眠中の脳波を分析し、「動物は複雑な夢を見ており、覚醒時の長い出来事の記憶を再生・整理している」と結論づけています。

また、ハーバード大学の心理学者ディアドラ・バレット博士は「ほとんどの哺乳類は人間と似たような睡眠サイクルを持っているため、犬も人間と同じように夢を見ていると考えられる」と指摘しています。

興味深いのは、夢の頻度や長さが犬のサイズによって異なるという点です。小型犬は約10分おきに短い夢を見る一方、大型犬は60〜90分間隔で長めの夢を見るとされています。ブリティッシュコロンビア大学のスタンレー・コレン名誉教授によると、子犬やシニア犬は脳幹の「橋(きょう)」の機能が未熟または低下しているため、睡眠中に体が動きやすく、夢を見ている様子がわかりやすいのだそうです。

筆者の愛犬(マルプー・3歳メス)も、よく寝ながら小刻みに足を動かしたり、ときどき「クゥーン」と甘えるような声を出したりします。きっと大好きなおやつを追いかける夢でも見ているのでしょう。

【リラックス編】安心しているときの寝相4パターン

ここからは、犬がリラックスしているときに見せる代表的な寝相を4つご紹介します。愛犬がこれらの寝相をしていたら、「安心して過ごせているんだな」と受け取って大丈夫です。

1. 横向き寝|安心して熟睡しているサイン

横向き寝は、犬の寝相のなかでも最もポピュラーなスタイルのひとつです。体の側面を下にして足を伸ばし、リラックスした状態で眠ります。

獣医学的な解説:

  • お腹や内臓などの急所が部分的に露出するため、周囲の環境に安心感を持っていることを示す
  • この姿勢ではノンレム睡眠(深い眠り)に入りやすく、足がピクピク動く「夢を見ているサイン」が観察されやすい
  • 体の片側で全体重を支えるため、関節への負担が少なく、長時間の深い睡眠に適した姿勢

こんな犬に多い:飼い主との信頼関係がしっかり築けている犬、家に慣れた犬。室内飼いの犬に多く見られます。

2. 仰向け寝(へそ天)|最大限のリラックスと暑さ対策

犬が仰向けになり、お腹を天井に向けて四肢を脱力させた寝相は、通称「へそ天」と呼ばれます。見た目のインパクトが大きく、SNSでも人気の寝相です。

獣医学的な解説:

  • お腹は犬にとって最大の急所であり、そこを完全にさらけ出すのは「ここは絶対に安全だ」と感じている証拠
  • お腹には毛が少なく、皮膚が薄いため、体の熱を効率よく放散できる。暑い季節や暖房の効いた室内では体温調節のためにこの姿勢をとることもある
  • 四肢の筋肉が完全に弛緩しており、最も深いリラックス状態にあるといえる

筆者の愛犬(マルプー・3歳メス)は、まさにこの「へそ天」が定番の寝姿です。リビングのど真ん中で堂々とお腹を見せて寝ている姿を見るたびに、「この家が安全だと思ってくれているんだな」とうれしくなります。夏場は特に頻度が上がるので、やはり暑さ対策の面もあるのでしょう。

こんな犬に多い:家庭環境に完全に安心している犬、暑がりな犬。性格的にはおおらかで甘えん坊なタイプに多い傾向があります。

3. 飼い主にくっついて寝る|信頼と安心の証

飼い主の足元、膝の上、布団のなかなど、とにかく飼い主の体に密着して眠るスタイルです。犬種を問わず多くの犬に見られます。

獣医学的な解説:

  • 犬は群れで生活する動物であり、信頼するリーダー(飼い主)のそばで眠ることは「群れ行動」の一環
  • 飼い主の体温やにおい、心音が安心材料となり、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が抑えられる効果がある
  • 子犬期に母犬や兄弟犬と密着して寝ていた経験が、成犬になっても残っているケースもある

注意点:くっついて寝ること自体は問題ありませんが、飼い主がいないと全く眠れない状態が続く場合は「分離不安」の傾向がないか注意が必要です。飼い主がそばにいなくても穏やかに過ごせる時間をつくる練習も大切にしましょう。

4. スーパーマン寝(うつ伏せ手足伸ばし)|エネルギー満タンのサイン

うつ伏せの状態で、前足と後ろ足を前後にぐっと伸ばした姿勢は、まるで空を飛ぶスーパーマンのように見えることから「スーパーマンポーズ」と呼ばれています。別名「スプルート」とも。

獣医学的な解説:

  • この姿勢はすぐに起き上がって動ける「スタンバイ状態」を意味する
  • 深い眠りというよりは浅い休憩(レム睡眠寄り)であることが多く、遊びたい気持ちやエネルギーが有り余っているときに見られやすい
  • お腹を冷たい床に密着させることで、体温を下げる効果も期待できる

こんな犬に多い:子犬や若い犬、活発でエネルギッシュな犬種。遊びの途中で「ちょっと休憩」するときにこの姿勢になることが多いです。

【注意編】気をつけたい寝相3パターン

続いては、愛犬が見せたときに少し注意して観察してほしい寝相を3つ紹介します。必ずしも異常があるとは限りませんが、普段と違う場合はサインを見逃さないようにしましょう。

5. 丸まり寝(ドーナツ型)|寒さ・緊張・防御本能のサイン

体をくるりと丸めて、鼻先をしっぽに近づけるようにして眠る姿勢は「ドーナツ型」「アンモナイト型」とも呼ばれます。

獣医学的な解説:

  • 最も多い理由は「寒い」こと。体を丸めることで表面積を小さくし、体温の放散を防いでいる
  • お腹や内臓といった急所を隠す防御的な姿勢でもあり、緊張や不安を感じているときにもこの寝相をとることがある
  • 元来、犬は狭い穴倉を寝床にしていた動物であり、本能的な習性として丸まるケースも少なくない

見極めのポイント:

  • 寒い季節に丸まっている → 室温が低すぎる可能性。暖房やブランケットで調整を
  • 暖かい場所でも丸まっている → 緊張や警戒のサインかもしれない。周囲に不安要素がないか確認を
  • 体がこわばっている・力が入っている → 痛みや体調不良の可能性。普段の寝相と比較して変化がある場合は獣医師に相談を

6. うつ伏せ寝(手足を体の下に隠す)|警戒モードのサイン

うつ伏せの状態で、前足・後ろ足を体の下にたたみ込むようにして眠る姿勢です。スフィンクスのような見た目になることから「スフィンクスポーズ」とも呼ばれます。

獣医学的な解説:

  • 足をたたんでいるため瞬時に立ち上がることができる姿勢であり、犬が周囲を警戒している状態を示すことがある
  • この姿勢では筋肉が完全にはリラックスしておらず、深い眠りに入りにくい
  • 新しい環境に来たばかりの犬、来客が多い家庭、外の物音が気になる犬に多く見られる

見極めのポイント:

  • 一時的にこの姿勢をとるだけなら心配はない。昼寝の「うたた寝」程度の浅い休憩として正常
  • 常にこの姿勢でしか眠らない場合は、環境にストレス要因がないか見直す必要がある
  • 寝床の場所を変える、静かな空間を用意するなどの対策が効果的

7. 祈りのポーズ(前足伸ばし・お尻上げ)|腹痛の可能性あり、要注意

前足を前に伸ばし、胸を床につけ、お尻を高く上げた姿勢は「祈りのポーズ」と呼ばれます。一見するとストレッチのように見えますが、獣医学的には注意が必要な寝相のひとつです。

獣医学的な解説:

  • この姿勢をとると内臓の圧迫が緩和されるため、腹痛を和らげようとしている可能性がある
  • 犬は痛みに強い動物であり、野生時代の本能から弱みを見せまいとする傾向がある。そんな犬がこのポーズをとるということは、かなり強い痛みを感じているサインと考えられる
  • 特に急性膵炎でこのポーズが見られることが多く、獣医師の間では「膵炎のサイン」として知られている

この姿勢と「プレイバウ」の見分け方:

比較項目 祈りのポーズ(要注意) プレイバウ(遊びの誘い)
表情 元気がない、表情がこわばっている 目がキラキラ、口が開いている
しっぽ 下がっている、動かない ブンブン振っている
持続時間 長時間同じ姿勢を維持 一瞬〜数秒で動き出す
その他の症状 嘔吐、下痢、食欲不振、震え なし(元気いっぱい)

疑われる病気:

  • 急性膵炎:膵臓の消化酵素が自身の組織を消化してしまう疾患。嘔吐・下痢・食欲低下を伴うことが多い
  • 胃拡張・胃捻転:胃がガスで膨張し、ねじれてしまう緊急疾患。大型犬に多く、発症から数時間で命に関わる
  • 消化管の異物誤飲:犬が食べてはいけないものを口にした場合にも腹痛のサインとしてこのポーズをとることがある

愛犬がこのポーズをとり、元気や食欲がない、嘔吐・下痢があるなどの症状が見られる場合は、速やかに動物病院を受診してください。

寝相と寝る場所の関係|どこで寝るかにも意味がある

犬の心理状態は、寝相だけでなく「どこで寝るか」にも表れます。愛犬が好む寝場所にも注目してみましょう。

飼い主のベッドや布団の上

飼い主と同じベッドで寝たがる犬は、飼い主への強い信頼感と愛着を持っています。飼い主の体温やにおいに包まれることで安心感を得ており、群れの仲間と一緒にいるような感覚で眠っていると考えられます。

ただし、飼い主と寝る場所を共有することで分離不安が強まるケースもあるため、状況に応じて適度な距離感をつくることも大切です。

ケージ・クレートのなか

ケージやクレートを好んで眠る犬は、「自分だけの安全な巣穴」として認識しています。犬の祖先であるオオカミが穴倉で休んでいた本能に由来するもので、狭くて暗い空間に安心感を覚える犬は多くいます。

クレートトレーニングがうまくいっている証拠でもあるため、無理に外に出す必要はありません。

玄関やドアの近く

玄関やドアのそばで寝る犬は、「家族を守りたい」という番犬的な意識が働いている可能性があります。また、飼い主の外出を察知して「帰ってくるのを待っている」場合もあります。

涼しい床やタイルの上

フローリングやタイルなど冷たい場所を選んで寝ている場合は、暑さを感じているサインです。特に夏場や暖房が効きすぎている部屋では、犬が自分で涼しい場所を見つけて体温調節をしています。

飼い主から離れた隅のほう

普段は飼い主のそばで寝るのに、急に離れた場所で寝るようになった場合は注意が必要です。体調不良や痛みがあるとき、犬は静かな場所でひとりになりたがることがあります。他に食欲の低下や元気のなさが見られる場合は、早めに獣医師に相談しましょう。

愛犬に快適な睡眠環境をつくる5つのコツ

犬の睡眠の質を高めるために、飼い主ができる工夫を5つご紹介します。

コツ1:適切な室温・湿度を保つ

犬にとって快適な室温の目安は20〜25度、湿度は40〜60%です。特に短頭種(パグ、フレンチブルドッグなど)は暑さに弱いため、夏場のエアコン管理は欠かせません。

冬場に犬が丸まって寝ていることが多い場合は、室温が低すぎる可能性があります。ブランケットやペット用ヒーターの導入を検討しましょう。

コツ2:体に合ったベッドを選ぶ

犬のベッド選びのポイントは以下の通りです。

  • サイズ:犬が横向きに寝転がっても足がはみ出さない大きさ
  • 素材:季節に合わせて通気性のよいメッシュ素材や保温性のあるフリース素材を使い分ける
  • 硬さ:シニア犬や関節に不安がある犬には、体圧分散に優れた低反発クッションがおすすめ
  • 洗いやすさ:カバーが取り外せて丸洗いできるものが衛生的

コツ3:静かで落ち着ける寝場所を確保する

犬は浅い眠りが多いため、音や光の刺激に敏感です。テレビの音、廊下の人通り、外の車の音などが頻繁に聞こえる場所は避け、静かで落ち着ける場所にベッドを設置しましょう。

壁際や部屋の隅など、犬が「背中を預けられる」場所を好む傾向があります。

コツ4:日中に適度な運動をさせる

研究によると、日中に適度な運動をした犬はノンレム睡眠(深い眠り)の割合が増え、総睡眠時間も長くなる傾向があります。小型犬であれば1日2回、各30分程度の散歩が目安です。

体をしっかり動かすことで、夜間のぐっすりとした質の高い睡眠につながります。

コツ5:寝ているときはそっとしておく

可愛い寝姿を見るとつい触りたくなりますが、睡眠中の犬を急に起こすのは避けましょう。特にレム睡眠中に突然触ると、犬が驚いて反射的に噛みついてしまうことがあります。

起こす必要がある場合は、優しく名前を呼びかけ、犬が自然に目を覚ますのを待つのがベストです。

犬の寝相に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 犬が寝ているときに足をバタバタさせるのは正常ですか?

正常です。レム睡眠中に夢を見ていることが原因で、足を動かしたり、小さく吠えたり、呼吸が速くなったりすることがあります。特に子犬やシニア犬はこの反応が出やすい傾向があります。ただし、全身がけいれんするように激しく震えている場合は「てんかん発作」の可能性もあるため、動画を撮影して獣医師に相談してください。

Q2. 犬の寝相が急に変わったのですが、病気のサインですか?

必ずしも病気とは限りませんが、注意が必要なシグナルではあります。季節の変化(寒くなって丸まるようになった等)であれば自然な反応ですが、特に理由が見当たらないのに寝相が変わった場合は、関節痛や内臓の不調、ストレスなどが原因の可能性があります。数日間続くようであれば獣医師に相談することをおすすめします。

Q3. 犬と一緒のベッドで寝ても大丈夫ですか?

衛生面や安全面に配慮すれば問題はありません。ただし、以下の点に注意しましょう。

  • 定期的なノミ・ダニの駆除とワクチン接種を行う
  • シーツや布団カバーをこまめに洗濯する
  • 小型犬の場合、寝返りで押しつぶしてしまうリスクがあるため注意する
  • 分離不安の傾向がある犬は、ひとりでも眠れるトレーニングを並行して行う

Q4. 犬が寝ているときにいびきをかくのは普通ですか?

短頭種(パグ、フレンチブルドッグ、シーズーなど)は骨格的に気道が狭いため、いびきをかきやすい傾向があります。これ自体は珍しいことではありません。ただし、これまでいびきをかかなかった犬が急にかくようになった場合は、肥満による気道の圧迫、アレルギーによる鼻粘膜の腫れ、鼻腔内の腫瘍などの可能性があるため、獣医師の診察を受けましょう。

Q5. 子犬がずっと寝ていて心配です。大丈夫でしょうか?

子犬は1日18〜20時間ほど眠るのが正常です。成長ホルモンは主に睡眠中に分泌されるため、たくさん眠ることは健やかな発育に欠かせません。起きているときに元気に遊び、食欲もあるようであれば心配はいりません。ただし、起こしても反応が鈍い、ぐったりしている場合は低血糖症などの可能性があるため、すぐに動物病院を受診してください。

まとめ|寝相は愛犬からの「無言のメッセージ」

犬の寝相には、そのときの心理状態や体調が映し出されています。最後に、7つのパターンを一覧でおさらいしましょう。

寝相 心理・体調 判定
横向き寝 安心して熟睡している リラックス
仰向け寝(へそ天) 最大限のリラックス / 暑さ対策 リラックス
飼い主にくっつき寝 信頼・安心感の表れ リラックス
スーパーマン寝 エネルギッシュ・すぐ遊びたい リラックス
丸まり寝 寒さ / 緊張 / 防御本能 要観察
うつ伏せ寝(手足隠し) 警戒モード・浅い眠り 要観察
祈りのポーズ 腹痛(膵炎など)の可能性 要注意

大切なのは、愛犬の「いつもの寝相」を知っておくことです。普段の寝相を把握していれば、「いつもと違う」という変化にすぐ気づくことができます。寝相の変化は、言葉を話せない犬からの「無言のメッセージ」です。

筆者の愛犬(マルプー・3歳メス)を見ていても、季節や体調によって寝相が微妙に変わることがあります。へそ天が多い夏場から、丸まり寝が増える冬場へ。そうした小さな変化に気づけるのは、毎日一緒に暮らしている飼い主だからこそです。

今夜から、愛犬の寝姿をいつもより少しだけ意識して観察してみてください。きっと、愛犬の気持ちがもっと深くわかるようになるはずです。

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